千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2012年3月

ここ二日ほどは春らしい天気。
播種から約二週間。ようやくまともに加温が出来ている。

根っこが先に動く.JPG
 
土の表面にはほとんど変化が無いように見えるが、上段の苗箱の裏を覗いてみると
細い根っこが出始めている。下のほうはまだ動きが見えないが、温度差を考えると
仕方ない。昨年同様、苗箱の中心に近い部分の温度はどうしても上がりにくく、
発芽は遅れ気味になっているようだが、気温が低い時期なのでこれも致し方ない。
 
 
ところで、発芽中のイネの様子はこんな感じ。
 
一応死んでませんね.JPG
 
イネを発芽させる場合、発芽可能な最低温度は11.5℃以上で、その日その日の
温度から11.5℃を引いた残りを毎日積算し、その値50以上を目安として考える
のが一般的。今回のケース(苗箱上段部)をざっくり計算すると、平均15.1℃で
14日加温していたという事になる。まったく時間がかかる訳だ。

ちなみに、下の段の平均温度が13℃で、これまでのような陽気が続くと仮定した場合
まだこの倍以上時間がかかる計算になる。それもまあ、芽が出ればという話で、
ここまで低温に晒されているとなると、発芽しないことも充分に考慮しなければ
ならない。やそはちメンバーに、田んぼの面積に必要な苗の倍ほども種蒔きをして
もらったのは、そんな理由もあってのことだ。

田んぼ一年目である彼らの場合、ある程度失敗しても結果が見えれば構わない。
何をするとどうなるか知るというのは、将来何をするにしてもも先んじて必要な経験
だと思ってもらうことにしよう。育苗の手間はかかるけれども、これは自分にとっても
良い経験だ。なにしろ、普通の農家はこのような暴挙には及ぶまい。普通にやって
いたら到底得られない知識とスキルが身に付くのである。

作業が本格化してくる頃だが、その作業機を置いたり育苗するスペースが
不足している。昨年の計画だと、とうに格納庫が完成しているはずだったのだが
不動産屋さんから格納庫の建設にストップがかかってしまい、そろえた資材は
一年間シートを被せて保管したままになっていた。作業ストップの理由は、この
敷地の壁側の一部は、所有者の異なる山林に食い込んでおり、そこに何か建てても
よいのかどうか確認するのが困難なためとの事だった。それと前後して、敷地の
使用方法について、社長とこちらで話がついている事にも関わらず、第三者から
派手に難癖をつけられ自分はブチ切れ、大騒動になっていた(現在は解消)事もあり
結局のところは今まで木材を活用するどころではなかった。

とにかく、木材を遊ばせているのは勿体無い。いつもの大工さん(犬おじさん)と
一緒に、そこそこ機械や農業資材を収納可能かつ育苗スペースにも使用可能な棚を
こしらえる事にした。

ここのところは棚づくり.JPG
 
流石は本職。切った貼った乗せたというやっつけ仕事は一切無く、しっかりとホゾ
組みした上に接合部は6寸のネジの頭部分を座ぐり、でガッチリ止めてある。
これなら強度もあるし分解して移設するのも容易だ。この棚の下側に資材や設備を
しまい、上張りの上に苗を並べる算段。作業場の出入り口を開けてすぐのところで
育苗が出来、機械も即出動可能となれば、作業の負荷も相当軽くなる。
  
 
こちらの管理機側は、まだ部品を作成中。出入り口側よりも60cm程幅を増し、
天井の高さも若干上げておく予定。
 
大型管理機もタクラク収納.JPG
 
地面よりも高い位置で育苗してやれば日当たりも良く、トンネルも張りやすい。
ここに軽トラを横付けすれば楽に苗を載せる事も出来るだろう。また、イネの時期
以外でも野菜の育苗にも活用出来そうだ。夏場はここでゴロゴロしたり宴会するのも
良いだろう。あわよくば作業台にもと思ったが、いかんせん位置が高すぎる。

