千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2010年6月

最近は、草刈りや除草作業が続くので、ガソリンの減りが早い。
朝、混合ガソリンを作るのも日課になりつつある。

しかし、よく考えてみると、混合ガソリンとは何なのかご存知ない方も大勢
いるのではないかと思う。そこで、今回はこれについて解説してみよう。

混合中です.JPG
 
混合ガソリンとは、ガソリンと2サイクルエンジンオイルを混合したものである。
2サイクルエンジンは、普通の4サイクルエンジンとは異なり、エンジンオイルを
燃料に混ぜてエンジン内に吸い込ませて各部を潤滑する。従って、2サイクルエンジン
用のオイルはガソリンと一緒に燃やされ、排気ガスに混ざって排出される訳だ。

そう書いてしまうと、なんだかえらく無駄で環境にも悪いような印象を与えてしまう
かもしれないが、実際に世間では旧態化したメカニズムと捕らえる傾向も強い。
しかし、50cc以下の農機用の小型エンジンにおいては、構造が単純且つ軽量で
高出力、そして廉価な2サイクルが未だに主流となっている。

そこで、小型の機械を幾つか使っている限り、この、ガソリンとオイルを混ぜるという
作業が必ず発生する。

 

#246 一週間の明暗

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金曜日、向風学校の3名が現れ、ようやく除草に取り掛かる。

 
丁度、この日から通水が再開。
コナギは葉が丸くなる寸前。既に除草のタイミングは逸しているのだが、それでも
何もしないでいるよりかはマシ。出来る限り駆除は行う。

捲れぬ絨毯.JPG
 
 
先日に製作したチェーン除草機では効果も無い。更に重たいチェーンを縦横に引き
回した後に、素手で駆除あるいは、足で埋め込んでゆく。
しかし、おそらく数日で見た目は元に戻ってしまうだろう。引き続き、手を打たねば
ならない状況である。
 
 
 
いくばくか埋まる.JPG

朝からずっとそんな作業が続く。当日、自分は自分で別の田んぼの除草作業を
行っていたのだが、彼らもなかなか忍耐強い。あまり無理をして体調を崩したり
しなければ良いのだが。

#245 雑草だけでもない

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チェーン除草機を引っ張ってみる。


まだ大きく育ってはいないが、コナギのびっしり生えてしまった田んぼから試す。

引いてみましたよ.JPG

一人でも、簡単に引く事が出来る。これならもう少しチェーンのコマ数を増やしても
大丈夫そうだ。
 
 
 
通した後は、抜けた雑草やちぎれた葉が浮かんでくる。
イネは全く抜ける気配もない。

 
これでもまだまだ.JPG

しかし、コナギの場合、双葉がある程度まで大きくなってしまうとほとんど抜く事が
出来ないので効率は良くない。やはり、田植え後1~3週間以内が勝負どころだろう。

#244 ふて鎖

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やっと雨が降る。
これで休む事が出来る。いや、それもそうだが、一昨日から初めて作りかけに
なっているものの作業を進めることが出来る。
 
 
 
一昨日の朝、師匠が生コン事務所にやってきたと思ったら、ゴソゴソ何か広げ
始めた。

『チェーン除草機を作ろうと思ってさ。向風学校の田んぼの除草に使ってもらおう。』
 
 
「いいですね。手伝います。作っておけば自分の所でも使えますし。しかし、間に
 合うんでしょうか?」
 
『今なら・・・これでも何とかなる可能性は・・・。』

「第一がこれじゃダメでも、第二(休耕再生田)の初期除草には使えますよ。早く誰か
 来ないとえらい状態になってしまうけれど。」


 
かくして、なにやら不安げな空気を醸しながら、朝っぱらからテキトーな物づくりが
始まった。着てはもらえぬセーターを編むような、侘びしい結果にならぬように祈り
ながら。


ちなみに断っておくが、彼らの田んぼの作業については、飽くまで彼ら主体で進めて
もらう手筈。必要なものの準備及び作業の指導は行うが、こちらから余計な手出しは
一切しない。そうでなければ、彼らの学ぼうとする姿勢に水を差す事になりかねないと
思うのだ。時に、田んぼの様子を見て、耐え難いもどかしさに襲われたとしても。


