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#196 手応えあり

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今日も晴れ。
これは絶好の田んぼ日和。この間、湿田に対応出来るよう組み替えた管理機を、
試してみることに。
 
 
 
まずは、水をよく含んで重たくなった土の耕起を試みる。
補助輪だけでは、すぐに沈んでしまい、まともに作業出来なかった条件だ。

荒起こししてます.JPG

お、沈まない。土も重たく、ダマでしかひっくり返せないが、とりあえず作業を
する事は出来る。しかし、負荷も高いようで、思ったほどははかどらない。
と言うか、こんな劣悪な条件で、小型の機械を使う方が無謀なので、作業可能な
だけでもまともと言えるだろう。
 
  
 
そうこうするうちに、外側の車輪と補助輪の間に土が詰まり始める。

ここら一帯の土は粘土質なので、水を含んでいると塊が出来やすい上、やたらと重い。
放っておけば、ひっついた土で、車輪の重量は数倍になる。すると、機械の重量が
増えて機体は地面に潜りやすくなっていき、機械への負荷も上がって作業に影響が
出てくる。その様子を確認するため、暫く土を取り除かずに作業を続行した。結果、
機械の取り回し、耕うん作業は徐々に困難になるものの、土が完全に詰まってしまっ
ても、スタックする事は無く走行可能だった。想像以上に、走破性が高く、これには
驚いた。

そればらばと、調子に乗って、清水の涌く深いところに突っ込んで完全にスタック
させてみたが、バックさせながら、強く引っ張れば、人力で脱出可能。
ディーゼルの管理器のがスタックした場合、なかなかこうは行かない。 
 
重たいよ~.JPG

しかし、過信は禁物。土が詰まった状態での作業は、駆動系全てに必要以上の
負担がかかる。今回は、飽くまでも検証のために行った作業であり、普段からこの
ような使い方ばかりしていれば、そのうちに駆動軸が折れるなり、チェーンが切れる
なりの故障が起こると思われる。その前に、ホイールのピンが切れて他を保護する
構造にはなっているものの、イレギュラーな作業には、常にメーカーが想定する以上の
負荷をかけていると思っておいて間違いは無い。

  
 
次は、水を張った状態での作業。

スンナリと、土をかき混ぜながら進んでいく事が出来る。
負荷も、先ほどの荒起こしより軽いようだ。水があれば、泥の付着は少なく
ほぼ予想した通りの結果が出た。

水を得たタニシ.JPG

常識的な湿田での作業ならば、充分に通用しそうである。
旋回には、若干のコツが必要だが、そこまで力が必要という訳でもない。

作業速は、1速だとかったるい。2速が丁度良いが、耕起作業に使う場合は、1速を
選んだほうが無難だろう。また、耕深調節機構を兼ねた前輪部分は、せいぜい、下から
2段目までしか使用出来ない。湿田だと、前輪が泥に食い込んでしまうため、代かき
作業をするなら一番下(つまり移動)の位地が丁度良さそうだ。


快調に混ぜてます.JPG

留意点として、今回は代かきを想定して、深めに水を張って作業をさせている事。
中途半端な水量では、おそらく泥づまりが起きて作業困難になると思われる。
 
 
 
それでも、少し深めに土を混ぜようとすると、スタックしかかる。
ほじくる土の量が多いと、それを希釈する水が一時的に不足して、機械の周囲全体の
泥の粘度が増し、水に分散にくくなる。そして、それが抵抗となって、車輪とロータ
リーが同じ場所で空転して、更に泥を発生させてしまうのだ。

潜っても、自力で脱出.JPG

しかし、ここでも先ほどと同じようにバックで脱出。しかもアシスト無し。
脱出しても、機体の周囲は泥ばかりだったが、作業速のままで、少しずつ泥を押しのけ
ながらズルズルと動き回れる。遅くても、そのまま水の多いところまで移動できれば
勝手に元に戻る。その際に掘れた部分は、整地板などで均しておくこと。


しかし、湿田でのこの挙動たるや、やっぱり【タ・ニ・シ】そのものだと思う。 
 
 

潜っても、潜り切らない特性。これは軽量な小型機ならではの強みだ。
なにしろ、トラクターを派手に落としてしまったら、場合によってはユンボを運んで
きて引っ張ってウン万円という世界なのだから。

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コメント(2)

谷津田見習いさま、戦犯お話しした。研修生の報告をさせていただきます。T松くんは、とてもしっかりしていて農業に対してやる気は十二分にあると思いました。ただ稲作については全く経験がなく刈払機の扱いもしたことがないとのことでした。当然トラクターなとあろうはずか無いのです。ですが、こめ吉としては本人の稲作のいかにないしてやりたいと言う強い気持ちがあったのでこめ吉は受け入れてもいいと本人に伝えました。それと、谷津田田んぼ見習いさんにもらったアドバイス余すところなく使わしていただきました。ありがとうございました。後は本人の気持ち次第です。

こめ吉さん

いつもお世話になります。

このブログで、こめ吉さんの取り組みを紹介して早々、反応があったようで、こちらも
嬉しく思います。稲作に強い関心を持つ方も、しっかりいたんですね。

こちらも、師匠の援助があったとは言え、ゼロからの稲作に取り組むにあたっては未だに
試行錯誤の連続です。そんな経験を、少しでもこめ吉さんに伝えられただけでも、意味
のある事をしていたという実感が湧いてきます。


先方さんのスキルより、意志を尊重した辺りにもこめ吉さんの良心が感じられます。
受け入れるとなれば、お互いに教わることだらけになると思いますが、そんな中
微力でも力添えが出来るよう、こちらも頑張ってまいります。