千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2016年9月

もったいないと思うのならば

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悪天候の合間を縫うように、モミガラを運んできては焼く。モミ酢も採る。
稲刈りシーズンが落ち着いてくれば、それこそ、モミガラはどこへ行っても手に入る。
お前もコメ作ってるんだろ?って、ウチで出る量は少なすぎていけません。
全然足りないのです。

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モミガラ量にして一トン近く焼いたが、本気で土壌改良に使おうとすると、一反あたり、燻炭を
300~400Kg位使うことになる。この写真の量でもようやく二反程度。
そう考えると、使いたくてもそこまでの量を用意出来ない方が多い理由が解る気がする。

確かになぁ・・・。袋に詰めて、運んで焼いて、それを消して、また袋詰めする一連の手間は
かなりのもの。そこまでして使おうとする位なら・・・。
いやいや、そこで手間を勿体ぶるのは一番いけない。動かなければ、資材が勿体ない。
コレのあるおかげで田畑がだいぶまともになっていると信じて頑張ることにしよう。
 
 
畑では、夏野菜の後片付けと、雑草まみれになってしまった畝の草刈りをする。 

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小カブはずっと草に囲まれたままなんとか育ったもの。
カボチャは例によって勝手に生えてきた、文字通りのどてかぼちゃ。
なんだかよくわからんが、とりあえず食ってみよう。
そこまで強い作物の命をいただかなかったら、とても勿体ない。

長雨の最中にて

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ここ二週間、どうにも天候が良くならない。
雨の合間を縫うように、モチ米の稲刈りを済ませることが出来たのは幸だったが、それ以外は
てんで作業が捗らない。冬~来春に収穫する作物の作付も遅れに遅れている。

この八月以降、日本中万遍なく被害を受けているはずなので、ぼやいたところで、同業者は
皆同じ状況か、若しくはもっと大変なことだろう。すんでのところで、被害を回避出来た先日の
台風も、余所の被害を考えると、今こうして安堵している自分が情けなくなってくる。
それでも、今日の日中は豪雨。ゆうべから久しぶりに体調を崩していたので、ここぞとばかりに
寝込む。眠っても眠っても、イマイチ回復した気がしないのは、この憂鬱な天気のせいだろうか。

それでまあ、ぼーっとした頭でしょうもない事を考え始める。

昨年も、盆明けから長雨が続いて、10月の頭までは大変だった。そして今年の天気はそれに
輪をかけて酷い。もしかして、これから先も毎年同じような感じなのだろうか。

正直、毎年このような天候が続くようなら、露地での農業など誰もやらなく(やれなく)なるの
ではないか。むしろ、こういった機会を良い止め時だと判断する人も多いかもしれない。
家の周囲の梨園の被害などを見ていると、本当にそう思えてくる。
 
 
では、これが施設園芸だとしたらどうだろう。

ハウスはやガラス温室は、大風や雪に弱いので、露地よりもリスクが高い。
農産物工場は、気象タフネスは高いが、天変地異による停電や建屋の損傷などの発生が怖い。
また、管理設備が複雑化しやすく、それらが被害を受けた場合は生産活動そのものが停止して
しまう。

結局、どうあっても露地栽培の被害のほうが作業面、出費面においてもリカバリを行い易いの
ではなかろうか。

もういっそ、これから先は頻繁に異常気象に見舞われる前提で栽培に臨んだらどうか。
そのためには、先ず【ひたすら強い作物】を育てる必要がある。
それら作物が育つ圃場は、水と肥持ちが良く、尚且つ排水の効いていなくてはならない。
また、どういった資材を組み合わせて育てるかという知識と経験も更に学ばなければ。

それと、ここでは敢えてどういった設備や農機が必要かということは考えない。
飽く迄も、現在手元にあり、当面更新の必要のないものだけで出来ることを考える。
道具というものは、便利であるが故に、気付くとそれに依存した管理/生産体系に固執する
ようになるものだ。だから、それらが被災した場合、それらも復旧しなくてはならないと考えて
しまう。これがどうもいけない。そんなことばかりしていたら、続けられるものも続けられなく
なってしまう可能性が高いのだ。

どうやって続けるかという話だけなら、商売としてでなければ鍬と鎌と一輪車だけでも
野良仕事が出来、それが最も容易い手段であることぐらい、誰でも知っている。
そこに最低限の道具を足し、ひたすら知恵と工夫の蓄積で乗り切るというのもまあ悪くはない。

