千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2012年7月

#506 もう一押し

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今月の中盤までは草が目立たなかった田んぼも、そろそろ機械除草が必要になって
きた。暑さも厳しいので、朝夕に集中して作業を行う。

もうこんなになってるし.JPG
 
遅く植えたイネは、生育期間が短いため、除草機を通すタイミングは一層重要。
暑い時期は、雑草の伸長速度も尋常でなく作業が出来ない日があると落ち着かない。
だが、連日の除草に疲れ果てたせいか、作業自体はあまりやりたくないという複雑な
気持ち。結局のところ、やらないと後悔するのが目に見えるのでやるという感じに
なっている。夏休みの部活のようなノリで仕事が出来れば良いのだが、五月からずっと
草の相手が続いているとなると、マインドの修正は難しい。
とにかく、そんな状態になりながらもあと少しの所まで来た。除草が終わればあとは
稲刈りまでに行う田んぼ作業は主に草刈りだけ。草刈りならば、マイペースでやっても
問題無い。
 
 
日当たりの良くない田んぼは、イネが貧相に育つためか、虫による葉の食害なども
目立つ。だが、深めに水を張った状態で除草機を通せば、機械が通過する際に
イネが一瞬水没するので、虫を水面に叩き落とす事が出来る。
 
虫もはたき落とせます.JPG
 
イネの葉っぱを食べるコブノメイ蛾の幼虫が面白いように沢山浮かんでもがいている。
ツト虫に効果があるのかは不明。だが、イネを倒す時に、クモなども巻き添えにして
いるので、効果的にはそれで相殺されているのではないかとも思う。
もともと田んぼに虫がいてもあまり気にしない性分、生き物のバランスが保てていれば
それで良い。

#505 死闘尚続く

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もういいよ、どうせ草刈りの話なんでしょう?
 
・・・です。読む人がいようがいまいが更新はします。
 

って、ここもうダメだろ。見た目がもう田んぼと呼べない有様。
 
アゼでも何でもありませんな.JPG
 
うん、普通に歩けなくなっている。おかしいな、これまでもちょくちょく刈ってたのに。
土手もアゼもあったものでない。木や笹はツタが激しく絡まった状態でどんどん山から
倒れてくる。山の手入れが急務だが、夏は疲労・マムシ・スズメバチと危険が多いので
出来ない。冬になったらなんとかしておかねば・・・。
 
 
今日はノコギリを装備し忘れていたが、刈払機で無理矢理始末した。
 
いちおう歩ける程度には.JPG
 
少しは片付いたはずなのだが、まるでスッキリした気持ちにならないのは何故だろう。
ここのところ、木を切る機会が増えたので、機械にもだいぶ負荷がかかってきて
いるのも気がかりだ。この作業は竿や刃物だけでなく、ギアやベアリングも痛む。

先週末も学生が五人やってきた。だが、今回は通常作業とはまるで赴きが違う。
 

初日の夜は、地元の農家さんや農業委員さん、県や市の農政関連役人さん、地元の
新規就農者を交えての懇談会。やそはちの活動を地元の方々に知ってもらう機会に
とどまらず、これからの農業やその関わりのあり方、現状の問題点など、学生が
興味を持っていることを学ぶ非常に良い機会である。


いきなり接点増えたね.JPG
 
この席の詳細は、やそはちメンバー(やべっち)が彼等のWebページでまとめて
くれているので、ご興味のある方はそちらを参照すると良いだろう。
 
 
しかし、これが今回のメインイベントでは無い。
彼らにとっては翌日に行われる地元のお祭りが本番となる。
 
 
 
ご近所のみなさんと.JPG

除草機がだだをこねたので、昨日・一昨日は除草作業が出来ず。
気温が高い場合の始動不能/熱間(エンジンが暖まっている状態)での再始動困難と
オーバーヒート気味のご様子。やれやれ、自分と同じだなぁ。朝はスムーズにエンジンが
かかるのに、田んぼへ持ってゆくと狙ったかのように動かなくなる。

とりあえず、キャブレターのオーバーホールとプラグ交換を行うも、状況は変化せず。
ダメモトでダイヤフラムを交換したところ、なんとか使用可能になったが、結局
始動性に関する不具合は解決せず。頑張れ、今シーズンの出番はあと少しだから。

で、今日の午前中はやっと除草。
けれども、ここは民家に接する田んぼなので早朝に作業は行いたくない。
仕方ないので、暑い時間に作業するが、お昼のジャマをするのは良くないので
昼前に撤収。

