千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2013年4月

#561 三年目の露地育苗

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苗代へ数十枚苗を投げ込んだが、やはり今年は育苗のペースが遅い。
先週末から今週頭にかけての寒さは和らいだが、それでに急速に生育する訳でも無い。
特に、やそはち苗は育苗棚に並べてからも随分と手がかかる。
 
これは、10日弱前の様子。
 
被覆しまくりです.JPG
 
まだまだ、芽の出てこない箇所が多く、加温を続けなければいけないため、日中も
ずっと被覆を続けていた。気温が低いせいか、それでも出芽は緩慢。
 

一方、加温の上手くいった苗については、低温でもさほど問題は無し。 
 
これは正常な発芽.JPG
 
やそはち苗を追い抜いて、先週末には投げ込みを開始。苗代の方が夜間も暖かいようで、
明らかに育苗棚よりも生育が早くなる。

もう二週間も前の作業になるが、ここでようやくアップ。
 

排水改良工事は、未だに終わらずこれで三回目。ここらでケリをつけたいということで
本来予定していなかった作業日を設け、コアメンバー三名で完了させることに。

体力強化月間.JPG
 
 
はい、なんというか変わり映えのしない土木作業ですね。
ですが、このうち一名は農業土木専攻。存分に実地で学習をしています。まあ、
難しい計算などは行わなくて済みますが、やっておくに越した事はないでしょうね。

以前知り合った養鶏業者が、発酵鶏フンをくれるというので先週取りに行った。
稲作の資材としては有用なものだし、ちょっと試してみようと思う。
エサに関しても素性は判明しているので、資材屋で購入したものより安心して
使うことが出来る。

ちょっと試してみますかね.JPG
 
とは言え、本来この時期に使う資材ではない。秋に田面田面撒布を行い、軽く鋤き込む
というのがセオリーの資材。そうすることで、春までにワラなどの収穫残渣をはじめと
する有機物の分解を促して鶏フンと併せて元肥の効きを良くすると同時に、田んぼの
ガス涌きを抑制するというもの。畑では、即効性の有機資材として良く使われている。
未分解のまま、水田の嫌気的な条件で使うにはかなり無理がある。飽くまでも実験と
いうことで遅く植える水田に少量を撒布し、ロータリーで浅く耕した後に、ギリギリ
まで田面を乾かして様子を見よう。使用面積は二反弱にとどめる。以降の生育や雑草の
発生具合で追肥を調整してどうにかなれば良いが。
 
 

ところで、苗はだいぶ発芽・緑化が進んできているものの、寒の戻りがあったり
発芽が揃わなかったりで、未だにまともに棚に並べられない。 
昨年よりも明らかに生育が遅い。
 
催芽ムラ出てます.JPG
 
それでも、これ以上加温台車に乗せておく訳にいかなくなった15枚については
肥料袋に苗箱を突っ込んだ状態で棚に上げた。これは、簡易的な加温方法として
かなり有効で、日中はそれなりに温度を上げることが出来る。明け方は、未だに
平気で4℃位まで下がる日があるため、未発芽の種モミが低温障害にあったり、
休眠状態に戻るのを防いでやろうと特に発芽の揃いが良くないものには、更に
反対側から肥料袋を被せた。これはラビリンスにすることで、冷気が直接苗箱の
表面に当たることのないように配慮したつもり。今朝もかなり冷え込んだが、
発芽は順調に続いており、どうやら大丈夫らしい。土嚢、野菜の収穫、苗の加温など
色々な用途に対応する肥料袋は、相変わらず優秀な農業資材だ。
これを展開したものを縫い合わせて繫いでやれば、ものすごく丈夫なシートが作れる。
よって、工業用ミシンが欲しい。

色々な方々のご協力もあって、種蒔きは、今のところ順調に進んでいる。
ただ、加温のほうが順調でない。やっと最初に蒔いたやそはち苗の発芽が
進み始めた程度。今頃はもう育苗棚に並べている予定だったのだが。

やっぱり休眠が深いなぁ.JPG
 
ここのところ、曇りや雨の日が多く、また寒くなったり、昨日などは暴風雨ときた。
大震災以来、春の風が暴力的になっているをはじめ、狂ったような天気の日が多くなった
のは何故だろう。しかも毎年ひどくなる。

さて、いかに屋外でも温度が下がりすぎる事の無い人見式加温方法をもってしても、
そもそも日照が少なければ発芽適温まで上げられない。今年は、プチプチシートで
外周を囲うのに加えハウス用のビニールを二重~三重被覆としたため、温度が上がり
すぎるのではないかと思い、敢えて苗箱の下部にあるビニール袋のスソを巻き込ま
ないようにしていた。だが、これがどうやら仇になった。積み重ねた苗箱のスソは
温度が上がらない上に、上部との温度差も大きくなっている。ふさこがねは種子の
休眠性が強いせいか、上段、下段に関わらず、発芽を揃えられるかどうかも微妙な
ところ。ハウス無しの育苗を行う場合、やはり、寒い時期はコシヒカリを蒔くほうが
無難と言えそうだ。また、棚に並べられる程度に発芽が揃っても、その日が雨なら
厳しい。週末には最初の芽出しが完了しそうなものの、またその日が暴風雨にでも
なれば、延期となる。トンネルすら使わない露地育苗のメリットは大きいものの、
このようにどうしても天気任せにならざるを得ない。まあ、遠赤外線ヒーターと
コンパネを組み合わせて用いることで安定した芽出しを行う手法も以前に確立しては
いるのだが、やはりなんというか、エネルギーが勿体無いような気がしてならないので
実行に至らず。なに、いくらやきもきしてみたところで発芽などは所詮種子の積算温度
で決まるもの。待っていればそのうち生えてくる。それならそれで良し。それでも
生えてこなければ種子が死んでいる。ただそれだけの話でしかない。
そもそも、少しでも早く植えたいからこんな無理をしているだけだ。素直に四月になって
しばらくしてから種を蒔いて、あとは平べったく並べてシート被せて放っておけば
良いのだ。本当は。恐らく、それが最も手間のかからない方法でもある。


 
尚、加温台車を補強したことにより、以前より多くの苗を積み重ねられるようにした
点については、今回のような事態の影響を緩和させる方向に作用した。予定通りに
芽出しが進まなくても、ある程度までは随時苗箱を積み重ねてゆくことが出来る。

100枚いけそうですう.JPG
 
現在加温中の苗は95枚。台車を回転させる都合上、上限は100枚としたい。
以前は70枚弱でも台車がヘシ折れそうなまでにひん曲がってしまっていた事を
考えると、だいぶ改良出来たと言えよう。まあ、仮にそれらの発芽がいっぺんに
揃ったところで育苗棚は70枚弱までしか並べられないので、全体的なキャパシティは
変化が無い。なのに、毎年栽培面積は増え、作る苗の量は増えてゆく。闇雲に棚を
こさえる訳にはいかないが引き続きコンパクトで無駄の少ない育苗方法を考えて
ゆかなければなるまい。

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