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#198 飛び道具

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相変わらずの機械ネタ。湿田用途に対応可能な機械について、もうい一機種
使用報告をしておこう。

これは、何処にでもある小型の耕うん機。前回紹介した機種よりは、随分とポピュラー
な存在である。これに、【スターローター】という軸の太い仕様のロータリーを組み
合わせれば、田んぼでも使えると言う。しかし、実際に使用している者から話を聞いた
事がが無い。やっぱり、自分で試してみなければ、何も判らない。
 
 

これは、移動用の動輪が無いので、田んぼに入るといきなり潜ってしまったように
見えるが、逆に言えばそれ以上潜らないということでもあるだけに、期待も
高まる。

超ダークホース.JPG

抵抗棒を一番浅くセットした上で、軽量なのを良いことに、【タ・ニ・シ】を以って
しても入れなかった深い部分へいきなり突っ込んでみる。すると、全く潜る気配も
なく、雑草と泥をほじくっていく。しかも、田んぼの中も素早く動き回れる。
これは、大したものだ。【アメンボ】か【ゲンゴロウ】とでも呼びたくなる仕様である。
 
 

 
そして驚く無かれ、フェンダー寸前まで泥に潜ったような状態でも、田んぼの底に
爪が少しでも引っかかっていれば、そのまま作業がが可能。

これでも進むぜ.JPG


これで、谷津田であってもたいがいの場所ならば、何とか荒起こし、代かきが
出来る見通しが立った事になる。今後の作戦としては、トラクタで大まかに
作業を行った後、小型機種で、残りの深い部分を仕上げるという事になりそうだ。
 
 

次は、お決まりのスタック試験。何を以てしても対応出来ないであろう深い部分
(膝上より上)へ落としてみる。案の定、コイツも見事にはまってくれた。

脱出できる安心.JPG

脱出する場合は、ロータリーの回転を止めて後ろに引っ張る。当然ながら、ディーゼル
管理機を含めた他の機種よりも、圧倒的に簡単に引き上げられる。
しかし、こじるような動きを加えながら脱出させると、とマフラーの排気孔の位地が、
水面スレスレになる事もあり、注意が必要だ。もしも、泥がマフラーの中に入って
しまうと、排気脈動により、砂がエンジン内に入り込む可能性がある。そうなったら
エンジンがオシャカである。湿田で頻繁に使うのなら、排気孔を上方に延長させる
等の改修を加えておいたほうが無難だろうが、ヤバい箇所さえ熟知していれば、
さほど気にする必要も無い。
 
 
全体としは、運搬も楽、何処でも気負わずに入り込め、操作も容易。ついでに
使った後に洗うのも楽。谷津田のような場所では重宝すること受けあいだ。

とは言え、こんな作業をしているのは周囲で自分のみ。
いくら実験をしていると話したところで、奇人呼ばわりされるのは間違いない。

『何で、お前にはトラクタがあるのにそれを持ってこないのか?』

と。谷津田の作業を全部トラクタにやらせたって非効率だとは誰も信じまい。
しかし、水田管理の機械には、とかくカネがかかると脅かされてきたが、もうそんな
声にひるむ必要が無くなったのは間違いない。意外なほどに、湿田は身近なものだ。
 
 
【タ・ニ・シ】と【アメンボ】がいれば、ダブルタイヤやクローラを履いた超湿田
仕様の高額なトラクタなど持ってこなくても、ムチャクチャな箇所を管理できるのだ。
これで、燃料や機械メンテの費用も極端に少なくて済み、やたらとの暗渠工事に金を
かける必要も無くなるのなら、良い事づくめではないか。

これらを徹底して使いこなせば、5町分以下の栽培規模でも本当に自立して経営が
出来るようになるかもしれない。今回の一連の検証によって、そんな光明が見えて
きた気がする。

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コメント(2)

はじめまして、愛知県の東端で週末農家を
楽しんでいるdandaと申します。
私の家にもコマメ(だけとも言う)はあるのですが今まで
田んぼでは一回くらいしか使っていませんでした。
しかし貴ブログを拝見して管理機の可能性に掛けて見ようと
かご車を買って田んぼでも使ってみました。
今まで手作業が主な田起こしでしたが、少しは楽が出来そうです。

dandaさん

はじめまして。
愛知でもこのブログを読んでいる方がいるとは、嬉しい限りです。

先ほどコメントに気づいたのですが、なかなか良いタイミングでした。
今日もこまめは大活躍してくれました。記事をご確認していただければ幸いです。

カゴ車輪は、私は持っていないので、スターローター仕様のみのインプレ
しか紹介していませんが、なんにせよ小さな機械はバカに出来ませんよね。

参考になるかわ自信がありませんが、今後とも、田んぼで色んな作業を試してみる
所存ですので、引き続きブログをお読みいただければと思います。

dandaさんの田んぼで、もし面白い発見があればまたコメントをよろしくお願いします