千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2012年1月

以前、動くようにして返した刈払機がまた修理で戻ってきていた。(新ダイワR231)
預かってから時間が経ってしまったが、ようやく修理完了。
キャブレターのダイヤフラムやパッキン類、点火プラグを交換の上、燃料ブリーザや
ストレーナーをチェック、リコイルの清掃をして快調に。

キャブレターのセッティングを直したら、快調すぎて困る位に良く回る。
一万二千回転以上まで吹けたが、流石に焼きつきや振動による部品脱落などがが怖い
ので、MAXは五百回転程下げておいた。

もらってしまった.JPG
 
早速、持ち主に修理完了の電話をしたところ、現在は別のものを使っているので、
とりあえず今のところ出番は無いと言う。どうせ沢山人が来るだろうからずっと
こちらで使っていて良いことになった。小型でも、頑健に設計されている年次のプロ
用なので、当面は使用可能だろう。破損している刈刃カバーとくたびれたハーネスを
新調しておけば完璧だ。

確かに、夏場に集団で草刈りをする時などは本数が要る。これは有り難く使わせて
いただこう。これで現在稼動する刈払機は5本。昨年、整備済みの刈払機三本を
売却していなかったら一体いくつになったのか・・・。

だが、これまでも自分用は4本。補用機は適当に探してきた中古一本という体制だった
のは変わらない。そして補助機の型が最初は新ダイワRA260(現行機種)→共立
SRM240(二世代前)→そして三世代以上前のコイツとどんどん古くなってゆく。
まだこの先は、修理待ちとして更に古い新ダイワR20が控えているのだが、R20は
部品が出るかどうか怪しい。

刈払機が何本になっても、相変わらずイリノ以外は新ダイワばかりという偏った
布陣に変化は無い。何でそうなるのかを考えてみたのだが、

・出入りの農機屋さんが、新ダイワの取扱店
・出入りの木工機屋さんも、たまたま新ダイワ取扱店
・高出力かつ堅牢という手堅い構成から、旧型機も淘汰されずに使われ続ける

以上の三要素が大きな理由と言えそうだ。
たまたまでも、数が増えれば増えるほど、そのメーカーの製品が好きになってゆく
不思議。ついでに、エコ意識には反するが2サイクルの特性も好きである。

以前の仕事では、4サイクルの刈払機などもテストしていた事があったが
自らが仕事で使うとなると、どうも手が出しづらい。元同僚の方々からしてみれば
まあ私は非国民です。4サイクルは重たくなければ良いんだけれど・・・それと、
ここまで2サイクルばかりだと、数本持ち出してひとつだけ混合ガソリンでない
機種が混ざっていたら、まあ面倒臭いのは間違いないでしょう。

 
ところで、下の写真は、刈刃の脱落防止ピン。久々に見た気がする。
 
こういうの大事だよね.JPG
 
最近の機種は、これが省かれている事が多い。あると刈刃の装着が楽といえば楽。
安全面ではどうだろうか・・・取り付けボルトが外れて刈刃まで脱落するような
状況を想像するに、ピンも遠心力で吹っ飛んであまり効果は無さそうだが、こういった
ものが付いていると、なんとなく危険箇所を作業者に伝える警告的な意味合いがあると
思うのだが。作業安全とは、普段から気にしてこそ確保されるもの、
これを差したら、ちゃんと取り付けボルトも締めておかなきゃみたいな気持ちに
少なくとも自分はなる。

#427 やそはち初作業

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向風学校は、2年間の田んぼプロジェクトを終え、現役の学生たちに活動は
引き継がれた。本日は、そのグループ【八十八(やそはち)】にとって、記念
すべき初の農作業。
さて、今年はどんな展開になるのだろうか。
 
まずは、はるばる遠くまで来てくれてありがとう。 
生コン事務所でのミーティングを終え、田んぼを耕しに行く。

どっからやろうかねー.JPG
 
一反六畝とはいえ、思ったより田んぼは広い。
どっからやろうかね。
 
 
 
昨年、向風学校が追加した農具を加えても、ちょっとまだ足りない。
例によって様々な道具を渡し、使い比べてもらうことにしよう。

 
エンピじゃきついかもね.JPG
 
ちょっと、スコップや、エンピじゃきついかも。
まあ、感覚を養うには色々とやってみるのも良い。がんばってください。

#426 手が冷たい

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農作業が本格化する前に、そろそろ機械のメンテをしておかなければならない。
 
手始めに、管理機2台を久々に表へ出す。
こまめの方は、フローとチャンバーのドレンがいかれていて、燃料コックをONに
するとキャブからガソリンだがダダ漏れになるし、FF500は、エンジンの調子が
イマイチ。

