千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2013年3月

一人で苗をこさえる。
いい加減、手作業を卒業したいのだが、相変わらず作る量は大した事は無いし、
育苗スペースも少ない。なにより、一人だと全自動の播種機など使うのは無理。
田植えのペースも遅いので、一度に大量に用意する必要も無い。
手で種蒔きを行っていると、周囲から呆れられることもしばしばだが、それはそれ。
普通の農家とは勝手が違うのだ。要らないものに設備投資などしてたまるか。
結果的に、手作業でも充分に二町分以上を植えるのに充分な苗がこれまで出来て
いるのである。

一人だとコンパクト.JPG

手作業を行うなら手間がかかるのは致し方ない。だが、そんな中でも余計な動きは
避けたい。従って作業時のスペースは極力コンパクトにし、無駄な動作が出ないよう
配慮をする。培土の入ったタルを自分の正面に置き、左右どちらかに苗箱を積み上げ
タルの上で床土を切り、反対側に重ねる。次に、またタルの上で種を蒔き、そのまま
覆土を被せ、もともと空の苗箱が積んであった所に積み重ねる。自分は、培土が切れて
補充する際以外、タルの前に座ったままで良い。苗作りを始めた当初に較べて、これで
相当に時間短縮が出来ている。
 
 
尚、最近は強風が酷い日が多く、培土に混ぜるモミガラ燻炭を少量しか用意出来なかっ
た。この日も、足りない分を焼いている最中。もう焼きながら使う他は無い。
 
焼けてるとこから取ってゆく.JPG 

焼けている箇所があれば、全体が出来上がらなくてもそこだけひっくり返しながら
消火し、そのまま持ってゆく。切り取った箇所にはまた新しいモミガラを入れて
水をかけておく。すると、しばらくすると何事も無かったように焼ける。この繰り
返しで、気がつけば、監視を怠らずに三日近く途切れずに燻炭を焼き続けている。

モミガラも、暗渠工事などで必要な場合以外はわざわざ袋に詰めたりせず、籾摺りを
行った状態のまま放置。そのほうが、燻炭を焼く際に手っ取り早く、モミガラ袋を
無駄にすることも無い。モミガラは野ざらし状態だが、多少湿っていても問題無く
焼ける。そして、育苗シーズンが終了する頃にはほぼ使い切れる。育苗で余るぶんは、
畑に撒いたり事前に知人に持っていって貰っているので、これまで処理に困った事は
一度も無い。、
因みに、培土用の燻炭に、生焼けのものが多少混ざっていても、育苗に支障が出た試しも
無い。雑草の種が混じることもあるが、発生はごく稀。そして生えても所詮は普通の
畑雑草。苗代に投げ込んだ時点でほぼ枯死する。

よくある燻炭製造用の煙突も未だ購入することなく、ペール缶で押し通している。
別に高いものではないので燻炭用煙突を買っても良いのだが、なにしろそこに空の
ペール缶が転がっていたら、そちらを使ってしまうではないか。これだと焼くには
効率が悪いとは言え、このように長時間焼き続けるのなら、ペール缶に火を入れるのは
ただの一度。以降は切り返しと水かけの善し悪しでしかないのだったら、もう殆ど
関係無い。これに突っ込む薪も、田んぼ周辺に生えていた邪魔な雑木か、いつぞや
に行った工事の廃材,その辺にある枯れて乾いた雑草など。

身近にあって使えるものはなんでも使う。いちいち頭を捻らなくても、目に入った物が
使えるかもしれないと思った瞬間、それは既に用のある物になっている。

エコ?なんなんでしょうねそんな概念。貧乏な私にとって、いちいち気にする事では
無いような気がするのですが。

#556 類稀なる汎用性

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モチの生産も、今月で終了。来月からは気温も上がってくるし、寝かせている
最中に変質する可能性もあるので、受注はもともと三月いっぱいまでと決めていた。
モチ米も、玄米で販売した約一俵を除き、収穫したほとんど全てをモチに加工して
さばく事が出来た。シーズン中の生産枚数は、気がつけば500枚(Kg)を突破。
やそはちで生産したぶんまで含めると、600枚に届きそうな勢いである。
うち、玄米モチの生産が殆どで、白いモチは年が明けてから30枚しか作っていない。
全体で見ても、二割までいかない。ほぼ玄米モチの生産に集中していた訳だ。


