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#195 今度は水切れ

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朝7時に、苗に水をかける。

そして、正午過ぎまで親分の田植え作業を手伝った後、また水をやりにハウスへ戻る。


すると、葉の一部が、針金のように細くなっている。これは完全に水切れ。
昨日までの天気とうって変わり、今日は快晴。油断もスキも無い。

こtrは痛い.JPG

慌てて水をかける。水切れの時間が短時間ならば、しばらくしてから回復する
事もあるが、被害範囲の広い部分は、完全に回復することは無いだろう。

 
 
最もやられている箇所がここ。

ミステリーサークル.JPG

ここは、3日前にも水切れを起こした部分。針金のサークルが更に拡大してしまった。
こうなると、もうこの苗をそのまま田植え機にかけて使用することは出来ない。
被害にあった部分を切り取って使うか、捕植用の苗に回すかするしかない。

被害にあった面積が小面積でも、このように当たった苗箱が多いと、途端に苦しく
なる。天候は、刻一刻と変化するため、寒くても、日差しが強くても、直ぐに
ハウスに飛んでいかなければいけない日々が続く。


既に、植えられる苗もチラホラ出始めた。予定を前倒しして、最初の田植えを
一週間以内に行おう。しかし、まだ準備は整っていない。最悪は、田んぼに水を
張って、生育の良い苗を投げ込んでおく事にする。いや、もう投げ込んでしまおうか。
既に充分成長してきているのだ。ハウスでぬくぬくさせているより、早く外に慣れて
もらった方が、強い子になれるはずだ。なにしろ、決して良い環境にいない育て主
だって、それなりに生きているではないか。

 
 
 

ところで、先週にみんなで作ってみた苗箱は、順調に芽が出てきたので、生コン
事務所の外に並べて管理している。

みんなの苗.JPG

芽が出るまでの温度管理も作業場内で行った。一週間で並べられるようにするため、
改装時の余り木材・コンクリートブロック・スノコ・育苗用透明シート・オイルパン
・業務用遠赤外線ヒーターなどを用いて、簡易的な芽出し器を組み立てて試した所、
サーモスタット無しにも関わらず、気温を問わず常時30℃前後での保温に成功。
(消費電力は、最大出力の1/4、250WでOK)
 
 
なんか色が違う.JPG

但し、普通の芽出し器での結果と異なる部分がひとつ。出てきたばかりの葉が既に
真っ黄色なこと。暗闇の中でも、可視光線以外の光はヒーターから確実に葉まで
届いているようだ。これが生育にどう影響するのかは、今後も観察を続けて確認
していく。問題がなければ、来年はこのインチキ芽出し器の改良型を製作して
使用することにする。試算によれば、一万円以下で、しっかりしたものが作れる
はずだ。

因みに、試作品は余りにもカッコ悪いので、今回写真をアップすることは避けた。
今後も苗の生育が順調ならば、追って紹介していくことにしよう。

それと芽出しの前段階である、種モミの含水にあたっては、催芽器(種モミを浸けた
水を循環させ、酸素を送る装置)を使用する代わりにと、コンテナに水を張り、
水槽用のエアポンプからチューブを分岐させ、グニャグニャと曲げれる長いエアストー
ンを2本繋いで沈め、朝晩と水を取り替え続ける事で対応。これで何の問題も出てい
ない。それどころか驚いたことに、種モミを沈めて2週間以上が経過したにも関わらず
発芽しかかったモミが窒息死する気配も無い。
(地下水を使用、常時水温15℃以下)

本来、発芽してしまった種モミは播種器(種を蒔いて土をかぶせる装置)にかける
事が出来ないため、普通の農家では捨てるのだが、何のことはない、小規模の栽培
なら、手で種を蒔いてもよいのだ。この、【ふさおとめ】は頂き物。タダで実験し
放題である。
 
 
 
何だ、これで済むのなら、そこまで色々と揃える必要など無いではないか。
他に省ける機械など、いくらでもありそうな気がしてきた。
 
 

最近、農器具メーカーを敵に回すようなことばかりしているかもしれない。
しかし、金がないだけである。本当に必要なものは、そんなもの無くても買うものだ。

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