つくってみようの時間.JPG

材料

・何でもいいからそれなりの強度を持った棒(長さ1.8m程度) 
・直径5mm以上の鉄製チェーンかなりの長さ
・プラスチックチェーン
・番線やタイラップ、プラスチック製のシャックル的なもの
・ロープと角材
 

特別な道具は、ボルトカッター程度。作業自体はえらく簡単である。
ただ師匠、材料を用意してくれたのは良いのですが、棒の長さに対して、チェーンが
余りにも少なすぎました。ええ、買い足してきましたよ。18m程・・・。

#243 田だタダ考える

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梅雨に入ったが、曇るだけで雨があまり降らない。
昨日、一昨日は気持ちの良い晴れ。イネも雑草も勢いを増す。
 
 
今日も今日とて除草機を押す。
水位が下がり、天候を見つつ、草を埋め込みやすくなった瞬間は逃さない。

よっし開いた.JPG

最初に植えたコシヒカリは、分けつも順調。扇形に株が広がり始めた。
慣行栽培のイネが、初期からどんどん大きく、スッと上向きに伸びていくのに対して、
生育初期はあまり勢いは無く、この時期から急激に株が大きくなり、このように広がっ
ていくのが有機栽培の特徴だ。

育ち方が、周囲のイネとだいぶ異なるのものだから、コシヒカリですと言っても、
信じてくれない農家さんが去年いたのを思い出す。

田植えが済んだら、今度は除草のシーズン。
雑草が繁茂すると、肥料を奪われるばかりかイネの分けつまで妨げられてしまう。
田植えが長引いてしまったが、大方の田んぼはまだまだ間に合う。
 

除草機も休まる暇が無い。この間まで新品だったのに、少々くたびれてきた。
今後も調子よく使うため昨日はメンテを実施し、ついでに点火系にも小細工を
加えておいた。

 
 
今日、手をつけたのは、田面の陥没が起こった田んぼ。

常に水位が低いのだが、意外と雑草が少ない。
秋から冬にかけてちゃんと耕したり、初期除草を行った成果だろうか。

ここは、元肥を全く入れず、イネが活着した後から、有機肥料20Kgを一袋だけ
(推奨使用量の1/4)のみ入れておいたのだが、なかなかどうして生育は良い。
ここまでイネが分けつしていれば、除草機で誤って倒しても、正面からぶつけ
さえしなければ、まず起き上がってくる。
 
よく持ち堪えた.JPG

ここは既に水が切れかけており、表土も露出気味なので、ほじくった雑草は土中に
埋め込まれていく。気温が高い時期は、有機物の分解も進みやすいので、以降はその
雑草もまた、やや遅効性の肥料となる。また除草後は、その分解を促す目的で、元肥
と同じボカシ系有機肥料を20Kg散布。地温が上がりやすい中干し期間中に、以降の
肥効きを良くしておく算段だ。

しかし、どこまでの肥料の効果が持続するかは不明。
出穂の30~40日前に行う、一般的な追肥とは異なるタイミングなので、以降の
生育に応じて、施肥量を見極めなくてはいけない。更に、肥料食いの早稲品種という
こともあり、資材の節約には、やっぱり頭を使う。

前回の作業でザル田も少しは改善されたのだろうか。
 
 
これが、昨日昼の様子。

だいぶマシだろうか.JPG
 
 
放置は20時間。土が盛り上がっている部分が露出してからは、ほとんど水位が下がら
ない事も確認出来た。もう少し水際を修繕してやれば、田植えが出来そうな状況まで
やってきたようだ。


修繕する前には、土手の草を刈りこんでおこう。 
そうすれば、漏水箇所や土手の弱くなっている部分も見当がつきやすくなる。

そんな事を考えながら、田んぼ外周を見回りながら歩いていた矢先、いきなり
足元が崩れてつまづく。そして見事な大穴が・・・。
 
モグラトラップ!.JPG

度合いの差はあれ、土手全体がこんな状態かと想像すると、本当にやる気が失せる。
崩壊の進行がひどい区間に入れた畦畔板は一度抜いて、更に田んぼ側に入った所へ
挿し直す。面倒だが、空洞は、田んぼの下面まで繋がっているかもしれないのだ。
畦畔板は、その空洞の内側まで入れないと、全く意味が無い。

