今日は農機屋巡り。
自分の機械ではなく、福祉農園で使うものを知人と二人で物色する。
買うのは知人。自分は口出しするだけ。
まず、一件目。
ここには、高性能ともっぱら噂の刈払機が最安値で残っているはずだ。
お店の人に尋ねたら、スンナリご登場。
ネットの相場よりも、更に一万円以上安く入手することができた。
後述するが、これは相当良い買い物になった。
ここの農機屋さんは、扱っている中古も程度の良いものが多く、好印象。
更には、自社で面白い製品も製造販売していた。
業務用の精米機。何と、無洗米をつくことが出来る特別仕様。
軽トラの荷台の高さに合わせた張り込み台や、細かな精白調整機能に良心を感じる。
また、シンプルだが堅牢な造りというのも好み。
出来れば購入したいが、80万円弱なので、まだ無理。いつかは・・・。
その後は、いつもお世話になっている農機屋さんへチェンソーの相談に行く。
ここは、チェンソーのプロショップなので心強い。
購入したのは、小型の国産オールラウンドソー。薪用に、丸太を玉切る作業がメインと
なるため、必要以上の出力は不要と判断。また、不特定多数のスタッフが使用するもの
なので、軽量ならではの扱いやすさを重視した。
過剰な性能は時に危険を伴い、宝の持ち腐れにもなりやすい。とかく凶器のイメージを
抱く人の多い機械だが、本当に凶器でしかないので、選定は慎重に。そして購入した後に
安全な使用方法をしっかり教えておく必要がある。
帰ってきて、組み立て前の刈払機を眺めてみて驚く。
まず、ハンドルと竿をつなぐブラケットが、ゴムを含めて7点もの部品で構成されていた。
他にも、マグネシウム合金を多用していたり、シャフトや、クラッチハウジングにも
凝った防振ダンパーが採用されていたりと、どうも造りが尋常でない。このメーカー、
コストを度外視してまでこれを作ってるのではないかと、こちらが心配になってくる。
プロ仕様と、廉価な普及型の性能差は、最近更に広がってきたようだ。
それで、どんどん興味が湧いてきた。
組み立てに差し支えの無い範囲で、部品を色々と外して観察してみる。エンジンは、
4掃気ポート構成のようなので、ここも見てみたかったが、流石にそこまで分解するのは
理性が許さなかった。
新品なだけに、勢い余ったかと少々申し訳ない気持ちになったので、元に戻した後、
最初よりキレイになるまで磨いた。
それにしても、さっきから知人が横で
『PCが起動しない。』
と、唸っている。彼のやる気は空転していて、少しチェンソーの試運転とイメージが
重なった。