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#188 牛馬の代わり 

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アゼの修正作業が続く。

ここは、比較的乾きやすい田んぼなのだが、ここのところ続いた雨のせいで
ぬかるんでいる箇所が多い。


ここはきつい.JPG

作業途中で、やはり潜って動かなくなる。
仕方ないので、田んぼの中で補助輪を装着。
 
 
しかし補助輪が付いていても、無理なところも多い。
泥は、車輪とタイヤの間にびっちりと挟まり、なかなか外れてくれない。
補助輪のヒレも、タイヤの溝も泥が詰まってしまえば、牽引力が無くなる。

標準よりも、タイヤと補助輪の感覚を開いて使用する方が良いかもしれない。

 

まあ、現場で試行錯誤するだけの準備はしてきていない。
とっとと手作業で片付けてしまおう。
 
手作業も多い.JPG
 
 
水分の多い土は、固める際にも道具や靴の裏にひっつき易く難儀する。
しばらくこのまま放置して、水が搾れてきたら再度成型する事になりそうだ。
 
 
 
こんな状況なので、田んぼでも使いやすい小型の機械は無いだろうかと、
いつも思っているが、そんな都合の良いものが、そうそうあるはずも無い。

以下のような7~10馬力クラスのディーゼル耕うん機は、最もそれに近い
かもしれないが、本体重量は200kg以上と非常に重く、取り回しや操作
にも熟練が必要だ。また、傾斜地では横転しやすいこと、始動方式も未だに
イナーシャ(始動用)ハンドルをクランクに掛け、デコンプレバーを引き
ながらてグルグル回すという前時代的なものである。

しかし、耕うんする場所を選ばず、他の作業についても汎用性は実に高い。更に
とてつもなく頑丈な構造で、平気で30年以上使えてしまうため、作業機としては
非常に良いものである。使い慣れるととても頼りになるのだが、やはり、誰でも
気軽に使えるような類の機械では無い。

39歳です.jpg

これらの機種は、40年以上ほとんど構造が変わらぬまま、現在でも各社から
販売されている。トラクタでも歯が立たないような過酷な場所や、アクセスの悪い
圃場、また栽培規模の小さい農家などではこれらが重宝されるため、根強い需要が
あり、なかなかラインナップから消すことが出来ない訳だ。しかし、最近の新車は
60万円前後からと、なかなかの高額だ。台数が出ないため、受注生産になって
いることも多い。
  
現役機の多くは、中山間地でよく見かける事が出来る。これを使って作業している
人には高齢者も多く、機械もサビだらけで、まるでゾンビのようになっていたり
する。その様子を見れば、持ち主とともに、長い年月を重ねてきた事が直ぐに理解
できるだろう。そして、これに代わる機械というものが中々出てこないという現実も・・・。
傍目には、昔と同じ光景だとほっとしてしまうかもしれないが、これを扱って
いる方々は年々きつくなる一方である。

従って、高齢者に依存した農業が今後も続くと言うのなら、この重くて危険の伴う
機械も少しは進化させる必要があると強く感じる。(重いから作業がはかどる
場合もあるのだが)これら機械は、中山間地の農地が無くならない限り、需要は
あるのだ。進化すれば、エントリーユーザーの選択肢だって広がる可能性があるし
別に困る話では無いと思うのだが。いかがだろうか?
 
 
 
とまあ、こんな切実な事ばかり書いていたって今の自分の状況が変化する訳でも
ない。適当なモノがないのなら、まずは自ら工夫をする事から始めなければ。
 
 
作業場に戻ったら、こんなイタズラを施してみる。


これならどうだ.JPG

ダブルタイヤ仕様。これなら、接地面圧は、標準の半分以下まで減らす事が
出来るので、少しは潜りにくくなるかもしれない。また、代かきなどでは耕深が
極浅くて済み、車輪に付いた泥も外れやすいので、いけそうな気がする。

ただ、この状態だと、アゼ切り作業に使えなくなってしまう。飽くまでも実験と
しての事。そのアゼ切りすら、イレギュラーな作業なので心苦しいが。
 
 
構造は、タイヤ2本と補助輪を、M10×300mmの全ネジで串刺しにしただけ。
車輪の間隔は調整可能。一応全てダブルナットをかましておいた。
もともと重心が車体の中央にある機械なので、動輪の重量が増えた所で、余計な
ピッチングモーションが増えるのを心配する必要は無い。

気になるのは、抵抗増大によるアクスル軸への過度な入力とャーピン折れ。
そして、負荷にエンジンが耐えられるかということ。
前者は瞬発的なトルクが入るような使い方はしない前提なので、なんとかなると
踏んだ。後者は、芝刈り機用190ccエンジンに部品の互換性があり、2割増し
で排気量の変更が可能なので、燃調のセッティング次第で対応可能だろう。
だが、ここまで来ると、何かあってももう全てが自己責任だ。
 

更に、思案中なのは、フロントタイヤのステーを前に突き出すような形状に改修
し、タイヤの代わりにスキッドプレートを装着するというもの。折を見て、また
純正部品を注文しに行こう。
  
 
 
だいぶおかしい.JPG

後方から見ると、このような感じ。
 
 

そういえばこの機種の名前は【FF500 サ・ラ・ダ】 なのだが、ここまで
いかつくなってくると、サラダという愛称は、もはやふさわしくない。

【タ・ニ・シ】 とでも勝手に名づけてやろうかと思う。
さもなくば、【赤い王蟲】とでもいったところか。
 
 
 

最後に、興味の無い読者の方へ。マニアックな話題が続いている事を詫び申し上げ
いたします。

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