すまないが、試させてもらう.JPG
 
それにしても、この田んぼは最悪なまでに雑草が出ている。
ヌカ及びヌカ系資材の投入量をかなり少なくし、即効性の有機肥料を使ったのが
まずかったのだろうか。田んぼの1/3は除草する意味すら感じられなかったので
放置し、外の作業に時間を費やすことにした。
なにしろ、真昼の除草はもう精神的にも体力的にもつらい。炎天下で風も吹かない日は
排気ガスを胸いっぱいに吸い込むことになる。これが体を動かして大汗をかくよりも
何よりも辛い。夏場に長時間除草機を押した日は、夜になると頭が痛くなる。
軽いCO中毒かなにかになっているのではないだろうか。除草機の排気の取り回しにも
ちょっと工夫する必要があるかもしれない。
 
 
除草を追えてからは田んぼを見回りつつ出穂間近のところへは苦土を流し込んだりする。
それと、外の作業で頭がいっぱいになったまま忘れていた苗代を片付ける。
 
残った苗はコシヒカリとふさこがね。
どちらも次々に穂が出ている。
 
本能的に早くなる・・・か.JPG

 
以前にも確認してはいるが、苗のまま放置した場合の出穂時期はかなり早くなる。
苗箱に入っていてもいなくても傾向は同じなので、極度の密植状態にあると早く
なるということか。写真のコシヒカリは、それでも葉の色が濃い緑のままで興味深い。

更新再開。
 
とは言ってみたものの、やっぱり草ばかり。

 
でも、これのおかげで少し草刈り中の気分が楽になった。

安い・デカい・赤い.JPG
 
ホンダ刈払機用大型ディフレクター(純正部品)を新ダイワの機種に装着。
とにかく、ナイロンコードを使用する場合は、これ位大きい刈刃カバーの方が良い。
自分に向かって飛んでくる飛散物が格段に減り、作業が安全且つ快適になる。
チップソーや二枚刃など、通常の刈刃では、見た感じが少々ジャマに思えるかも
しれないが、さほど問題は無い。とにかく安全に越した事は無い。

新しいモデルにはこれが装備されているが、部品単体でも購入出来、他メーカーの
機種にも装着可能。ディフレクタ本体は、500円程度と何故か異様に安い。
固定用の上下ブラケットも本来はセットで使用するため、一応購入しておいたが、
上側ブラケットは別に他の機種の物を穴加工すれば問題無いだろう。尚、保護面積が
広いので、通常のディフレクタ固定位置から遠ざけて固定した場合でも保護効果は
かなり期待出来ると同時に草のつまりも少なくなる。

草づまりが嫌でない人はいない。だから、ディフレクターが装着されていても取り
払ってしまう人、そしてケガをする人が後を絶たない。ディフレクタを大型化して、
外周の曲率を大きくして草でづまりを防ぐという単純明快な解決方法なら、そんな
人たちにも少しは理解してもらえるのだろうか?

先日集落の集団草刈りがあった際に、ほうぼうかが持ち寄った刈払機のカバー撤去率は
尋常でなかった。農家は常に危険な作業機に囲まれて仕事をしているというのに、何故
事故リスクを増やすような使い方ばかりする人が多いのだろう。
 
 
 
で、畑の草をまた刈った。
そして、やっと耕した。

やっぱ畑がいいな.JPG
 
畑は、またしてもちょっとした耕作放棄地の様相を呈していたため、小型の耕耘機では
歯が立たない。久々にF950の出番。やはり、畑の方が使い安い。今回は浅く耕して
雑草を根っこから掘り返した程度なので、早めに資材を投入して再度耕そうと思うが
次に何を植えるか全く考えていなかったりする。

見返してみると、緑色の写真ばかり。
それだけ田んぼにいる時間が多い。
 
 
人力による除草は、尚も継続中。
一ヶ月以上もこれを続けたのは今年が初めてだ。

ここまでくればどうにかなる.JPG
 
遅くに植えたモチ米も分けつが盛んになってきた。
この時点まで、かなり草を抑えることが出来たので、後はどうにかなりそう。
 
 
ついでなので、コシヒカリの様子を見てみよう。
 
 
こちらは5月10日植え。
 
まだ色が違う・・・.JPG
 
苗比較のため、中央より右側が露地苗、左側が購入苗。尚も葉の色が違うまま推移。
分けつ数は、どちらもさほど変わらない。田んぼの右端は、雑草が激発したために
生育が悪くなっている。

#500 草刈り考察まとめ

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要塞田んぼの緩衝帯(湿地部分)には、ヨシ(写真右奥の背が高い植物)も
目立つようになってきた。ヨシは、水質浄化作用が高いので、このまま群落化
させつつ、圃場及び水路のキワは侵入されぬように、しっかりブロックしてやれば
また面白い栽培方法になるのではないかと思う。

