千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2010年5月

#229 攻守逆転

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ようやく、棚田の田植えが全て完了。
田植え開始から、早一ヶ月近くが経過しているが、まだ田植えは続く。

今回は、早稲(ふさおとめ)とコシヒカリを植えた。
【ふさこがね】と【あきたこまち】の苗を不意に譲り受けた為、【ふさおとめ】の
田植えが伸び伸びになり、気づいたら6月も間近。昨年は、確か6月の頭にここの
田植えをして、収穫が10月の頭だった。そんな遅くに早稲を収穫しても、普通なら
メリットは何も無い。近所の人に何か聞かれても、早稲とは言わないでおこうか。

城壁とお堀.JPG
 
湿地と堀に囲まれた田んぼを見ると、やはり要塞っぽい。
攻略は済んだのだから、今後は守備する側になる。
 
 
それにしても、植えやすくする為に昨日から水を落としているのだが、どちらの田んぼも
水位がなかなか下がらないのには驚いた。植えるのに難儀した箇所もあったが、以降の
水管理は少し楽が出来そうだ。

#228 エコビジネス

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要塞田んぼの上にある田んぼは、まだ雑草が多い。
代かきのつもりで作業しているのだが、除草機を使っているので、ようやくその
本領が発揮された。 


除草中.JPG

考えてみれば、除草に使うのはこれが初だった。
いい加減なことばかりしていると思われてもまあ仕方のないところか。
余りにも、普通の人と管理方法が異なり過ぎているのだから。 
 
 
 
そういえば、通りすがりの人と一昨日こんな会話をした。 
 
 
 
『やってるね、いい代になったじゃないか。』

「ええ、荒代と代かきはトラクタ使ってないんですよ。管理機と、除草機でここの
 2反部仕上げたんです。それだとガソリンも3リッター位で済むんです。」

『すごいな、それエコ栽培だね。農薬も使わないし。』
 
「エコ栽培、ですか。ありがとうございます。」

 
 
まあ、結果的にそうなるかも知れない。そして自分の作業に対しての賛辞なのも
間違い無いので、そこは素直に受け入れられる。しかし、何かが引っ掛かる。
 
 
エコ栽培・・・何それ?
 
 

#227 怨念の先には

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この田んぼ(棚田の上から三段目、要塞田んぼの一枚上)も、用水から直接水を引か
ない事にした。その上の田んぼから、水を落とすのだ。
 
ただ、アゼをえぐって直接水を落とすのは、いただけない。湿地(ここでは、水の導線
として利用していないため、緩衝帯とは敢えて呼ばない)に丁度良い長さのパイプが
転がっていたので、それをそのまま利用する。

パイプの設置箇所は、上の田んぼにある用水バルブの対角。極力水源から遠ざけて
おき、少しでも暖かい水を入れる算段。用水のバルブも必要以上に空けず、チョボ
チョボと流しておけば、上の田んぼの水温も急激に下がることは無い。

こっから注水.JPG

水を導入する側の端は、上の田んぼの水位とツライチに合わせれば、既に深水にして
ある水位は犠牲にしなくて済む。また、大雨が降っても速やかに水が排出される。
今後は山の水だけでなく、雨水も余すことなく利用していこう。

 
しかし注水を始めたにも関わらず、肝心のアゼがまだ出来ていない。 
 
 
仕方がない・・・.JPG

今日は、要塞田んぼと隣接する側を修復。およそ60m。
細かい事は、もはや言うに及ばす。用水側のアゼは、やはり修繕が困難だったため、
速やかに畦畔板を深くまで挿した。


#226 砂場から出れない

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今朝は田んぼへ出遅れた。着いた早々に、雨が振ってくる。
しかし、最初から雨が降っていても作業はする覚悟。
 


管理機(FF500湿田仕様)で、荒代かきを行ったところ約3時間で終了。
田んぼの面積は2反部強(緩衝帯を除く)だが、途中の給油は一回で済んだ。
連続で2時間以上動き、ガソリンの消費量は1.5リットルにも満たない。

小さな管理機だと、作業を始める時は気が遠くなりそうになるが、作業も半分を
超えた辺りで、思っていた程時間が掛かっていないことに気がつくと、一気に
テンションが上がってくる。そして終わる頃には、頼もしい機械だ等と、褒めて
いたりするのだから、都合のいい奴だと思う。