寒いけど外でやろ.JPG
 
 
別に、どちらも動かない訳ではないが、どうせキャブレターまわりをいじるのだから
ついでにキャブの分解清掃や、パッキン類の交換をしておこう。
こまめの燃料ドレンは、直すのが面倒なのでドレン穴にハンダを流し込んで埋めた。
燃料を抜きたくなったら、フローとチャンバーごと外せば良いだけで、別に面倒でも
ない。

#425 研見楽学

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冬の最中、訪問客あり。
といっても、ある程度は気心の知れた仲でもある学生。4月より就職し、
今までのようには動けなくなってしまうので、今のうちに色々と訪ね歩いてみたい
との事。気になっている農家さんを訪ね歩くとは、コスタリカに留学していた経験を
持つ彼女らしく普通の学生の卒業記念とは根本的にアプローチが異なるっているようだ。
  
という訳で、用事があるのは何も私の所だけでは無い。
小さい頃からここの野菜や卵を食べ時々遊びに行っていた農家さんの所へ久々に顔を
出してお話を伺いたいというので、初日はそちらへ赴く。
事前に、その農家さんは何処かと尋ねればモロに自分も知り合いの所だった。
だったら話が早いわーというような感じで一緒に見学させてもらいに行く。
世間って、何でこんなに狭いのだろうか。
 

訪れた所は、成田空港の中で農業を営む一家。
長年の闘争の末、最後まで当地に残った数少ない生産者さんだ。

空港の中で.JPG
 

栽培方法や、現在の取り組み、これまでの経緯などの話を聞かせて頂きながら、収穫
作業に同伴。ご家族と昼食までご一緒させていただいた。出てきた食材は、米や野菜は
勿論のこと、卵や豚肉まで自前なのだから本当に恐れ入ってしまう。また、それらを
食べて育った子が、大きくなってからも訪れるという関係も、ものすごく自然な流れ
だ。それがずっと先の世代まで続く事を考えると、今流行の食育という文字も霞んで
しまう。
 
 
ご主人は物腰もやわらかで、ごく普通の方のように思えるが、どっこい
このフェンス向こう側の数十メートル先では大型旅客機が離発着している。
自分は闘争の世代ではないのだが、ただならぬ印象を受ける。

北総地域をはじめ、千葉県全域で感じるのは、栽培方法に関わらず叛骨精神を秘めた
生産者さんがやけに多いこと。その中でも、過去の争いが苛烈を極めたであろう土地に
残るここは別格の存在かもしれない。然し、妙なイデオロギーのようなものは感じない。
百姓が自らの土地を守るのは本分に他ならないのだとご理解いただくのが良いだろうか。

 
一応、撮影もブログ掲載も了承を得、色々と案内してはい頂いたものの土地の特性を
考慮して、必要以上の公開は控える事にする。
 
 
個人的に印象深かったのは、ここ。

意志を貫き者のみがここに眠る.JPG
 
地元に残り続け、やがて亡くなっていった方々の墓地。
どれほどの思い入れがあったとしても、ここに埋められるのは土地を離れなかった者
だけ。出て行った者は、どうしても戻ってこれないものだとしんみりと話して
いただいたのが心に残る。かつてこの地にいた方々の信条は、闘争が収束したと思われて
いる今日においても、未だに生き続けているのかも知れない。

苦労して開拓し、やっと出来上がった土地をさほどの時を経ないうちに退去させられる
事になったら、どんなに憤りや悔しさを味わい、未練が残ることだろうか。
未だに何も無い自分は、何となくその哀しい気持ちを察する事は出来ても想像の範囲で
しかない。けれども、ここでは何故か時空を超えて、人と会話しているような不思議な
気持ちになった。

前々回のブログで軽く触れた、【通い農による田んぼ活動報告会&新体制説明会】について
だいぶ予定が見えてきたので、改めて報告をしておきます。


まずは、当イベント開催に当たっての経緯より。

一昨年より、安西直紀が率いる【向風学校田んぼプロジェクト】が私の就農した
千葉県の香取市の田んぼで行われてきました。これは、普通みなさんが思い
浮かべる田植えと稲刈りの体験とは異なり、彼ら自身が冬に田んぼを耕す所から、
稲刈り・籾摺りに至るまで、全ての行程を通い農という形で経験してみたいという
要望に私が応じる形で取り組み始めたものです。
 
 
彼らとの関わり始めるきっかけは、私が当地で研修という名の自力耕作を開始した09年、
初めての稲刈りで苦慮している時、見沼田んぼ福祉農園理事の友人が彼らを紹介して
くださり、実際に数名が応援に駆けつけてくれたところから始まります。以降、まだまだ
未熟な私は、彼らとともに歩んで色々と身につけたと言って良いでしょう。一応は講師と
いう位置付けになるのですが、まだ何もかもが手探りだったように思います。