人はみな、便利で快適なものに慣れているからこそ、その環境を失うのが怖い。
怖いから、お金と手間と幾多もの知恵をかけてそれの維持向上に努める。それでも次から次へと
課題が出続ける。気が付けば、生活の仕組み自体は極度に高度化し、個々人でどうにかなる
範疇のものを遥かにこえてしまっている。

多少不便でも構わないから、家族単位の人数でもどうにか出来る事柄を多くしておこう。
でないと、何か人知の及ばないことで戦々恐々としている時間が長くなる。それは、本当に
酷くつまらなくて嫌なものだ。

やっぱり自分は悪あがきが好きだ。
悩んでいると行動するためのエネルギも時間も奪われてしまう。
もしも悩むようなことがあれば、せめて同時にアタマの整理もしないければ勿体ない。

培土も作ろう

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季節を問わず、竹藪の整理をしている気がする。
無論、少しずつしか進まないからそうなるのだが。

それで、一月にユンボで掘り起こした竹の根っこが未だうず高く積まれたままになっていたり
する。竹を切り出す手間もさることながら、これを処理するのも面倒臭い。

いつだったか書いたように、根っこは土を抱えたままなので、簡単に焼けない。
それで、土ごと焚き火に放り込んで土を焼いてから処理することになるのだが、近頃は
この焼いた土が勿体なく感じ始めた。


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そこで、この焼いた土を育苗培土にでもしてみようと、土をほぐした際はそれを袋に詰める
ようになった。使用する際は、それと燻炭を混ぜてやれば良いと思う。それで肥料分は
どうしようかと考える。まあ、市販の肥料を混ぜても構わないが、カネも手間も徹底的に
かけないようにするには・・・人尿の希釈液でもかければ良いのだろうか。
まあ、お客様がそれでも良いと理解してくれればの話ではあるが。

それは使えないどころか、非常に使用しやすく、尚且つ即効性が高く、NPKのバランスも良い
上に、採取直後はほぼ無菌状態という、かなり理想に近いシロモノなのだ。
ただ、昨今の行き過ぎた衛生観念と、生まれた時からそれなりに清潔な環境で育ってきた人々に
とってしてみれば、ただただ汚いものとしか映るまい。
そんな栽培をしているなんてと嫌がられもするだろう。だから、未だ踏み切れない。

いや、でも見方を変えれば、どこもかしこも水洗便所で、それが自分の見えないところへ流れて
ゆく仕組みのほうが、よっぽど汚いのかもしれない。なにしろ、土に還そうと思えばどうにでも
なるようなものを、わざわざ系外へ、そして、その処理のために浄化槽や下水道、処理場などの
様々なインフラを介してやらなければならないというのは非効率極まりない。
そして、どうやって処理しようとも、汚濁負荷となる物質を完全に浄化することは困難であり、
尚且つ、貴重なリンなどの養分は流してしまったら回収出来ない。
要するに、文字通り【臭いものには蓋】を徹底的に優先した考え方がまずキタナイ。
それがあるから、環境的、インフラを整備・維持するための負荷へも繋がってゆく。

使えるもの、循環できるものをただただ水に流し、余所からコヤシをわざわざ買ってくる
なんてのは文字通りクソ喰らえという感じでもある。

ひょっとして、過度に清潔な生活を求めると、どんどん貧乏になってゆくのではなかろうか。
泥にまみれて暮らしていると、立ち止まってそんな風に思ったりもする。

食べ物に関心があるのなら、排泄物への関心も多少は増えなければ、やはり不健全だ。
別に、年がら年中気にする必要もないけれど、考えたくないモノの中にこそ未来が見える。

なんじゃろ菜

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月曜日から、妻が夏風邪で寝込む。
その間三日ほど、代わりに収穫や発送をしたりもしたが、勝手が解らずに立ち往生することも
しばしば。何も尋ねずに出来る作業と言えば、まあ草むしりくらい。

先日の虫害もあるが、ニンジンは、初期生育が緩慢なので雑草に負けやすい。
最近は多雨なので、余計に雑草の伸びるのも早い。ここらで手を抜くと、取り返しのつかない
結果になるので、ひたすらむしったり、ナイフで根っこを切って抜いたり。
 
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勿論、虫を見つけたら捕殺するのも忘れずに。先週から続けていた甲斐もあって、だいぶ
減ってきたらしい。

 
それでは、気になるものがいなくなってきたのかというと、実はそうでも無い。 
雑草をむしっていると、どうしても目に入ってくるもの。
 
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自生しているアブラナ科の何か。隣の畑からこぼれ種が入ってくるらしい。
葉物として育つのか、根菜になるのか、この時点で見当はつかない。
食えなくはないが、出荷していいものかと言えば、人に説明するのが難しいので多分違う。
どんな姿に育つのか興味深いところではあるが、ニンジンの邪魔になるのならとりあえず抜く。
だってコレどう考えても大型化するし。