しかし、田んぼの平坦度はまだ甘い。以降丁寧にフラットにせねば。


荒しろ完了.JPG
  
山の水も少しずつ溜まっていっている。明後日には田植えに漕ぎ着けられそうだ。

#225 竣工式

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要塞のような田んぼに挑み続けること2週間あまり。
今まで田んぼの外へ流し続けていた山の水をせき止め、田んぼに導こう。


まずは、緩衝帯(湿地)を横切るように掘ってあるバイパスの出口を塞ぐ。

バイパス閉鎖.JPG

すると、みるみるうちに水かさが増していく。
改めて、これだけの水を無駄に流していたことに驚かされる。
 
 
 
次に、田んぼの入り口側から排水溝に水を落としていた部分に土手を作って
緩衝帯側のアゼとつなぐ。
 
 
ドックっぽい.JPG

このまましばらく放置し、田んぼに水が入るかどうか確認しよう。

向風学校の田んぼに、ウキクサが増えてきた。
 

ウキクサ.JPG

  
『あれ、流しておいたほうがいいぞ。』
 
 
師匠にそう言われ、二人で田んぼの水を抜く。文字通り浮かんでいるだけなので、
このように田んぼの外へうまいこと流し出せる。

 
流しちゃえ.JPG

昨日今日と雨。水を無駄遣いせずに、水位を保ったまま作業出来るのは助かる。
 
 


ウキクサの害はそんなに無いと思うが、田んぼ全面を覆うほど増えてしまうと、
光をさえぎるので水温は低くなる。今年はなんだか天候も気温も安定しないので
水温の確保も大切か。ただ、他の雑草が生える前に、ウキクサが田んぼを覆って
しまえば、それはそれで抑草効果はありそうなものだが。

農法は千差万別。何が正解かは判らないが、状況に応じた判断が出来るようになる
までには、まだまだ経験が必要。除草剤を使わないのなら、自然の要素を組み合わ
せて防除するしかないので、それは尚更である。

#223 拮抗栽培 

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田んぼ作業に追われ、3週間以上畑の面倒を見れていない。
気候も良くなり、相当雑草も出てきているはずだが、情けないことに今となっては
恐ろしくて、なかなか見に行く気にもなれずにいた。

しかし、これまで一所懸命に雑草駆除と土づくりを作ったのも確か。
これでは不本意だ。昼、ようやく意を決して見に行ってみる。

シロザ畑.JPG

予想通り、畑は雑草まみれ。しかし、ほとんどセイタカアワダチソウが生えておらず、
地面はシロザに埋め尽くされている。これは予想外だった。草の量は多いが、これなら
作物の株周りのものを抜き取ったり、耕うん機で埋め込むのも比較的簡単だ。などと
安堵してしまうのも悲しい話なのだが。
 
 
シロザは、かなり肥料の吸収能力の高い雑草。おそらく作物は・・・。あれ?

#222 続・護岸工事

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相も変わらず、田んぼ外周の土盛りが続く。
しかし、今回は協力な助っ人が登場。宮城の米農家の息子である。
実家の田んぼとは勝手がまったく違うとは言え、作業の意図・要領をすぐに理解して
くれるう上、忍耐強くひたすら体を動かすのにも慣れている。

掘るのは得意.JPG

おかげで、今日は田んぼ全体の畔を強化することが出来た。
アゼを塗った部分は、2~3日置くことになるが、いよいよ水が張れそうな状態に
までなってきた。
 
 
ただ、この写真で見るとあまり変わり映えしない。
アゼは高さ、幅ともに充分確保できているのだが。
 

いや~積んだね.JPG

作業は、常に何かを喋り合いながら進めた。
口を動かしながら、体を使っていると、思いの他時間が経つのも早い。
そして、疲れを感じにくい。

これを、一人でやったとすると、おそらく丸二日はかかっただろう。
一人作業では無理とまでは言わないけれど、やはり誰かいた方が気分的には楽なものだ。
 

時間が出来たら、また彼の実家の作業を手伝いに行こうかと思う。

#221 草むしり日和 

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田植えの済んだ田んぼの周囲には、雑草が繁茂しはじめた。
この忙しい折だが、これも放置するわけにはいかないので、日中はずっと草刈り。

荒くてもとにかく刈る.JPG

漏水箇所を見つけるにも、風通しを浴するのにも、畦畔(けいはん)から田んぼへ
侵入する雑草を防ぐにも、周囲から、叩かれないようにするためにも、草刈りは
重要である。
 
 
 