ヨシ群落を育てよう.JPG
 
ロクに草刈りをしない奴と思われるのは不本意だが、それでも栽培上でひとつの
特徴が追加できるとなれば、コメ販売の際、確実に有利にはたらく。
 
ヨシは、休耕水田で群落を形成している事が多いが、その状態になるまでには
大体3~4年以上の放置期間を要するようだ。
 
 
そんな感じで、最近は草刈りをしながら植生の観察をするのが面白くなってきた。
ただ目ン玉を三角にして、日頃の恨みとばかりに執拗に刈り込むだけでは、結局
後から手強い植物のしっぺ返しを喰らい続ける羽目になるし、作業時の精神衛生にも
よろしく無い。刈るシチュエーションによって、何がどう違うか、その植物たちは
何故ここに生えるのかと、考えを巡らせていれば、割と重作業も気楽に出来るように
なってくる・・・と思いたい。
 
 
そういった観点より植物を見るようになってくると、今度は耕作放棄地の植生が
非常に面白く見えてくる。
 
植生の遷移・・・.JPG
 
逆行で分かりづらいが、左から雑木林(山)・法面・水田(放棄三年目)・雑草に
埋もれたアゼ・水田(放棄二年目)・草地(裸地)・通常管理の水田となる。
ここは、右から左に向かって時系列で植生変化が追える。実践主義の自分にとって
正に生きた教材だ。

三年目の放棄地は、自分が管理している訳ではないので、放っておけば観察がし放題。
無責任な言い方だが、元々条件不利地なので、もう無理に元に戻さなくても良いのでは
ないだろうか。

#499 作業能率低下中

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相変わらず、除草・追肥・草刈り・アゼ修正作業ばかり。
他にやることはないのかと言われれば、疲れて昼寝をする程度。
機械メンテにまでは手が回らずにいる。
  
 
それにしても暑い・・・暑すぎる。

暑い・・・暑いんだよぉ.JPG
 
真夏の除草機はヤバい。暑さが増すにつれて、排気ガスも堪えるようになる。
無理するとロクな結果にならないので、この作業は一日二時間までに抑える。
朝夕に集中して作業しないとそろそろぶっ倒れそう。そう思って朝早めに田んぼへ
出かけても、昼まで食い込む事が多く、次第に疲弊してゆく。
 
思えば、三月上旬に種蒔きを始めて以降。ノンストップでここまできた。
もうそろそろ少しは休もう。単独でやったにしては上出来だと思う。

 
 
除草していたのは、棚田の一番上。
陽当たりも風通しも悪いので、ここに植えたイネはどうしても徒長気味になって
しまう。そこで、丈が伸びにくく倒伏に強い品種を植えてある。
 
 
半日村の徒長イネ.JPG
 
写真は正午直前に撮影したものだが、この時間になってもまだ田んぼ全体に陽が
差し込まない。陰ることの多い所は、イネが泥をかぶって倒れ、除草機に巻き込まれる
率も高くなる。仕方なく引き起こしながら通すが、泥にそのまま埋もれてしまう
ようなヒョロヒョロの株はもう途中から無視した。どうせ比較的密に植えてあるのだから
間の株が少々消えたたところで気にしなくても良いだろう。周囲の隙間が多い所に
あるイネは、その分だけ株も大きくなる傾向にある。株や茎は太くなればなるほど
倒れにくいのだから、適度に間引いてやったのだと強引に納得。

本当は、心の中でごめんなさいと呟いているのだけれど。
ちょっと今日は集中力が切れていた。

三週間ぶりのやそはちメイン作業。
っても、相変わらずの草取りなんです。そこで、毎回これではイマイチだと
思い、この日の後半作業に農業機械講習を組んでみました。
 
 
前半は、いつも通りの草取り。
 
きゃーステキー.JPG
 
参加者も手馴れたもの。それでも、コナギは毎回手強い姿に成長している。
今回は、イネの株が太くなっていたので、除草機は二条のものが使用出来ず
手作業がメインに。
 
 
尚、手作業では到底追いつかないので、併せて仕方なく足で泥の中に埋め込む
作業も行いました。
 
地味に踏み潰しています.JPG
 
完全に泥の中に埋められればなんとかなるかも知れないが、不完全だと再生してるので
どちらかというと時間稼ぎ。それでもやらないよりは格段にマシ。
地味な作業だが、腰を曲げずに済むのも利点と言えば利点。