因みに、畑をやっているとこういう菜っ葉が生えてくることもしばしば。
それで友人は、こういう奴らを【なんじゃろ菜】と呼ぶ。
随分と上手い事を言うもんだと感心して以来、自分もそう呼ばせてもらっている。

余談だが、その友人が野菜を出荷しているレストランで食事をした際に

『なんじゃろ菜のソテーです。』

と言って普通にテーブルに料理が出てきたときは、思わず噴き出した。
すごいなぁ。なんじゃろ菜ですと言って出荷してしまうのは、ネタ的にありなのかもしれない。

コレ。種取っても次に同じ形質のモノが生えてくるとは思えないんだよ。
だから、『なんじゃろ菜ください。』っていう固定客がつくと困るのは明白。
飽く迄もネタとして出すものだと思う。それも、おまけとかでね。
今回のなんじゃろ菜は〇〇に使うといいですよ、みたいな説明つきで。

掌にある命

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自分で育てた米。
こちらに移って初のものほ、どんな出来だろうか。
 
とりあえず、収量自体はイマイチだったものの登熟歩合も高く、クズ米も殆ど出なかった。
ヌカも、臭くなく非常に甘い。これなら、それなりの味かもしれない。
 
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しつこくは無いが、すっきりもしていない味。粘り、甘味は非常に強い。但し、口に含んだ瞬間に
ガツっとくるような甘味ではなく、ジワジワと広がるような甘味。粘りは、これまで育てた中で
最も強いかもしれない。とにかく全体的に味に厚みがあり、雑味は少ない。
施肥したものの中で、どれが効いてこうなったのかとかは判然としないが、育て方の方向性と
してはハズレでも無かったようだ。これなら、今までのお客様にも自信を持って出せそうだ。
ただただ、昨年までと比べて収穫量が非常に少なくなってしまったのが申し訳ないが、モチ米
と合わせても四反しか作付け出来なかったのだから、そこはまあ、理解をお願いする他にない。
 
 
前回から、どうも掌の写真が多いので、ついでにコレも。キアゲハの幼虫。
ニンジン畑に結構な数が発生しているので、草むしりがてら、仕方なく捕殺。

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終齢幼虫が多いので、放っておけば、立派なアゲハが飛び交う姿を楽しめることだろう。
実はコイツら、個人的には結構かわいいと思うので、殺すのがしのびない。
まあ、かといって同じ株の葉っぱをずっと喰らって成長するため、気が付くと折角育ってきた
ニンジンが丸坊主にされてしまう。時には割り切らないといけない。
最初は手で葉っぱからむしり取って、プニプニした感触と愛嬌のある姿を楽しんでから殺して
いたのだが、そうしていると、余計に罪悪感が募ることに気づき、以降は容赦なく踏みつぶす
ことにした。

何匹か連れて帰って飼おうかとも思ったが、それはそれで蛹から寄生蜂が出てきたりすると
嫌な気持ちになるので止めた。

自然も人も君たちにはどうも優しくしてくれないなぁ。
せめて、そんなにモリモリ食わなければ殺さずにも済むのだけど。許しておくれ。

よそ様の設備を借りて籾摺り。
とりあえず、事前に出来る事は済ませておいたが、万石式の古い籾摺り機のため、イマイチ
勝手は分からず。
 
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そして・・・極端に能率が悪い。調子が良くて一時間に2~3俵出せればマシ。脱ぷ率も小さく
戻りモミの量が異様に多いのも気になる。選別もイマイチしっかり出来ていないようだ。
もともとここまで低性能な訳もないだろうが、どうも機械全体のへたり具合がヤバい。
乾燥までは調子が良かったが、これはとんだ食わせ物だった。
それにしても、万石式の籾摺り機自体が殆どいなくなった昨今にあって、コイツは比較的新しい
ものなのだろうか。選別部がマイコン制御である。これはは初めて見た。 扱いには異様な
熟練を要する相手なので、別に使いたくないのだが。目の前にあるのはコイツだけ。ああ・・・。