#240 インチキの上塗り

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魔の田んぼのおまけでくっついてきた田んぼは、丁度一種間前に代かきまで済んだにも
関わらず、まだ田植えが済んでいない。余りにも、田んぼの漏水が激しいザル田。
そのままではまともに耕作出来ない事が目に見えているので、先を急がずに放置していた。
 
 

なにしろ、再度代かきをするため、昨日の夕方には水がなみなみと張っておいたのに、
今日の昼にはこの有様。水の切れない田んぼの次は、正反対の条件。それも極端な。
 
どこまでザルなんだよ.JPG

これはもう田んぼでも何でもない。いったい、いつになったら自分は全うな稲作が
出来るのか。
 
 

 ~先週の会話~ (代かき直後)
 
 
隣の田んぼの見回りをしていたおじさんに話しかけられる。

「ここの田んぼ、水が全然持たないだろ。」
 
 
『一応アゼシートやら、畦畔板が挿してあったみたいですけどね。」
 
 
「それでも効いてないんだよな。土手が完全にスカスカになってるからな。用水の
 壁面の板の間から、水が漏れてるだろ。」
 
 
『本当ですね。来週から水も止まるのに、どうしようかな。』
 
 
「ここは、ちゃんと土手を一度崩して作り直さないと無理だろうな。俺のとこは、今年
 それで直した。」
 
 
『ここ、前に管理していたのは〇〇さんですよね。参考までに、どんな管理してました?』
 
 
 
「ひどい掛け流しだよ。雑草もすごかったし。稲刈りは刈払機で雑草ごとなぎ倒して、
 コンバインでこいでた。」
 
 
『・・・今年はもう植えるだけ植えて、あとはどうしようも無いかもしれませんね。
 周りに迷惑がかからないように、雑草刈りだけはしっかりやっておきますが。』
 
 
 
どうやら驚愕の方法で管理されていたようである。あらゆる常識を無視した挙句、
田んぼの機能まで破壊し尽くしているではないか。そんな風に栽培するのなら、草刈り
だけして耕作しない方がマシに決まっている。
 
 
この会話以来、この田んぼに対するモチベーションが極端に下がってしまった。
その間、向風学校の田んぼ作業や、田植えの済んだ田んぼの保守・除草などを行って
いたのだが、もう後が無い。

【もう、ここでは売るための米を作らない。自分で食べる米を栽培しよう。品種も好き
 勝手なものを思うままに植えて遊ぼう】
 
 
割り切った考えに頭の中を切り替えたら、ほんの少しだけやる気が出てきた。
それでも気が進まないが、疲れた体を引きずり作業をようやく再開。
田んぼが近づくにつれて、体が重くなっていくようだ・・・。
 
 
それで、用意したのは畦畦板。
 
普通の入れ方じゃダメだ.JPG
 
 
使っても効かないんじゃないのかという突っ込みも聞こえてきそうだが、インチキ栽培
がされていた田んぼには、インチキ作戦で対抗するまでである。

向風学校の作業も二日目。

いよいよ田植え! と、言いたい所ですが、田んぼはまだ不完全。
この日のうちに田植えまで完了出来るのか?

初参加のみなさん、田植えと聞いてきたのに準備作業からとは、ハードだったかも。
まずは、アゼの補強から。
 
田植と聞いたのに.JPG
 
やはり、週末作業のみで田んぼ2枚(合計3反弱)をこなすのは厳しい。
それでも、耕作放棄地をきちんと復元出来たのは立派。

#238 田植え合宿①

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今回の向風学校田んぼ作業は2日間。
まずは初日の様子から。
 
 
まだ第二田んぼ(耕作放棄の復旧田)の田植えには取り掛からずに、第一田んぼの
アゼ修正、ウキクサ取り、草刈りなどの作業を行う。

 