昨日今日の農作業。

チェーン除草三反五畝・中耕除草三反五畝・肥料散布60Kg・アゼ修正80m・
畦畔板挿し20m・草刈り田んぼ4枚+休耕地めいっぱい・オーバーフローパイプ設置
一箇所・・・。
 
暑くなってきたので、いい加減しんどい。
七月に入れば少しは余裕も出るかと思っていたが、全然やることが減らない。
『今日はこれだけやる。』と決めたことをキッチリとまっとうすれば、翌日は
無意識にまた別のノルマを己に課している。結局、諦めて投げ出すか、これ以上は
何も出来ないという所までいかなければ体は休まることが無いようだ。
例え今日は何もしないと決め込んで作業場に閉じこもったところで、全然落ち着かない。
休もうと思ったら、もう田んぼから遠くへ離れる他は無い。
 
 
今年は、四枚の棚田も比較的草が少なめに管理出来ている。

いつまで引いてるんだろコレ.JPG
 
チェーン除草を行う頻度を昨年の1.5倍(二~三日おきに実施)まで増やしたから
だろうか。とりあえず、遅植えながら今のところ生育は順調。除草回数を増やした
理由としては、中耕除草機を出来るだけ入れたくない事に加え、田植え後五日間に
発生したコナギの数を見て驚愕し、腹を括った所が大きい。通常、チェーン除草は
田植え後三週間で見切りをつけるのだが、この四枚はそれを過ぎて尚も続けている。
つまり、まだ諦める状況に至っていないという事だ。
 
尚、チェーン除草を行う際は、摺り足で移動し自分の左右にあるイネの株間も
足で土をゆさぶって除草している。

足でも除草を行う理由は、雑草に包囲されたイネを救助するためだ。

君は包囲されている.JPG
 
写真のように、イネの周囲をコナギに取り囲まれるたまま放置すると、ある程度
から先はあまり分けつしなくなる。そして、どんどん気温が上がってくると、コナギの
生育速度がイネのそれを遥かに凌ぐようになり、イネは葉色を急速に失い始める。
その時点で除草を行っても、コナギも再生力が増しているので殆ど効果は無い。
ただでさえ初期成育の良くない自分のような栽培方法では、チェーン除草機と手足で
浮かせられるうちに叩くのが最も重要なポイント。また、泥を攪拌して水を常時濁った
状態にすることで、雑草の生育を抑えるという意味もある。
実際、コナギの生育は遅くヘラ状の葉を水面近くでユラユラさせるような個体はまだ
皆無。ただ、表土を常時ひっくり返し続けているおかげで、埋没していた雑草の種子が
反転してきて、ダラダラと出芽を続けるという状況もあるようで、恐らくイネが
生育後期となる8月まで、ポツポツとながらコナギの出芽は続くだろう。
これまで、まともに抑草出来た試しが無いだけあって、埋蔵種子の量も、やそはち
田んぼに負けず劣らずの状態になっている。それをなんとかしたければ、手間を
かける他に出来る事など無い。

 
 
思えば、これまでは今くらいの時期になると棚田の半分は田面がコナギで埋め尽くされ
手の施しようが無くなることが多かった。上から二段目と最下段の田んぼに至っては
今までまともに収穫が出来た試しが無い。日照も風通しも排水も悪いからと田んぼの
せいにばかりしていられるか。今年こそはどうにかしてやる。 

チェーン除草四反、アゼ修正/畦畔板挿し60m、補植一反五畝、肥料散布80Kg。
 
結局、七月に入っても作業が目白押しなので、今日一日でどれだけ作業したかを
書いておかないと何をどこまでやったか忘れてしまう。それというのも、変な時期に
最後の田植えをしてしまったからなのだが。
 
 
で、その悪夢の田んぼにはまだまだ地雷が・・・。

あっちもこっちも地雷ばっかり.JPG
 
漏水箇所の簡易修正を行うために、隣接する水路の一部の区間から泥を掘って利用して
いたのだが、放棄された暗渠管を発掘してしまう。ここの出口を塞いでいた泥が全て
除去されたため、この管から水がどんどん出てくる。この田んぼ、こことは別に
暗渠管が敷設されており 、ここはどうやら効かなくなったために無視されていた
ようだが、なんというか、側溝がつまっただけで放棄するとは・・・。
ビニールマルチの投げ込みによる陥没補修といい、田面の高低差の修正を怠って
いつまでも土の乾かない深みを広げ続けた挙句に、田んぼの1/3を耕作放棄、
そして、無理矢理水位を稼いでアゼの崩落を助長・・・。結局、まともな維持管理を
怠り、付け焼刃的な対処を続けてきた誰かさんの結果を自分だけが全て理解する事が
出来たという訳だ。で、ここからの水の流出は、とりあえず、本来は管を掘り出して、
暗渠排水を無効化させるのが一番なのだが、とりあえず出口から大量の泥と砂を
パイプの奥に突っ込み続けて塞いでおいた。出口にフタをしようにもパイプが割れ
ているし、割れた部分をノコギリで切って処理しようにも、管を掘り起こさなければ
ならないとなれば、自分とてデタラメな処理をせざるを得ない。田植えをしてから
地雷に気付いても手遅れである。もう秋以降にテコ入れするしかない。