耕うん機のカゴ車輪はタダで見つかったものの、相当にサビサビの状態。
車軸に通すボスは再使用困難だったため、新品を購入。車輪自体もそのまま使用する
訳にはいかないので、サビを落として再塗装することにした。
中古で探しても、いつ出てくるか知れぬ品。もし純正の新品が出たとしても軽くン万円。
ゴミに見えても貴重な仕事の道具。多少の手間がかかったとしても永く使えるように
しておく事が大切。なにしろこの手の道具は廃れ行く存在。遅かれ早かれ入手する事は
難しくなってゆくだろう。


なんていうか面倒くさい.JPG
 
単なるサビ取りとは言っても全体となると大変だ。殆ど平面部分は無く、なかなか
手強い。CRCを2~3本、出力と大きさの異なるサンダー二本、カップブラシも
ワイヤーの径・長さの異なるものを用意してひたすら格闘し続ける。
本来、こういった形状のものは、CNSベベルなどの表面処理用ディスクを用いるのと
非常にやりやすいのだが、しっかりした鋼線カップブラシはなかなか消耗しないので
コスト的には有利だと思う。
 
 
ところどころ深めに浸食を受けている箇所はあるもの、極端に肉厚が薄くなったり
穴が開いたりしている訳では無さそうで何より。溶接部は特にサビが酷くなりやすいので
念入りに落とした。
 
この程度の錆びなら.JPG
 
表層の赤サビを落とすと、割と黒サビが出てくる。黒サビは、それ以上酸化せず
鉄の腐食を食い止めているため、その部位は無理に地金を露出させたりせずに残して
おく。高校生の頃、旋盤実習で使用した素材も、この黒サビ(黒皮)で見事に全体が
覆われており、屋外に無造作に転がされてiいた。削る時は少々勿体無く感じたのを
思い出す。 
 

#442 まだ芽が出ません

| トラックバック(0)

やそはちの種を蒔いてから一週間が経過。
その間、晴れの日は随分と少なく、薄い氷が張るような気温や雨が続く。

陽が出ないときつい.JPG
 
昨年も、3月下旬に蒔いた種の芽出しには苦労したが、今回はそれ以上に厳しい。
被覆の内側も、夜間は気を抜けばすぐに10℃を切りそうになる、一昨年はハウス内
に並べていたのに低温障碍でかなりの枚数の苗がダメになったのをどうしても思い出す。
 
 
曇りの日の内部温度はこの位。
 
曇りの日はこんなもん.JPG
 
晴れていれば25℃以上を確保出来るが、日照時間が少なければ当然低めで安定
してしまう。曇りの日が二日続くと13~14℃。夜間はブルーシートを更に
被せてやると、冷え込まない日ならさほど変化しない。温度は、積み重ねた
苗箱の中間位の所へ食品温度計を突っ込んで測定。苗箱の一番上と下では、大体
8~10℃(被覆のセッティングにもよる)ほど温度の開きがある。
中間部分で、20℃なら、一番上は24℃、一番下は16℃くらいと考えると
良い。

良く晴れたとは言えないまでも、それなりの天気。
早速メンテの続きをしよう。いつまでもコイツが家の前にいたら邪魔だし。

家の前に鎮座.JPG
 
ロータリーと一部外装を外しているので少し軽快な印象。
作業の邪魔になるものはなるべく外しておくのが基本。
 
 
前回紹介し切れなかったのは、ワイヤー類へのの注油。

ワイヤーインジェクターは、二輪車をいじる人なら定番のアイテム。
だが、自分はこれが嫌いで仕方がない。
 
ワイヤー注油の定番.JPG

これは、ワイヤーのジャケットとの噛み合わせ不良が発生し易い上に、構造上どうしても
隙間が空いてしまう。結果、写真のようにスプレーの潤滑材を送り込もうとした際は
油脂の損失が非常に多くなる。時間が無い時や、作業現場で使うには良いが、常用
していたのではお金をドブに捨てているのと同じ。使うにしても、押さえのネジが
一つしか無いものは論外。写真のようなダブル保持のものを使うべし。
だが、どういう訳なのか市場では単独ネジ式ばかりがが大量に流通している
製品をカッコ良く見せる為のアルマイト処理にカネを掛けれるくらいなら、
モノ自体を改善するほうが健全だと思うのだが。
 