土手刈りしよう.JPG
 
アゼ・隣接する土手ともに、だいぶ草が伸びている。
また、不法投棄防止のため、農道脇のヤブも刈り込んでおこう。

いやはや驚いた。
何と、中古ながらも刈払機が2本も増えたのだ。それも、現在使っているR35Fと
同じものが2本も。

大勢で作業する際もう何本か必要だと思い、時間のある時は機種に拘らず機械屋を物色
していたのだが、まさかこんな強力な機体が3本も集まるとは全く思いもしなかった。
しかも、しかっりとした実働品で、価格は捨て値の一本一万円。
まったく、こんなレア(刈払機の中ではアレな存在だが)な品でも、ある所にはある
ものである。

青い三連星?.JPG

これらは代替による下取り品。農機屋の整備工場に無造作に転がっていたのを見つけ、
現状渡しで良いから譲って欲しいと申し出たのだが、整備済み状態で出してくれた。
親切な店には、出物も多い。

ちなみに、まだまだ使用可能なのにも関わらず代替となった理由は、『重い上に燃料が
なかなか減らず、作業時間が長くなって疲れて仕方が無いから。』 との事だった。
造園や林業等、職業でこれら機械を使用する場合、オペレータの休憩時間は、給油時に
合わせる事が多く、重くて燃費の良い機械はすこぶる不評という例も割とあるらしい。

#236 水辺で息抜き

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棚田4枚の水は、今のところ保てている。
ハードな作業ばかり紹介していたので、気分転換のつもりで見て頂きたい。
 
 
紹介順序は下から。まずは要塞田んぼ。

深い深い.JPG
 
充分に深い。雑草の発生も少ない。今年もカモが飛来して、悠々と泳いでいる姿を
見る事が出来た。少しは除草にも効果があるだろうか。それとも、着水と飛翔の
繰り返しでイネが抜けてしまうのか。
 
 
排水溝の水位も、田んぼに近い所まで上昇。
早速、スズメノヒエが這ってきているが、根を張れないので、この程度なら除去が楽。

 
匍匐性の憎いやつ.JPG

しかし、水の多い所の方が茎の伸長が早くなる。対岸に辿り着いて根を張られる前に
処理する必要があるだろう。

#235 魔の田んぼ

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田植えもようやく終盤。が、広い方の田んぼは全然水が落ちていない。更にその下の
田んぼは、常時水を落としているにも関わらず、ようやく田植えが出来るかといった
水位。
 
水の張りすぎ.JPG
 

ここの田んぼ2枚は、最悪の条件だと周囲も良く知っている為、作業をしていると
よく話し掛けられる。 
 
 
 
「なんだ、植えるのか?全然水が落ちていないじゃないか。あっちの田んぼはまだ
 水が入り切ってないし。」
 
『はあ、午前中は病院に薬をもらいに行っていたもので。先に小さい方から。』
 
 
「代、こんなもんでいいのか?」
 

『はい、これ以上やる気はありません。すぐに草だらけになるでしょうね。』
 
 
「草もうなった(すき込んだ)ばかりだし、ガスが湧いて根っこが痛むぞ。」
 
 
『いいんです。とにかくここは耕作すればそれでいいんです。』
 
 
「そんな方法では、肥やしも勿体なかろ?」
 
 
『なので、肥料は入れません。』
 
  
 

何という不真面目な奴かと思われるのかも知れないが、正直それ以上の管理は出来
そうも無い。ここまで、この田んぼ(2枚あるドブ田の狭い方)での作業は紹介して
こなかったが、それを簡単に説明すると以下になる。
 
 
・荒起こし ─ いつまで経っても全く水が切れず、深いままないので最初から行う
        気は無かった。トラクタなどもってのほか。

・草刈り  ─ 田んぼ内にはびこった、チクゴスズメノヒエ(キシュウスズメノヒエ
        よりも大型)の、地上部の葉をナイロンコードで粉砕。
        葉を除去して呼吸や光合成を抑えるすることで、根茎及び茎の節から
        再生する最に必要なエネルギの産出を防ぐ。

