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#200 家庭科の時間

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また寒くなって、雨が降っている。
お陰で、苗に水やる手間は少なくて済む。こんな時は、屋内でも出来る作業を
進めておく。 

前回のブログで書いた通り、苗はまだ準備する必要がある。今回は、【自分で出来る
イネ苗づくり】を紹介していこう。
 
 
 
最初に、次のものを用意する。、

苗づくりセット.JPG

・苗箱 (今回は10枚用意)
・種モミ (発芽寸前まで吸水しているか、芽が出始めているもの) 
・土 (床土と種に被せる覆土は、それぞれ専用のものを用意しても良い)
・30cm以上の直線定規
・計量カップ
・計り(計量レンジ2Kg程度のもの)
・土をすくう器
 
 
なんだか調理実習のようだが、気にせず始めよう。
 

 

まず、苗箱に床土を入れる。そして、苗箱の幅に合わせて両端を切り欠いた
定規を滑らせて、床土の厚みを均一にする。

床土専用定規.JPG

定規の切り欠深さは好みで調整。土の厚みは10~20mm程度の範囲にしておけば
良いだろう。調整が済んだら、速やかに水をかけて土をよく湿らせる。その際に、
シャワーや、ミストで水をかければ、土が偏りにくい。
 
 
次に、種モミの使用量を決める。

一合.JPG

一合のカップは、スリ切り一杯で100g強。手植えなら60~80g前後でも平気
だが、田植え機を使う場合は、100g以上にすると、田植え時に欠株が生じにくい。
今回は、早稲の種なので、密植を考慮して120~130g程度にしてみた。
品種によっても、量は変わってくる。本当はもっともっと薄く撒きたいのだが。
 
 
そして、土の上に散らす。

トッピング.JPG

このように手で満遍なく撒く。この際、苗箱の角や側面のモミが不足していると、
苗が完成にした際に千切れやすくなってしまうので、よく注意すること。
 
 
また、手で撒くのが苦手という人は、このように細かい穴の開いたプラ製の
植木鉢を使っても良いだろう。

植木鉢やるじゃん.JPG

これも、思いの他使いやすい。穴の大きさを自分で変えて使う事も可能。
 
 
 
ここで実験① 【玄米で苗を作ってみよう!】

最近、発芽玄米が流行していたようだが、発芽するのなら、育つかもしれない。
最悪、種が無くなってしまった場合でも、玄米から育苗出来る術を知っていれば
慌てることもない。

発芽玄米.JPG

最初から皮が剥かれているので、塩水選別も消毒もされていないのだが、一週間以上
冷水に浸しておいたところ、それなりに発芽が確認出来る。かなり多めに撒いておけば、
いくらかは物になるかもしれない。
 
 
 
どうも、種蒔きというよりは、味噌か酒の仕込みのような印象がしなくもない。
違和感のある絵である。

何かの仕込みか?.JPG

ちなみに、これは【さわのはな】という品種。検査証明書も何も無いので、もし収穫
できても一般的な流通に乗せることは出来ない。まあ、苗箱ニ枚ぶんしか作っていない
ので、ハナから栽培する気が無いのだが。
 
 
 
そして、土をかぶせて仕上げ。
切り欠いたの定規の反対側を使えば、キレイな面が出る。


キレイに揃える.JPG

ここで実験② 【覆土に竹パウダーを混ぜてみよう】

農業関係者の間で、なにかと話題の竹パウダー。サンプルがまだかなり残っていたので
育苗資材としても使用可能かどうか検証することにした。

これまでにも、生のまま作物の種の上に被せたり、株元に撒いたり、畑にすき込んだり
して使っているが、何も問題が出ていないどころか生育が良いので、今回の使用に踏み
切った。

使用量は、重量比で25%と15%のニ種類を試す。比重は調べていないので換算出来
ないが、かなり覆土の量を嵩張らせることが出来る。育苗に支障が出ないのなら、軽量
培土としても良い資材だ。また、パウダー自体は、既に乳酸菌発行を始めており、酸っ
ぱい香りがする。これなら、雑菌などによる病害も防げるかもしれない。


そして、簡易芽出し器の中で積み重ねておく。
推定4~5日で、芽が土の上に出てくることだろう。

このまま数日まつ.JPG

遠赤外線ヒーター(熱くならない特殊タイプ)を使用していることにより、真っ黄色の
葉が出てくることは避けられないが、最初にこれで芽出しをさせた苗の葉は、毎日徐々
に緑色に変化してきている。波長にもよるが、丈を伸ばしたり、葉の生育を良くする
光線も出ているようなので、それはそれでアリかなと思う。
 
 
 
これにて、3回目の完全手作業苗の準備完了。これで26枚作れた。
もう20~30枚程度作る予定。次は早稲でなく、コシヒカリを試してみよう。
 

まだ寒いが、もう少し暖かくなってきたら屋外での【平置き芽出し法】も試して
みたい。その方法ならば、電気も何も要らない。

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