 

F950を引き上げてきてからだいぶ時間が経過している。
その間、ホンダ用カゴ車輪を見つけることが出来た。跡は美ソリ(抵抗棒)が手に
入れば田んぼでも使用出来るようになる。本体もしっかり使用に耐えるように戻して
おこう。
 

とりあえず洗っとけ.JPG
 
本体は、依然として写真のように洗ったまま。(これも前回の写真)
 

 
とりあえず、触る前に各部に注油しておこう。 
 
 
なんでもいいから注油.JPG
 
シフト周りなどの動く部分、これから部品を取り外す可能背のあるネジ部、サビが
発生しやすそうな、回り込んだ形状や鉄板の重なった部分などに片っ端からCRCを
かけておく。

今月16日は、【やそはち】二度目の作業。
学生は春休みという事で平日対応も可能。なかなか羨ましい。参加者はも14名を
数え、かなりの賑わいに。
 
 
一部のメンバーは前日入り。

前日入りの役得.JPG
 
知人が広島から送ってくれた牡蠣をみんなで焼いた。翌日ぶんも残しておくが、
鮮度が命なので多めに食べる。これは役得です。役得。
 
 
今回の作業は種まき。
地面にシートを広げ、流れ作業で行う。
 
集団おままごと.JPG

それにしても、参加者が多く、写真を撮ってみても何をしているのか良く判らない。
そしてこの人数で作業すると相当早い。慣れてくれば播種機に勝てるかもしれない。

#438 三年目の露地育苗

| トラックバック(0)

昨日から、育苗に使用するモミガラ燻炭を焼きはじめた。
これを作らないと培土代金が節約出来ないし、苗を運ぶのも、水を
やるのも労力が増すだけ。それを考えれば、面倒でもない。

灰にならないように、時々切り返し水をかけ、モミガラを適時加えながら
焼いてゆく。

かぶせては混ぜ混ぜ.JPG
 
昨年はだいぶ失敗したが、今回は順調。
今日の日中は丸々放置してみたが、しっかり焼けていたので、更にモミガラを加えて
混ぜ直す。写真は日没前の様子。深夜にまた切り返しをして明日の朝どうなっているか。
なにしろ、最初の種まきは明後日。ここで失敗してはマズい。

 
 
種モミも10日くらい水に浸けているが、屋外ではいかんせん水温が低すぎる。
そうでなくても、休眠性の強い品種。播種後の発芽ムラが出るとよろしくないので、
もう少し加温して芽を動かしてやった方が良いと判断。
 
ちょっと寒すぎるよね.JPG

保管場所を風呂場に移し、水温20℃弱で二晩くらいで大丈夫だろうか。
代謝が増えるので、水交換の頻度も上げた方が良さそう。
また、地下水の温度は年中大体15℃で安定しているので、屋内で数日浸ける場合は
無理に加温する必要は無い。

 
着々と準備は進む。しかしまだまだ寒さが続く。どう考えても、まだ種まきには
適さない時期だ。しかし、やそはちの作業日が16日と決まっているので仕方が無い。
芽出し時の保温が上手くゆくか、苗代のトンネルがきちんと準備出来るかなど懸念は
あるものの、やるだけやってみよう。これでもしっかり苗を育てる事が出来たのなら
それはそれは強いイネが育つに決まっているのだから。

全く、ここのところ雨ばかり降っている。
農作業も機械整備も遅々として進まないのでこれはまずいが、天気には逆らえない。
作業場を片付けたり、米を発送したりとやる事はやっているが、寒さがすぐに戻って
きたせいもあり、晴れやかな気持ちにはなかなかならない。

っと、仕事仕事。今週はまた玄米モチをこさえていた。受注生産という形だが、
これは作ったら作っただけ需要があるというか、冬からの生活は本当にこれがあった
お陰で助かっている。製造にも慣れ、一人でも順調に作業をこなせるようになって
きた。余裕が出てきたので、その製造工程でも紹介していこう。
 