11月の終わりから、これまでずっと作りつづけてきたが、一月が終わったあたり
から、自分であまり営業を行わなくても注文が入ってくるようになった。どうやら
それなりに需要のある商品らしい。手間はかかるが、冬の間の仕事が確保できたことも
非常に嬉しい結果となった。コメの販売はその間後手に回った感もあるが、残量を見るに
つけ、初夏まで販売を継続することが出来そうな感じなので、夏場無収入になる期間は
これまでより短くなりそうだ。
 

~ モチ米ならびに購入していただいた皆様には本当に感謝をしております ~
 
 
さて、ここからが本題。
玄米モチをこさえると、やはり少量の半端が出る。それは自分で食べたり、
知人にあげたりする用途があるので別に困らないが、最近はその食べ方が変化してきた。


健康的で簡単なおやつ.JPG
 
色々と試すうちに、玄米モチは基本的に通常のモチと同等の使い方が出来る他、
様々な食材とも相性が良好であり、実に汎用性の高い食品であることが判ってきた。
お客さんによっては、グラタンやチキンブイヨンの中に入れたり、チョコを塗って
食べていたりもする人もいる。、自分でもアンチョビやらレバーパテを乗せてみたり、
ピーナッツバターを塗ってみたりと手当たり次第に組み合わせてみたが。 いけなかった
事が無い。なんとも面白い食い物なのだ。
 
 
それで、半端になるモチの量が少ない場合は、このように非常に薄く作るようになった。
 
要望あれば生産しようと思う薄型.JPG
 
出来ればパイ生地くらいまで薄くしたいが、そこまでのすのは大変なので、たいがい
これ位になる。短冊状に細切りし、焼いてみるとなかなか面白い状態になる。

今年も新たに何枚かの田んぼを引き継いだ。
毎回、クセのある田んぼが増えたところで今更驚くことはない。
けれども、今回の田んぼのやりきれなさは異常である。

ここは、昨年まで師匠が管理していた田んぼ。草刈りはおろか、稲刈りも済んでいない。
植えられていた赤米は、すべてべったりと倒伏したまま枯れ、季節のみが過ぎている。

これまた無残ですなぁ~.JPG
 
師匠は、年初より失踪中。諸事情に幾つか思い当たる節はあるものの、本人がいなければ
確認のしようもない。つまらぬ邪推をするより、とりあえず後片付けをしなければ。

ここを管理する事になったのは、田んぼがこのような有様なので、地権者が困って
こちらに管理をして欲しいと相談してきたからだ。しかし、現在の自分で対応
出来る部分は向こうの田んぼ全体という訳にもゆかず、出来る限りの部分を引き継ぐ
ことにした。
 

田んぼに入ってみると、本当に悲しくなる。ここ二年くらいの間、どうも栽培が
いい加減になってきていると思ったら、終いにはこれ。
師匠、あんた一体何やってんだよ、全く・・・。世話になったのも事実であるが、
これ以外の諸々も含め、接していてやはり憎めずとも実害のある御仁であったと
言わざるを得ない。これをブログに書くべきかはともかく、書く気持ちは察して欲しい。
 
うなえない、植えれない.JPG
 
この赤米だって、しっかり販売する努力をすれば、相当な金額になっただろうに。
なんだって、こんな状態で放っておけるものだか。

そして、自分にとってはこれが正に悩みの種である。
ここまでだと刈り取ることもままならず、田んぼ全面を焼いても種は残り続ける。
無理矢理トラクタで鋤き込もうにも絡まって作業にならないだろう。何より、
なんとかこれを処理してイネを植えたとしても、絶対に赤米は生えてくる。
それでは白米と混ざって大変なことになってしまう。

従って、今年は草刈りをして耕すだけの調整水田として管理する。
生産調整も、ここを割り当てててやれば、転作なしの個別所得保障最低額で
草刈りやロータリー耕の手間賃位にはなるだろうか。
本当はいい田んぼなんだけれど、このことを話したら地権者も理解してくれたものの
本当に残念がっていた。みんな悲しいのである。

