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#116 食育の現場にて

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今回も農業青年部の活動。小学校へ。
青年部で育てた牛蒡と大根を、給食に使ってもらい、生徒と一緒に食事を
しながら、野菜についての話や質疑応答をする。

いい雰囲気の小学校です.jpg


その様子は撮影していないが、これは良い機会だったなと思う。

自分ともう一人で担当したのは3年生で総勢10人。
自分が小学生だった頃と比べると、随分と人数が少ない。見ていると、生徒同士が
みんな仲良く、まんべんなく話をしながら食事をしている。


この中で一人が何かに関心を持ち出せば、みんなの意識もそこへ向きやすくなる。
もっと騒がしい中でお話をすることになると思っていたが、なかなか興味を持って
くれるようで、しっかり聞いている。

作物の育て方や、育ち方クイズなどを一通り済ませると、今度は質問攻め。
そして質問のレベルも高い。すぐに回答出来ず、大人2人で考え込むことがしばしば。
(以下はその一部)

・『ゴボウが真っ直ぐに伸びるのは何でですか?』

・『トウモロコシは、何故葉っぱでくるまれているんですか?』

・『ニンジンは、何で赤いんですか?』

・『キャベツは何で丸まって育つんですか?』

・『ネギは何故、分けつして増えていくんですか?』

・『レンコンに太い穴が開いているのはどうしてですか?』


・・・こども電話相談室の先生方の凄さを今更知ることが出来た。
でも、ただこちらだけ喋って終わってしまうより、子供と話をすることができて
とても嬉しい。


他に、質問に出てくる野菜も幅が広い。
そういえば、校長先生が、農家の家庭(親は稼ぎに出て、祖父母が専業がほとんど)の
子も多いとおっしゃっていた。家でも色々と見ているのだろう。


また、小学校自体が食育にかなり力を入れて取り組んでいることも、校長先生と話を
して知る。

地元の農協や園芸屋さんに現場の体験学習に行ったり、メロン農家さんを講師に招いて
授業をしてもらったりと校内に貼ってある新聞を眺めていても面白い。周辺の農家さんが
教材として持ってきた作物を校内に展示してあった。
田んぼの水路では、毎年6年生が生物調査をし、データは翌年の6年生へと、何世代んも
渡って引き継がれている。この資料を追いかければ、土地改良と周辺生態の変化が手に
取るように解るそうだ。

給食を残す子がほとんどいないことにも、その成果が現れているのだろう。

相手が生き物なだけに、生きた勉強も出来るのだなぁと感心するばかり。
そんな環境で学べる彼らは見ていて微笑ましく、また少し羨ましくもある。

いや、おいしい給食を毎日食べられることが一番羨ましいか。


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