また、田んぼの中からも雑草が出始めた箇所がある。
昨年同様、オモダカやコナギの類だろう。

コナギとかオモダカ.JPG


やあり、田んぼの均平出しがまだ上手にできていないせいか、どうしても、地表が
露出しやすくなる箇所には、このようにすぐ雑草の芽が出てくる。しかし、イネは
活着していても、分けつ期に入る前に中興除草機を通すのは、難易度が高い。


この状態ならな、まだ表装をしっかけば、浮いてくるので、とりあえず田んぼに
熊手を少し深めに引き回す。最近では、チェーン引き回し除草が広まってきたが、
原理が同じなら、とりあぜずは何でも良い。


しかし、全ての田んぼでこの作業をできるかと言うと、おそらく無理である。
来年は、要らない田植え機などを入手しきて、初期除草用に改造したい。

#220 湿田トライアル

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晴天続きで、田んぼも良く乾いているので、荒起こしをしようとしたら、
田んぼに入る前に、トラクタがスタックしてしまう。


侵入口は湿地と高さが同じため、、常に水が切れていないのだ。
やれやれ、相変わらずこの田んぼは色々と拒んでくれる。

まだ耕してないのに・・・.JPG

一応コンパネを敷いて、通過しやすくしたつもりだったが、あまり効果がなかった。
大丈夫だろうと、ストレーク(爪車輪)を畳んでおいたのもまずかった。

#219 抑草実験

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アゼの土盛りをした日の作業だが、これは内容が異なるので別に記録しておこう。
米ヌカによる抑草実権だ。それならば、色々な所で実績が既に出ているはずだと
思われる方もいるだろうが、米ヌカを発酵させてペレット状に加工した資材を使用
した場合はどうだろうか。
 
 
と、言う訳でそれを試すことになったのだ。
以前、モニター肥料の打ち合わせをしていた際に、そんな話になり、一反分だけで
試す事になった。


甘糠くん.JPG

その名も甘糠(かんと)くん。やっぱり関東農産製。
使用量の目安は、一反分当たり100Kg。田んぼには肥料を入れずに田植えをしておき、
イネが活着した頃に施用する。

ちなみに、加工していない米ヌカを利用する場合は、この数倍の量を投入する必要がある
ので自分のように大掛かりな設備を持っていない者にとって、ペレット状なのは扱いやす
くて良いかと思う。糖蜜のような甘い匂いも好印象。

#218 護岸工事

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昨日から造りはじめたアゼを強固なものにすべく、日中はひたすらエンピで土を盛る。
気がつくと、排水溝の幅はかなり拡大している。ちょっとしたクリークの出来上がりだ。
 
 
造成中.JPG

ここまでやれば、水位を保てるだろうか・・・?
ひととおり盛ると、アゼの幅が薄い部分が気になって、また盛る。すると別の場所が
心もとなく見え、また盛る。いつまで経っても終わりが見えない。そのうち流石に
疲れてきたので、そこでひとまず終了。以降、成型してみて、土が不足する部分を
同様に盛り直すことにした。
 
 
疲れるのは、掘り過ぎてエンピが切れなくなってきているせいもある。
 

どこでも目立て.JPG

休憩しつつ、目立てを行う。
普段、軽トラには簡単な工具を一通り積んでいる。こうしておけば、機械の不調や、
作業機の組み換え等にも迅速に対処が出来る。

#217 政略耕作

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難所の作業中にも関わらず、その先には更なる難所が待ち受けている。

いつもの田んぼとは山を隔てて反対側にある、今年から栽培をすることになった田んぼ
2枚。管理は比較的容易な師匠の親戚の田んぼまで含めれば、その面積は5反分弱。
 
向風学校の田んぼも含めれば、今年の栽培規模は1町8反。
実に、昨年の倍近くになる。 
 
 

それで、ここは例によってかなりの湿田。
全くもって水が切れていない。攻略には、それなりに時間がかかりそうなので、親分の
所以外に自前で時期をずらして苗を準備しておいたことは、読者のみなさんにもこれで
理解ができるかと思う。


んん~.JPG

ここに取り掛かる前に、作業ノウハウの蓄積をしておく必要があったため、管理機の
使い込みや何かをしていた訳だ。しかし、相手に不足はないどころか既に白旗を振りたい。
 
 
ところで、何でまたわざわざこんな所を耕作する必要があるのかを説明しておかねば
なるまい。
 
 
ここをやる理由はただ一つ。市の農業委員会を通じた正規の農地貸借の実績を残すと
いうこと。他の田んぼは、農家さんと相対での貸借、あるいは、師匠を通じての
【また貸し】つまり闇小作そのものである。