 
その向風学校の活動も開始から二年が経過し、今年からは彼ら主体ではなく、
現役の農工大生が引き継ぐという事が決まり、確実に新たな展開に向けて進み
つつあります。そこで、向風学校自体としては、二年間で学んだ事を総括し、
これまでに関わり、あるいは興味を持って好意的に活動を捉えていただいた
ご理解ある方々への感謝の意も込めて、今後この経験をどう生かすかや、活動への
関わり方などを報告します。
活動を引き継ぐ農工大メンバーは、新体制や進め方、意志などについて説明を行い、
参加者や協力者を募ることになりました。彼らもまた、純粋な興味から自発的に実践的
且つ主体的な耕作を始めるという点で、根源的な流れの部分で向風学校の意志を立派に
汲み取ってくれているのではないかと感じています。

 
場所・時間などは以下になります。

場所 : 農工大府中キャンパス (学生生協内)
日時 : 2月4日(土) 13:30開場・14:00開始

向風学校発表(安西) → 新体制説明(新リーダー2年生) → 詳細補足(人見)
(司会 :向風学校より諏訪)

外、質疑応答・ざっくばらんなディスカッションなどを含め、17時頃までを
予定しています。

 
・参加費は無料ですが、会場の暖房が有料となっているため、カンパを募ります。
・事前の出欠管理は行わず、終始オープンなイベントとなる予定です。

尚、終了後は大学近くの駅周辺で懇親会を企画しています。(参加は任意です)
 
 
以上、当ブログの読者様でも、ご興味のある方がおりましたら、是非この会合へ様子を
見に来ていただければ嬉しい限りです。

ところで、余談になりますが、昨年は向風学校メンバーのみならず、昨年は学生主体で
小さな小さな田んぼでの通い耕作も併行で取り組み。無事に収穫を迎えて皆で分配する
形となりました。思えば、それが今年からの活動への布石になったのかもしれません。

となるとまあ、そこまで人が継続的に関わり続けて現在があるという事の重要性を
深く再認識する事になる訳ですね。
 
 
ここまで、稲作体験の活動を支援してくださった、NPO法人TINA(田舎日記の方が
通りが良いですかね)関係の皆様、及び見沼田んぼ福祉農園スタッフの皆様へ、そして
生コン事務所を訪れていただいた方々、おコメをご購入してくださった方々、本ブログを
お読みくださった全ての方々への御礼を以って今回の文を終了させていただきます。
 
 
本当にどうもありがとうございます。
 

今後とも、ご理解とご協力を得られるよう、より精進する所存です。
 
 

関連リンク
 

向風学校(旧)過去の田んぼプロジェクトなどの様子はコチラから
http://headwind.sc/archives/2007-06.html
 
 
やそはち(農工大有志による、田んぼ活動のブログ)
http://okomeyasohachi.blog.fc2.com/

#423 刃物砥ぎの日

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先週末、埼玉県にある見沼田んぼ福祉農園で講習会を行ってきた。
二日間の講習内容は、主に刃物砥ぎ。
 
これまで5年以上、ここの農園にある機械類のメンテナンスを担当してきたが、
スタッフは流動的であったり、不特定多数の関係者が機材を使用するという
施設の都合上、なかなか安全な使用方法や整備について落とし込む事が難しい状況が
続いていた。この農園は今月で10周年。それにかこつけた訳では無いが、若手の
スタッフを対象に少しでも道具に興味を持ってもらい、将来も良好な作業環境が維持
できるようテコ入れを始めたといった形だろうか。
 
 
で、手始めが刃物砥ぎなのかというと、身近な道具をより身近に感じてもらえると
考えたからだ。同じく、ここの機械や道具の面倒を共に見てきた梨農家の栗原くんと
かなり深くまで話し合った結果、あまり専門的なスキルでもなく誰でも出来、結果も
見え易いだという事でこれになった。また、知識の少ない状態で機械依存すると、
寿命や作業効率への寄与する刃物砥ぎの重要性を見落とし易いという面もあり、
やはり重要な部分である。

砥ぎの日.JPG

そんな訳で、包丁・カマ・ナタ・鍬・ハサミ・マンノウなど農園の刃物を片っ端から
引っ張り出して、参加者全員で朝から夕方まで研ぐ。若手とはいえ中学生から大学生・
社会人まで万遍無い参加者たち。割とみなさん地味にハマってくれました。


