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#141 オヤジの勝ち

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ガンダ屋の近くまで行ったので、挨拶がてら顔を出す。
父が様子見に来ており一緒だったのだが、ガンダ屋のオヤジの話が
面白いらしく、随分と長居してしまう。

年初のごあいさつ.JPG

今日は重機の整備をしていた。相変わらずの様子だ。

それでもって、オヤジの曰く、

『日本のモノづくりは終わって、整備の時代が来た。』 

と言う。これは興味深い。
 
 

要約すると、モノを作っては売っての繰り返しの時代が終焉にきており、
あるものを最後まで使うということのようだが、それならば、モノ作りは
終わらないはず。では、何故 『終わった。』 と言うのだろうか? 
 

この日は、ユンボのクローラ(履帯)を交換していたのだが、これに
ヒントが隠されていた。

中国製クローラ.JPG

これは、国産品を購入すれば、14万円程度の部品だが、中国製ならば6万円だという。
同様に、転輪は国産が一個2万円に対し、中国製は8千円だそうだ。

それで重機本体はというと、耐用限度の7割位まで使い込んでいる。
中国製部品の耐久性が、国産の6~7割だったとしても、機械が寿命を全うする
まで、充分役目は果たすだろう。経営者ならば、安い方を選択するに決まっている。

先の見えた機械に使う交換部品という要素があるので、この判断は成り立つものの、
この状況を言い換えれば、国産品を使うと投資額を回収し切れないという事になる。
更に言えば、まだ寿命が残っていても、そのメンテナンスコストを鑑みた際に、更新
したほうが安上がりと今まで判断されていたものが、最後まで使い切った方が得なもの
に変化しつつあると言っても良い。


これが新たな設備投資ともなってくると、判断は難しくなる。
投資額は、短期間で回収し、あとは働けるだけ働かせれば、それが【上がり】になる
のは説明するまでも無いのだが、投資しても回収できるかの見込みすら立たないという
ご時勢がやって来てしまったようなのだ。
なにしろ、生産、消費で経済が拡大し続ける前提が失われかけてきている。
その前提が無ければ、投資は最小限に、既存設備は現状維持を余儀無くされるだろう。
ならば、オヤジの言葉は【これまでのモノ作りが終わった】と解釈するのが良いの
かも知れない。

それで、これから先はどうなるのかと考えてみたのだが、何という事は無かった。

【適正なモノを適正な価格で、適正な耐用年数で、最後までフォローを】
そして、それは高くもあるけれど、最終的に安く上がるということ。

というだけの事だろう。手堅い選択がどんなものかは、絶対にメーカーよりユーザーの
方が先に覚える。これまでは、適正さのサジ加減は世の中の仕組み任せにしてきただけ
なのかも知れないなと感じた。

 
 

話がまたややこしくなったが、ここで解り易い【賢い経営者】の知恵をひとつ。
穀物庫と格納庫を格安で建てる方法をご紹介。

最も簡単な倉庫.JPG

なにやらシュールな絵だが、コンテナの落書きはお見捨て置きを。
  
 
まず、同サイズの廃コンテナを2個用意し、間を空けて配置する。
その上に、軽量鉄骨や、垂木を渡し、トタン屋根をかける。
これだけで完成。写真では、コンテナ同士の隙間が狭いが、これを広げれば車や
農機も充分に格納出来る。カーポートを建てるよりも、早く、安く、実用的だ。

コンテナ収蔵物に保冷が必要ならばエアコンや断熱材を貼るなど
カスタマイズも簡単に出来る。
ちょっと、コンテナを浮かせれば、犬小屋も作れる。

 
 

もし・・・みんながこんな発想で、巷に有り余る材料を利用して何かこさえ始めたら、
そりゃあ、簡単にモノは売れなくなるだろう。結構面白かったりするから、これから
ハマる人が続出するのではないだろうか。

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