更新が遅延しているおかげで、やそはち作業の連続投稿となる。

今回の作業は、タイトルの通り。それでは様子を見てみよう。
 
 
種蒔きは、苗箱を洗うところから始まります。

今年も種蒔きはじまります.JPG
 
昨年の経験者も二人いるけれど、どうやらだいぶ忘れている様子。年に一度の作業
なので、ここで復習しましょうね。
 
播種の時期も、昨年とまるっきり同じですが、今年はだいぶ暖かい。
さて、どうなりますか。 
 
おままごとタイム!.JPG
 
培土の調合もほぼ同じ(土1:モミガラ燻炭1)だが、今年は覆土にやや変化あり。
培土自体もこれまでの通常仕様から寒冷地向きのものに変更。価格は変わらず。

今月七日のやそはち作業。
今回は、田んぼの排水を良くするために、溝を掘ります。
先月は生憎の雨で出来なかったので、晴れてよかったですね。

新しい農具入りました.JPG
 
ここへ来て、農具が追加されました。鋤簾(じょれん)・マンノウ・エンピが
各一本ずつ。これらは彼らが独自に用意したもの。昨年の売り上げで、どうやら
少しは活動資金が得られたことに加え、大学からの援助金もあったようです。本格的に
農業になってきましたね。二年目にして、もう【農業体験】レベルを超えてます。
 
 
 
だから、作業内容も当然ハードルが高くなりました。
 
塹壕掘り開始.JPG
 
しっかりした暗渠とはいかないまでも、今回はコルゲート菅をしっかり埋めて
田んぼと山の間にある側溝も掘り下げて、地下排水の導線を確保します。
従って、掘る深さは暗渠を入れる際と同様かそれ以上。自分の背丈くらい深い溝を
掘るなんて事は日常だと考えられません。普通はユンボを使いますが、やっぱり人力。
田んぼ作業ですが、塹壕掘りのような様相です。

今後の記事に関して

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先月末から今月の4日まで西日本旅行に出かけて以降、更新していない。

日々の作業は行っているし、書けない訳でもないのだが、どうも五年目ともなると
これまでと似たような事を書いていてもなぁ・・・という気にもなる。目新しい事は
身近な困り事といったところだが、どうもそれは新規就農とは趣旨が異なるものも多い。
また、農地貸借の関係や、新規就農の補助金の関係より生じた諸問題などは、読者の
方々も知りたいところなのかも知れないが、どうも自分が書くと生々しくなり、関係者が
それを読んで悪い気分になりかねないのが悩ましい。ざっくりでも書くべきなのだが
いざ、まとめようとするとどうしても手が止まる。

農業を行う上での実状はしっかりと報告すべきだし、現にこれまでもそのようにして
きてはいるのだが、書いてよいものかと頭を捻る機会が増えている。それらはつまり
自分一人で対峙出来ないような事象である。解決に当たっては、地域の問題ならば
周囲の方々と協力して取り組む必要があるし、この国の農業及び農政の根本的な仕組み
が問題だという場合には、それについて切り込んだ上で、現場サイドからの改善策を
提案したり、現状をどうやり切るかの模索事例を掲載してゆかねばならない。

いずれにせよ、ここで起こっている問題の一つ一つは充分に時間をかけて取り組んでゆく
べきテーマであり、相応にやり甲斐もある内容になるだろう。
だが、こういったブログ形式でそれを綴って行く事は難しい。これは論文ではなく
日記のようなものだからである。増してや、無数に問題が散らかっている中で各々に
関しての取り組みを記述してゆくとなると、諸課題を細切れにした上で併行して更新
してゆく他は無く、途中で読者はさっぱり意味が解らなくなるだろうし、途中からこれを
読み始めた人にとって有用な記事になるかどうか怪しい。それではあまり意味が
無いし、自分の頭の整理も追いつかなくなる。なにより、自分は学者では無いので
そんなに沢山のテーマを同時進行させるなど、到底出来る気がしない。どちらかと
いうと、自分のするべき事としては、有識者へ現状を報告するという感じになるの
だろうか。

やはり、ブログはブログである。
野帳の簡易版として、耕作の記録をしっかり残し、作業・耕作ノウハウを蓄積してゆく
事が第一。そしてそれらを栽培履歴として、お客様にいつでも提示出来るように
しておく事。同時にそれらは、読者にとっても有用なものになるように心がけ直そう。
また、当地を訪れて活動を行う面々の奮闘ぶりを伝えること。
結果、理解者や仲間、お客様が増えるのなら尚良い。

 
趣味のブログや個人的な日記とは背骨が異なるという事を再認識すればするほど
近頃は何を書いてよいものやらという感じになっていたが、まあ当面の更新に
ついては、これまでと同様のものが続く事になるのかもしれない。
それでも、中身のあるものにしてゆく所存故、引き続きご愛読いただければと
思う。

尚、〇〇のことが知りたい、△△について意見が欲しいなどの要望があれば、
コメントでも残していただければ、出来る範囲で記事に反映させてゆきたい。
記事に対しての感想や意見なども引き続きお寄せいただければ幸。

何でもかんでも自分のみで考えて行動してばかりでは、やっぱりどうしようも無い。

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