加治屋さんみたい.JPG

木工が得意なスタッフは、臨時講師として大活躍。
彼は自分のカンナも研いでいた。

向風学校では、二年間にわたり当地で水稲の自力耕作を行ってきた。昨年は途中から
ブログでの作業報告が滞っていたが、二年目の成果は上々。社会人サークルの
レベルでも、週末の通い農で充分なコメの収穫を得る事を実証してみせた。これまでに
田んぼ作業に参加した方々の努力とスキル向上が実を結んだ事は、未熟ながら受け入れと
指導を担当した自分にとって、誰よりも嬉しく思う。

その活動も、今年からは向風学校主体ではなく、現役の農工大生へとバトンタッチ。
勿論、これまでの参加者も一緒に継続していけるよう配慮しつつの展開となる。
『面白そうだからやってみよう。』というノリだけでスタートしたような活動だったが、
確実に新たな局面に踏み込んだようだ。そこで、向風学校内でここまでの活動の総括を
行った上で、その発表と、新体制の説明及び参加者募集を兼ね、2月4日に、
12年の参加型田んぼ活動についてイベントを行うことになった。これはどなたでも
参加可能。会場は農工大(府中)となる可能性が高いが、詳細は追ってお伝えする
事としたい。
 
 
ところで、この二年間で【農業体験】と呼ばれる活動について、自分の中でも随分と
意識が変化してきた。そのことについて、昨年の向風学校田んぼの稲刈りの様子などを
見せながら考えてゆこう。

今年はちゃんと収穫できましたね~.JPG
 
よくある農業体験というのは、稲作では田植えや稲刈り、野菜では収穫のみなど
さわりレベルのもの。その参加者は多く、農業に関わりの無い生活をしている人や
児童が食や農について興味を持つとっかかりとしての意味合いは非常に大きい。
サラリーマン時代の自分も、一番最初はそういったイベントに参加し、そして運営側
スタッフとして活動をしていた。
 
 
豊饒祭り.JPG
 
そして、週末の通い農といった形で田んぼと畑の耕作に関わっていくうちに、どんどん
面白くなって興味の対象が広がっていった。また仲間が増えていった事、農業機械の
開発現場で働いていた事もそれに拍車をかけ、自立の道を歩むことになる。
関わっていた体験イベント及び受け入れ規模も、その間に拡大を続けていた。

だが、細かい事を知れば知るほど、一般的な体験イベントでは出来ない事をしたく
なるのも事実だった。それは、『楽しいね。農業って良いね。』という表面上の
訴求だけでは、何か生産者と消費者の間の壁が無くなる事も無く、時として、農村が
単なるイベントスペースとして消費の対象に成り下がっているような印象さえ受ける
ようになったからである。何か、もうこれは限界が見えたというか、そんな気持ち
だった。巷で、農業ブームとして取り沙汰されている事も、内容によってはもう
嫌悪感を禁じえなくなっていた。
 
 
農村の耕作基盤を維持しつつ、担い手を増やし円滑な世代交代を行うにはどうすれば
良いのか?また、それ以外でも廃れつつある土地の農的利用方法は無いだろうか。
それを喚起するにはどうすれば良いのか・・・農業体験イベントからも、幾らかは
ヒントが出てくるものの、その疑問の回答はもっと深くまで入り込まないと見えて
きそうも無い。そこで、自ら実践の場で考えるという愚直な方法を選ぶ事になる。
そこが恐らく普通の新規就農者と最も異なるところなのかもしれない。
 
そしてブログ初期の通り、見よう見真似の素人耕作が始まる。当事者になってしまうと
もう、農業体験などぬるい事は考える余地も無い程だったが、一年目の稲刈りの助っ人
に来た面々の様子を見ていて、以前の自分のように新鮮さを感じている様子が伝わって
きた。ああ、自分もこんな感じだったなと。

思えば、きっかけなんてこれで良いのだ、寧ろその先のベクトルの方が大切だなと
素直に意識出来たのは、それが初めてだったのかもしれない。

気がつけば新年。先月はモチつきとバイト、米の発送以外の作業はあまり行っていない。
外に色々出かけたりもしているが、更新はたったの二回。情けないことに農作業は皆無。
ここらで頭のネジを巻きなおそう。
 
 
それでは、本年も当ブログをどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
 

今日は、なんとなく生コン事務所の裏山へ入ってみたら、こんなものが生えていた。
薄暗いので、生育に適しているらしい。

野生のが色が濃い.JPG
 
立派な天然のマンリョウ。正月飾りにはもってこい。これがあれば、創作活動や暮れの
挨拶回りに重宝する事は間違いない。どうにかして増やしたいと思う。
 

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