・荒代かき ─ 管理機(FF500)を入れて試みたが、スズメノヒエの茎が激しく
        絡みついたため、まともに作業が出来ず、総面積の30%まで行って
        断念。ちなみに、茎は長く、うどんのように太いので簡単には千切れ
        ない。無理をすれば、またオイルシールが潰れるだけ。

・除草・代かき ─ 仕方なく、雑草が目立たなくなるまでひたすら中耕除草機を縦横に
          押し続けた。一度や2度通しただけでは、すぐに雑草が復活する
          ため、都合普通の田んぼの4倍の手間をかけてしまう。根茎は
          とにかく細かく、畦畔から侵入するスズメノヒエの匍匐茎
         (ほふくけい)は全て千切る。
          

もはや、田植え準備というよりは、スズメノヒエの除去作業でしかない。
当然、機械への負荷も高いので、早々に正攻法を止め、最も破損しても痛手が少ない
除草機メインでの管理に切り替えた。

ここは、後から自分が耕作することが決まったので、秋冬の準備作業が全く出来て
いなかった。その上、手強いからと後回しにした事もあり、相当の雑草が繁茂して
しまった。スズメノヒエは、11月まで成長を続け、株は越冬する。要するに
昨年の段階で、全面にはびこっていたのは間違い無い。もう少し早く気づければ
良かった。
 
 
また、未分解の有機物残渣が多いとガス(硫化水素)が発生する。ここは、ずっと
水が切れていないので、嫌気性分解ばかりが促進され、ガスの発生は多く、既に硫化
水素の臭いがきつい。こんな場所に有機質の肥料を混ぜ込んでもガスの発生が増える
だけになりそうなので、しばらく生育状況を見てみるまで、肥料を入れる気にもなら
ない。さっきの農家さん、ガスの事を自分で言っておいて、肥料を入れないと言ったら
変な顔をしていた。入れたくても怖くて入れられないのだが、彼方なら肥料入れるん
ですかと逆に問いたい。
 
 
結果、超湿田での冬季湛水・不耕起・無肥料栽培という突拍子も無い農法を行うしか
選択肢が無くなった訳である。
エコロジカルなのか、ただの馬鹿なのか、それは収穫してみるまで分からない。

#234 復元完了

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気が付いたら10日以上が経過してしまったが、前回の向風学校の田んぼ復旧作業を
上げておこう。
 
 
朝、みんなで作業内容・使用する道具・作業分担などについて話し合う。
慣れたので、普段は気にしていなかったが、ツナギ服の集団というのも周囲では
目立つのかもしれない。

本日の作業は.JPG
 
それにしても、参加者は男ばかり。田んぼってそんな色気ないのだろうか。
それとも、やっている作業が趣味の領域を飛び越えて、ハードコアになり過ぎたのか。
 
 

田んぼに行く途中に、スロットおじさんに会う。
  
あっちの田んぼです.JPG

若い人と話すと楽しいそうで何より。
田んぼまで一緒に歩いていく。

#233 仕事の依頼

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親分のうちにあるポンプを見てくれと言われたので、持ってきた。
 
使用中に、ストレーナ(水の吸い口に取り付ける異物浸入防止網)が外れたとの
事で、インペラ(水を圧送する羽根車)に石などを噛み込んでしまい、回らなく
なってしまっている。


壊れたっていうか.JPG
 
 
丁度、管理機の整備も必要だったので、このポンプも一緒に見る事にした。 

要塞田んぼのアゼは、今の所漏水は無く、強度を保てているようだ。
そこで、外側にある排水溝もせき止めて水位を上げ、ここに雑草が繁茂する
のを防ぐ事にした。
 
 
今回は、排水溝の出口(用水に水が落ちる箇所)を土嚢で塞ぐ。
水を排出する際は、これを抜けば良い。
 

排水を止める.JPG
 
 
いっぱいまで水が入れば、水深は最大で40cm位にはなるはずだ。
本当に魚でも放流してみようか。
 

土嚢は便利.JPG
 

この作業は二日前のもの。今日時点で、ほぼ目論見通りの水位に達している。
別の田んぼから、みんなで捕まえたカワニナも沢山投げ込んだ。来年はここで
ホタルが見れるようになると面白いかと思う。

