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#112 ゐねをとりつつよろづのことに・・・

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今回は作業というより、少し息抜き。
稲穂を使った創作を載せてみよう。


秋が深まるにつれ、生け花よりもリースという気分になる。
クリスマスも近いので、今年も製作してみた。
今年は、自ら育てたイネも使えるので楽しみも増す。

まずは、フレーム(台座)の選定
これは、昨年製作したものが残っていたので、作り方については割愛。

フレーム選定.jpg

円形ではなく、つりがね型のものにしてみよう。
ただ、少し細身だったので、伽羅木の若枝を切ってきて外周に巻きつけて補強して使う。
(写真緑色の部分)
こうすれば、ドライ素材の接着が容易になる上、違和感も無いので元のフレームワークを
犠牲にすることもない


それでは、稲穂をどのように使用すると映えるのか。
シンプルに束ねて使うと和風になり、緻密に差し込んでいくと洋風になるというのが
これまでの経験から解っていること。


これは、赤米の稲穂。ノゲ(ノギともいう)が長く、稲穂を束ねて一輪挿しにしても
充分に観賞用になる。

赤米稲穂.jpg

今回は、あえてこれを分解して使う面倒な手法を選んだ。

分解.jpg

このようにバラしたものを大量に用意する。

そして根気よく一本ずつ木工用ボンドでフレームに固定していく。ボリュームを
出そうとすれば、数百本も挿す必要がある。
慣れてくれば、両手を使って、左右に挿していけるようになってくるので、意外と
早く作れるようになる。


製作途中.jpg

ところで、何故こんなに手間のかかる作業をするかというと、バラけていたほうが、挿す
角度の調整がしやすく、寝てこないので、立体感や炸裂感を表現する場合の自由度が増す
からである。


この作業が済めば、他の飾りつけが済んでいなくても完成寸前という気分になる。
後は、ドライで作り置きした千日紅、アジサイ、白妙菊、ホオズキ、トウモロコシの皮
などを好きなように配置していけば良い。月桂樹は生のまま使うほうが良い。

完成品はこのように。(Φ300強)

ワンポイントに大活躍.jpg


イネの部分は、この状態だと蝶ネクタイ、ひっくり返すとリボンのように見立てられる
ように遊んでみた。下側の部分には黒米も配置したので立体感が増したかもしれない。

折角なので、クリスマス感を減らし、しばらく飾っても違和感の無いようにした。

また、稲穂をほんの少し挿すだけでも、良いアクセントになる。(Φ300弱)

ちょっとしたアクセントにも.jpg

使ったのは黒米の類で、紫色のもの。(あるいは未登熟の黒米)
ラベンダーやセージを挿すような感覚で、なかなか使える。
連続感のある作品の場合は、ノゲが長いぶん、それが強調されやすい。
なんとなく使ったヨモギの実もなかなか効いた。


最初にイメージが閃いた後、製作に集中し始めると、ほとんど何も考えずに手が
動いていく。直感的に行ったことについて、後から効果を考えているというのが
本当のところだ。

そうやって積み重ねてきたことが、作品の細かな説明文に現れていると思ってもらって
差し支えは無い。手法そのものは、ほとんど誰にも教わらずに編み出してきた。


また、考えんでしまうような場合は、手を完全に止めて、何かを思いつくまで違うこと
をしている。
無理をするのは、下書きをしては消しゴムで消すのを繰り返して、紙に穴を開けて
しまうようなものだと思う。但し、イメージが固まっているのに、作業の難易度が
高くて苦戦する場合は、熟練してくるまで、試行錯誤を繰り返すようにしている。


一日で3点製作したが、それ以上作るのは厳しい。
よく、『売ればいいのに』 と言われるが、正直どんな値段をつけてよいかも
想像できないし、尋常で無い集中力と手間が終始必要なので乗り気にならない。
大量に作ったら、どこかで惰性的になってくるかもしれないのが怖い。

変り種は、何年か前に作ってみたクリスマス/正月兼用タイプ。(Φ250程度)

クリスマス・正月兼用.jpg

フレームの半分は、生のヒバで覆い尽くす。こうするとクリスマスっぽくなる。
もう半分は、分解を控えめにした稲穂を、垂れ下がるような形でひたすら挿す。
稲穂は、未熟の白米(緑色)、白米(薄茶)赤米、黒米の順に、下に向かって色を
濃くしていく。
ただ、この状態だとイネを使っているとは言え和の雰囲気が乏しくなるので、稲穂を
むしったワラから芯の部分のみを取り出して細い縄をより、ぐるぐる巻いてバランスを
取った。

やはり、食べないのは勿体無いかもしれないが、飾り物の素材としてもイネはとても
使いでがあると、つくづく感じている。
それと、いつもドライフラワーを作って分けてくれる母にも感謝を忘れてはいけない。
これからは、材料を育てる土地がある。その辺りの山で材料も広い放題だ。
時間がある時は、ドライ作りでもしよう。お金もかからなくて良い趣味になる。

ところで、問題なのは自分の部屋がいつも殺風景ということ。
新居に移ったことだし、これも何とかしなければ。

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