一泊二日で、農業青年部の旅行。
今年は、旅行になど一切出かけていなかったので、久々に良い息抜きが出来た。
ただ、ただ遊びに行くのでは勿体無い。
初日は、京都府農林水産技術センターを訪ね、施設職員の方にお話を伺う。
施設や京野菜など、一通りの説明を聞いた後、施設を案内して頂いた。
最初に目に入ったのは、屋上緑化に関する研究。
ビルの屋上などを緑化するには、土だとどうしても扱いが難しいため、保水力の高い
固めのスポンジというか、多孔質の素材にポットのような穴の開いたものを敷き詰め、
そこに植物を植えるのだそうだ。
それなりに耐久性もあり、便利そう。
生コン事務所の敷地は総コンクリ張りなので、これが使えると便利だなと思う。
緑化だけでなく、育苗などにも使えそうだ。
土中で早く分解する素材で、千切れるように作れば定植もしやすいだろう。
次は施設栽培の様子。
今は冬で、休んでいる圃場がかなり多いそうだが、いくつか見せていただいた。
京野菜は、市街地の中にある圃場で栽培されている事が多く、狭い土地を有効に
利用するためにハウスを用いたり、連作も珍しくない。そこで、農薬を減らしつつ
土壌病害や虫害を防ぐ工夫をしている。
これは、【万願寺唐辛子】という京野菜
甘くて柔らかいのが特徴。和製ピーマンといった感じだが、煮るのにも向いている。
1ベッドに2列、見事に真上に向かって真っ直ぐに育てられている。
施設では、生える勢いに任せず、効率良く育てる事が肝心。
ここでも手間がかかっていることが判る。
もう冬だが、ハウスは二重、三重にも覆いがあり、中はとても暖かい。
入った瞬間、メガネもカメラも曇った
農機の格納庫も、少々拝見。
ディーゼル管理機と、ハンマーナイフモアは埃をかぶっている。
これらはヤブ起こしで重宝。ちょうど今欲しかったりする。
そんなこんなで、視察は終了。
後は観光をして過ごす。
ところで、【人見】という苗字は京都の丹波の山奥にある集落がルーツ。
墓参りや親戚のところへも行きたかったが、それはまた次回にしよう。