そんなこんなで夕方が近づいてくるが、まだやれる事はある。
時間に余裕があれば、まず草を刈れ。

先週やった区間.JPG
 
今日は休耕地刈りの続き。写真は、先週草刈りの済んだ区間。
ここは、刈る面積が異様に多いため、気合を入れて一日かけて一気に刈ってしまいたい
ところだが、やはり管理上の重要度が低いため、このように数回に分けて行っている。

なんだかまた考えられないモノ達がやってきた。
今回は別に面倒なものではないのだけれど、別の意味で丁寧に扱う必要がある。 
 
 
二台の発電機を動くようにして欲しいとの依頼。
 
って、動くようにするのは多分すぐ出来ると思うのだけれど・・・。
これは、その、なんというかあまりにも衝撃的な状態。
 
 
ホンダEM300
名機E300のマイナーチェンジモデル。E300系の発電機は大量に生産
されたので、今でも大して珍しいものとは言えないのだが、これは別格だろう。

いい面構えですな.JPG
 
製造から40年近く経過して、ここまで新品状態のものは異常としか言いようが無い。
樹脂やメッキ・塗装・ゴム部品・ステッカー類の全てが全く劣化していない。
一体どんな風に保管してこの状態を維持してきたのだろうか。真紅というほど鮮やか
でも無く、ややオレンジがかって暗めの赤い塗色に【無鉛】ステッカーの青色が生々
しく映える。よく目にするくたびれた耕耘機なども元々の色はこうだったのかと
しげしげと見入ってしまう。昔のラジオやテレビ。オーディオ機器などを彷彿と
させ、箪笥や畳とも良く調和するデザインもなかなか洒落ている。ダイヤルのガタの
無さ、AC/DC切り替えシャッター及びタンクキャップの小気味良いクリック感
などからは、現在の耐久消費財とは全く異なる当時のモノ造りの考え方が伺える。

 
 

次の機種は比較的まだ新しい。というか、これもモロ新品。
 
ホンダEX300。【hippo】の愛称で知られる小型発電機

EM300が、出力を増したEX400/550【デンタ】へとバトンを渡した後、
暫く時間を置いてから発売された2サイクルのポータブル発電機。
最小・最軽量ながらインバータ搭載で、回転数に依存せず常に安定する出力波形は
PCや計測器などの精密機器を駆動する際にも支障をきたさぬ高性能さ。昭和62年
登場にして現在でも充分に使用に耐える革新的なこの設計が、進化した現行のEU
シリーズにしっかりと受け継がれている。
 
非常用ならではの増槽つき.JPG
 
これは、連続運転時間を稼ぐためにサブタンクが設けられた珍しい仕様。その為、
軽快感と知的さを併せ持ったデザインがだいぶ野暮ったい姿になっているが、燃料を
入れた状態で持ってみても、意外とバランスは良い。こちらも二十年前後は経過して
いるが、やはり全く劣化は見られない。マフラーのスパークアレスタ(排気口の
メッシュ)もキラキラと輝いている。
 
どちらも、非常用に保管されていたものが放出されたとの事だが、よくもまあ
素晴らしい状態を保っていたものだ。持ち込んだ知人と一緒に、いつもの農機屋さんに
部品を注文がてら見せに行ってみた。
 
 
『これ、動くようにするって、火を入れるんですか?』
 
 
同感である。EX300はまだ使っても良いような気はするが、EM300の方は
どうしても気が引ける。出来ればドライバーでネジを緩める事さえしたくない。ホンダ
コレクションホールに展示されていてもおかしく無いようなものが、雑然とした
作業場の中でひときわ輝いている。
 
とりあえず、バラす前によく磨いておこう。日光にも無闇に晒したくはないので
冷暗所に保管しておこう。組み立てたら、シリコンスプレーをかけまくって、ワックスで
仕上げよう。
 
普段、コキ使われてやつれ果てていたり、蒸し風呂のような悪条件で保管された
歴戦の武士(もののふ)ばかり見ているので、これは良い目の保養。いや、眩しくて
目がつぶれてしまうかもしれない。

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