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#189 農的な週末の過ごし方

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向風学校スタッフによる、4月度の作業。
 
 
まずは、先日の第二田んぼ(長期の未耕作地)を確認。

不耕起でいくか?.JPG

前回、徹底的なヤブ刈りと清掃を行ったので、新たなゴミの投棄は無い。
引き続き雑草の処理・アゼの修正・栽培する品種の選定・肥料の用意等、やる
ことは沢山あるが、飽くまでも、彼らが主体的に管理を覚えていかなければ
耕作する意味が薄れてしまう。

と言うわけで、第二田んぼの管理については、スタッフの吉富くんにリーダーを
してもらう事に決定。不耕起・直播や混植・遅植えなど、興味のあることがあれば
試して見ると良いだろう。勿論、作業面では全力でバックアップします。
 
 
第一田んぼは基本的な栽培。第二たんぼは実験。
田んぼが二枚あると、楽しみ方は数倍になる。あとはとっ散らからずに、どこまで
面倒を見れるか、今後とも気合を見せて欲しい。

 
 
午前中は、第一田んぼのゴミ拾い。
いつのまにか、山の際にまた大量に捨てていった輩がいる。そこは、ゴミ捨て場
では無く、駐車スペースと、車の他車の導線確保のつもりで整地したのだと、見て
も判らないらしい。

みんなの午後は、親分の家で講話と種蒔き作業の予定がある。
貴重な午前中は、またゴミ拾いをお願いすることになり、申し訳なく思うが、
みんな嬉々として作業をしてくれる。その姿を、ゴミを捨てる連中に見せて
やりたい。

趣味の延長でも、ゴミを拾おうなんて、普通は誰も思わないのだ。
ゴミを捨てた奴、そんな仲間がお前にもいるなんて思えない。

もう慣れたよ.JPG

もう、ゴミ集めも慣れた。けれども、一時保管する場所も、分別用のゴミ袋代も
こちら持ち。本当につまらない手間をかけさせてくれるものだ。 
 
 
ゴミ袋代くれよ.JPG

ゴミは軽トラにいっぱい。
ヤブの奥には、回収しきれない大物のゴミがまだ埋もれている。これらが
目立つ状態になっていると、再びゴミが捨てられてしまう。よって、雑然と
しているヤブを鎌でトリミングし、刈ったもので、ゴミをカモフラージュ
しておく。【整然として見えれば捨てられにくい】これが鉄則である。

気づくとこんなスキルばかり身についきている。他にも覚えたい事は山ほど
あるのに・・・。良くも悪くも、誰もやりたがらない事に特化した人間に
なってきたようだ。
 
 
 
 
晴れてて良かった.JPG


拾うだけでは悔しいので、また拾ったゴミをここで晒して、捨てた者を推察しよう。
 
 
・空き缶とペットボトル
 
ミネラルウォーターと午後の紅茶のペットボトル・コーヒーの空き缶が多い。
また、ペットボトルはわざわざ箱にキレイに詰められていたり、ラベルを外し
てゆすいであったものも多く見受けられた。処理方法が、各々異なっていると
いうことは、不特定多数の人間がいる場所だろうか。酒類のゴミはほとんど無し。

 
・空のダンボール箱・大量の様々な包装袋
飲み物を納めていたダンボールや、様々なお菓子の袋、紙箱などが多いので、
まとめ買いをしているのだろう。PS3の空き箱もあったりと、それなりに
文化的な環境から出たゴミでもあるようだ。
 
 
・カセットガスボンベ
これが多いという事は、調理設備が無く簡易的な給湯をしている可能性が高い。

 
 
以上より、どこかの会社の事務所などから出た、お茶セットの成れの果てである
可能性が高い。家庭ゴミとして扱えないゴミを、処分場に運ぶのが面倒なので、
ここに捨てたのだろうか。
 
 
 
・・・農ブログの趣旨と外れてきたので、ここで軌道修正。
 
 
 

興味深い話.JPG


親分宅にて、有機栽培を始めた経緯や、それまでの苦労、お米についての考え方
などを、聞かせてもうらう。夫婦で有機栽培を30年間にわたって続けてきた
お話は、とても小一時間では足りないのだが、みんなメモを取りながら、興味深く
聞いていた。話の随所に質問も多くあり、自分も初めて聞くことも多く、良い機会
になった。この育苗で忙しい時期に、気持ちよく対応をしていただいたので、有り
難い限りであった。

 
 
良いお話を聞いた後は、お茶をいただいたお礼も合わせて実践だ。


これも貴重な経験.JPG
 
これだ、これ。田植えと稲刈り体験ばかり注目されているけれど、それは
やっぱりエントリー層への訴求活動。更に突っ込んで知りたい層へは、こういった
経験が欠かせない。芽出し器・播種器・膨らんだ種籾・培土、全て彼らは初めて
見るもの。作業中も質問が絶えない。

作業自体は単調ながら、各行程から作業者の動きひとつに至るまで、全てに
意味がある。生き物の難しさは、日頃からこうして接していなければ、伝わる
ものでは無い。だから、こういった機会はとにかく増やす必要がある。
 
 
 
夕方、育苗ハウスを閉める作業を手伝ってから、生コン事務所に戻る。
 

まだ明るいので、更に手作業で先ほどと同じように苗を10枚作ってみる。

ままごとで反復学習.JPG

先に作業したことで、皆理屈が分かっている。
機械を使わなくも、やろうと思えば出来るというのだって、知っておいて損は無い。

少しでも良いから、このように反復学習するための時間を設けておけば、考え方
なども更に広がっていくのではないだろうか。そして、こうやって一緒に作業を
すると会話も弾む。今日は初の参加者や、初対面同士もいたのに、帰る頃には、
何の違和感もなく打ち解けていた。

そんな面白さも農の魅力のひとつなのだ。
実際にやってみれば、こんな長々とした文章なんて、読まなくても身体で理解
出来る事だろう。
 
  
 
ところで、彼らの田んぼ作業は再来週末も行うことになった。
最近は、彼らと一緒に作業するのがどんどん楽しくなってきている。
 
 
 


本日のリンク

向風学校
http://headwind.sc/archives/2007-06.html

ひたすら伝説を作り続けるあの男、安西直紀さんが、ハイパーボーダレスエリート
集団を率い、現代の教育制度に疲弊した人々を支援しています。

農作業ならびに他の活動の参加者も、随時募っています。
興味を持った方は打診されたし。

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