更に、動かしてみると詰まりやすい。その原因はスロワーのゴムが劣化していたため。
 
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これは、選別しきれなかったモミを張りこみ口に戻す部分のゴム。
作業中に、ゴムの破片が機械の中を循環しているのに気づき、止めてバラしてみたらこの有り様。
まあ、運転前にここのクリアランス調整をしている時にヤバそうだなとは思っていたが。手持ちの
材料が見当たらなかったのでスルーしておいた。それで案の定。
とりあえず、軽トラの荷台マットを切り取って修理。それで最後まで乗り切る。
古い機械は、いちいち純正部品を使って修理しようなどと思わず、匙加減で直したほうが良い。
大体、コレの部品なんてもう出ないだろう。
ラセンの消耗はともかく、全てのスロワーゴムを更新したら少しは能率も改善するだろうか・・・。
全部荷台マットで更新するとか、正気の沙汰じゃないな。

どうにか稲刈りを始める。
どうも本日を外すと稲刈り日和がしばらく無さそうなので、二日ほど予定を前倒しに。

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田面も良く乾いており走行に問題なし。
コンバインの調子も良く、終始穏やかに作業が進む。
それでも、やはり昨日書いたように、稲刈り作業自体はあまり楽しくないし気乗りもしない。

そう。稲刈りがキライじゃなくて、コンバインがキライなのだ。
そのことについて、一年ほど前に別のところで書いていた愚痴でも載せておこうかと思う。
コンバインと付き合うことのある方にとっては、何かの参考になるかと思うので。

稲刈りは好きじゃない

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前回の台風は、なんとかやり過ごす事が出来たようだ。
その後は晴天続き。今はまさに稲刈りをしなければいけないタイミングではあるが・・・
まだ始めてもいない。
転居に際し、乾燥/籾摺り設備一式を全て処分したので、好きな時に稲刈りをする訳にも
いかなくなってしまった。
無論、家には小さな乾燥機はある。それでも、お義父さんの稲刈りとタイミングが被って
しまえばその場合は譲歩せざるを得ない。
そんな訳で、近所の乾燥機を借りることになった。
勝手の解らない機械だが、まあ使う前にやることは同じ。全てを掃除して、注油・調整を
しておかねば。コンバインは、一応出動可能な状態にしてある。
 
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人様の機械を使わせてもらうとなると、どうあっても気を遣わざるを得ない。
せめて、出来るだけキレイにして帰ってくる。これで明日か明後日には稲刈りが出来るだろう。
あとは天気次第なのだが、週末からはまたしばらく崩れるような予報。
今朝まで来週はしばらく晴れるみたいなことを言っていたのに、昼を過ぎたら掌を返したような
予報になっているのでは、最早なにひとつアテに出来ない。
雨が降ろうがなんだろうが、出来そうな時を見計らって、パパっと済ませてしまおう。

因みに、先に刈るのは早稲。モチ米の収穫は中旬以降。
それまで、ちゃんと倒れずに居て欲しい。田んぼも乾きにくいところなので、溝を更に掘って
おいても良いかもしれない。


それにしても、就農して以来八度目の稲刈りだが、本当にこれまで辛かった思い出しかない。
天気もさることながら、稲刈りが済んでからの乾燥・モミ摺りも、常にヒヤヒヤしっぱなし。
収穫中のコンバイントラブル/スタックの恐怖から始まり・乾燥機の不具合・籾摺り機の詰まり
など、収穫を始めて以降の工程が多いため不安も尽きないのだ。
断っておくが、仮にどんなに性能の良い設備を使っていたとしても、この呪縛からは逃れ
られない。それが機械化の宿命である。

これから先、どうやったら楽しい稲刈りシーズンを過ごすことが出来るのだろうか。
収穫するのが一番嫌だなんて、どういう作物なんだよと思うことしきり。
機械化に依存しすぎるのも考え物だ。けれども、手で刈って天日干しをすれば良いと言われても
それはそれで大変過ぎるので、出来るだけ避けたい。

どちらに転んでも楽になることは無い。稲穂が頭を垂らす程に、気持ちがトーンダウンしてゆく。
これが本当に嫌だから、とにかく早く刈らなければならない。それがまたプレッシャーになる。

折角、度重なる台風に負けず、健気に育ってくれたイネに、それでは申し訳なくもある。
収穫している最中はは素直に喜んでいたいものだが、天気・機械ともになにひとつ信用
出来ないから、喜んでやっているヒマなどない訳だ。

この気持ちの不健全さを、少しは消費者にも知ってもらいたい。
毎年下落する米価、大規模集約化をすればするほど高価になり、且つ消耗の早くなる機械類。
とかく稲作というのは、真面目にやっただけ報われない感が募ってゆくばかり。
このままでは、冗談抜きにそのうち誰もやらなくなるだろう。

そうだなぁ・・・とりあえず、こうやってやきもきする事にすら飽きればいいだろうか。
適度に力を抜いていなければ、とても続けられる気がしない。

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