作業は、いよいよ終盤。
昨日から、最後の田んぼに取り掛かる。これまで、ここを耕作した人がことごとく
サジを投げたいわくつきの田んぼは。晴天続きにも関わらず、田面の2/3は
水溜りあるいはぬかるみという恐ろしい条件である。
 

昨日、田んぼ一面に生えた雑草を粉砕し、今日は荒起こしを行う。
トラクタと管理期2台+助っ人の諏訪くんという布陣で、どこまで歯が立つか。
 
 
開始早々、諏訪くんが管理機(こまめ)を深みに落とす。簡単にフェンダーより
上まで埋まってしまっていたので、引っ張り出す。

底なし沼.JPG
 
恐ろしく深そうのので、棒を突っ込んで深さを測ってみた。
 
 
腰より上ですか.JPG

すると、底らしきところまでは、腰より上まであると判明。
人間が入れば、太ももまで簡単に埋まるのは必至。仕方なくこの深みだけは放置
することにした。

田んぼの除草作業をしていたら、向かいの田んぼで草を刈っていたおじさんと
立ち話になった。
 
 
「田んぼの水位がなかなか保てなくて。畦畦板も入れてるんですが。」
 
 
『ここいらの田んぼは、みんな水が持たねえんだよな。』
 
 
「粘土質の田んぼだから本来は水もちいいはずですよね。暗渠詮がおかしいとか?
 あとモグラ。」
 
 
『いや、モグラだけでねえんだ。暗渠工事自体の問題だ。穴掘ってパイプ埋めて
 テキトーにユンボで土をひっかぶせただけの工事やられたら、空洞ばっかで水なんか
 持ちゃしねえ。工事する業者の中にはいい加減な所もあるからな。』
 
 
「そういえば、俺もこの間あっちの田んぼが陥没したから土嚢突っ込みましたよ。
 収穫終わったら、自力で直さないと。」

 
『んだべ、そんな田んぼばっかなんだよ。で、土嚢詰めるより、陥没した穴に、畑で
使わなくなったマルチを投げ込めば、水圧で一気に深くまで入って漏水が止まるぞ。
今度なったら試してみな。』
 
 
また変な知識を得てしまった。ポリマルチを投げ込んだら良いって、生分解しない
ものをガンガン田んぼの底に詰め込んだら、暗渠の工事をやり直す時に困るのは
目に見えているが・・・。みんな潰れたら直す気はないのだろうか。それなら用水の
バルブが開けっ放しになっている田んぼが多いのも頷ける。

 

水を出したままの管理は【掛け流し】と呼ばれ、稲作農家の間では最も行っては
いけない部類の管理というの認識が一般的だ。

何故なら、掛け流しは用水の無駄遣い、水温は上がらない、肥料分は逃げる、除草剤も
効かない等、ことごとく米の収量を減少させる方向へと働く。これではお金をドブに
投げ込んだ上に、必要以上に周囲を汚染しているだけだ。

しかし、漏水の多い田んぼでは、大なり小なり掛け流さざるを得ない。これを続けると
少しずつ土が田んぼの外に出て行き、田面は下がり排水溝は土砂で埋まっていく。
その土砂が、暗渠の排水口を塞ぐと、漏水が多いにも関わらず、水の切れが悪く深みを
多くを持つという最悪な田んぼが出来上がる訳だ。だったら最初から中途半端な暗渠
工事などせずに、湿田のままの方がまだマシだったのではないか。

 
 
更に、アゼが不完全だと、常時下の写真のような漏水が起こる。
これは、用水を挟んで向かいの田んぼから勢い良く水が漏れている様子。 

土手なくなるよ.JPG

水は、土手の中に開けられたモグラ穴を伝って、土と一緒に落ちていく。
これを放置すると、最終的には田んぼが田んぼでなくなる。
耕作放棄地はまだ無いけれども、ここらの田んぼは栽培者と共に、もはや限界の一歩
手前まで来ている。

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