 
まずは、仕込みから。
モチ玄米は、洗う前に循環式精米機に数分間かける。(圧迫ゼロ)

圧迫せずに玄米を仕上げ.JPG
 
これにより、苦味や雑味の原因となる玄米表皮を少し削いだり、小さな異物を取り除く
事が出来る。この処理をしておくと、玄米が洗い易くなるという訳だ。初期の玄米
モチは、この工程を踏んでおらず、味はだいぶ現在と異なる。少し苦味のある方が好み
という方もいるが、現在の玄米モチの方がすっきりした味になっていて良いと思う。
 
 

で、良く洗ってから水に浸す。
 
良く洗います.JPG
 
 
そこまでゴリゴリと洗うわけでもない。
朝晩には必ず水換えを行い、4~5日ほど浸し続ける。水換えの際にも、水温にムラが
出ないよう玄米を良く掻き混ぜる。発芽玄米モチにしたいような場合は、風呂場に樽を
置き、時々お湯を入れるなどすると良い。

#436 稲作4年目

| トラックバック(0)

三月に入ったので、そろそろ種まきの準備。
手始めに、コシヒカリの種モミ3Kgを温湯消毒する。

60℃ 60℃・・・.JPG
 
普段通り、60℃で10分間処理した後に急冷。
そのまま10日くらい水に浸す。

それにしても、この60℃という温度、なんだか大丈夫なのかなと思うものの
今のところ、これで失敗した事はない。温度ムラが出ないように湯をよく掻き混ぜ
たり、温度計を数箇所に入れて確認しながら行っている成果もそれなりにあるとは
思う。ぴったり60℃に温度を合わせても、種モミを放り込むと温度が下がるので
60℃+アルファ程度に温度を上げておき、投入直後にモミの袋を良くゆさぶる。
消毒中は、湯温が下がらぬように少しずつ熱湯を加え、掻き混ぜ続けている。

さて、処理はこれで良いとして、今年の育苗はどうしようか。
やそはちの種まき作業日は3月16日なので、通常の種まき開始時期より二週間ほど
早い。そこから先の芽出しと、苗を並べた後の温度管理にも気を遣わなければ。
なにしろ、今年も露地育苗。霜でも降りた日には、全滅しかねない。
寒い時期にこさえる苗だけは、苗代にトンネルでも張っておくほうが無難だろう。
 
 
シーズンが始まると、培土、肥料、農ビ、燃料などの資材代がどんどん必要に
なってくる。運転資金が殆ど無い現状、昨年以上に頭を使う必要が出てきそうだ。

#435 使えてこそ道具

| トラックバック(0)

何故だか、貰い物に恵まれる状況が続く。この間、木工屋のおばちゃんと世間話を
しつつ、剪定バサミを買って、そのまま知人の所に寄ったら、やたらと道具を頂く
ことになってしまった。なんでも金物屋が閉まったそうで、色々と貰って来たのだ
そうだ。

しめてウン万円.JPG
 
エンピ(太)・大型のボルトカッター・パイプカッター・シャコ万・スコップ類・
バイス(小)ノコギリ・草刈り鎌・木の皮剥ぎ・革手袋いっぱい。どれも国産品ばかり。
他にも色々と頂いたけれども、相当の数を複数の知人にあげた。
なんというか、畳んだ店の品々なので、嬉しい反面手放しでは喜べない。せめて
使ってくれる人が少しでも増えた方が良い気がする。独り占めしていたって、どうせ
使い切れないのだから。


で、作業場がいよいよ手狭になってきたので、日中は道具の整理と保管レイアウトの
変更作業に費やす。気が付けば、異様に物が増えた。このままでは、物置の中で生活
しているのと同じになってしまう。

これから先、真剣に考えて道具や機械の保管スペースを確保せねばならない。
散らかしてばかりいると、いくらモノがあっても、適切に使いこなせなくなる。
そして、埋もれたモノは次第に使えなくなってゆく。結果として、更にモノが
増えるというのはどうあっても避けなければならない。


<__trans phrase="run-periodic-tasks script is running...">