昨年、認定就農者となった自分には、本来は正規の貸借で耕作を行うという使命がある。
それが、闇小作では、新規就農に関する諸制度の利用が出来ない。だから、どんな土地
でも良いから耕作した実績を残す必要があるのだ。

それで、昨年末に市の農業委員会に相談をした所、この地域なら、師匠が農政を通じて
管理を行っている水田の管理委譲が可能だという。そこで、師匠とも話をして、その
部分について、自分が管理をすることにしたのだ。(作業の手番上、まだ未申請)

しかし、新規就農者が農政を通じて借りられる耕地の上限は5反部。経営を成立させる
だけの水田面積を考えると、やはり新規の稲作というのはシステム上無理があるようだ。
新たな仕組みを作っていくのが農政の仕事なら、自分のような思いをする人が増えない
ような取り組みがあっても良いのではなかろうか?
 
 


一番広い湿田の面積は、約3反部。そして深い。
用水のバルブなど開けてもいないのに、荒起こしをする前から既に水浸し。
これは、隣の田んぼからの漏水というのもあるのだが・・・。

どうすんだコレ.JPG

広いほうの田んぼの面積は、今取り掛かっている湿田の約1.5倍。トラクタを突っ
込んでも、管理機を持ってきてもはかどらない事は目に見えている。これから先、
文字通りの泥沼を回避するためには、どのような戦術を取るべきか。
 
 
とにかく、収量などどうでも良い。耕作すればよいのだ、耕作すれば・・・。
 
 

投げやりな気持ちにもなりかけるが、それでは、一所懸命に育てている苗が可哀想だ。
出来る限りの手間をかけて取り組もう。なにしろ土は良いのだ。こんな見放されかけた
土地でも、その特色を今まで誰も生かしてこれなかっただけではないか。自分がやらずに
誰がやると言うのだ。
 
 
 

もともとは草食男子のはずだったのだが、ここのところやけに攻撃的な一面がむき出しに
なってきている。全く、環境に身包みを剥がされた気分である。食べているものは、植物質
の方が多いはずなのだけれども・・・。

#216 キワモノな絵

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心苦しいが、もはや植えられそうもない苗が少しずつ出始めた。

これは、モニターの培土を使った苗の余ってしまったもの。(コシヒカリ/パールソイル)
種蒔き後、本日で丁度50日。生育30日位から田んぼに投げ込んでおいたものだが
いよいよ肥料切れ。

限界です.JPG
 
チッソ系の液肥をやってみて、まだ持ち堪えられるかどうか引き続き試してみよう。
(使用しない前提で)もう植えないと分かっていても、最終事象まで確認しないと
気が済まない。 
 
 
根はがっちり.JPG

根っこはしっかりしているが、ハウス内に並べていたいた時のような白さは薄れつつある。
置いておく田んぼの条件によって、根の色も赤っぽくなっていく。
有機栽培は、よく白い根っこが大切と言われるが、それもなかなか難しいものだ。

#215 要塞を攻略中

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週末の田植えイベントもひと段落し、いよいよ難所の作業も本格化。

ここは、棚田の一番下。昨年は水切れの悪さから、終始苦しんだ田んぼ。
今年は少しでもそれを改善すべく、改修を試みる。
無論ユンボ等は使わずに、基本は手作業。
 
 
それでも、一人では気が遠くなる。今年は手助けがあって助かった。

去年の稲刈り前は、溝掘りは全て一人でやっていた。更に2反部もあるのに、稲刈りの
1/3も単独手作業だったため、文字通りの悪夢だった。


しかし、ここの田んぼはドジョウ・イモリ・カエル・タニシ・ホタルなど水棲生物の宝庫。
この生態は壊さずに、出来るだけ排水を良くしたいので湿地帯は残す。
作付け可能な面積は減るが、ここで取れる米の美点は何より生き物にあると思う。
 
 
水切れの悪さは、山と上の田んぼから水が落ちてくることによるもの。

清水の流れ込み.JPG
 
 
写真では判りにくいかもしれないが、この溝は、湿地帯へ流れ込む水を速やかに用水路へ
落とすために掘ったバイパス。天気に関わらず、常時かなりの水量がある。
山の水は、栽培期間中なら有用なのだが、田植えと稲刈りの時期だけはこうしておかないと
何も作業が出来ない。 
 
 
そこで、まずは湿地帯及び隣接する田んぼの土手の間にある排水溝を復帰させる。
昨年の秋にもこの作業は行っているが、直ぐに埋まるので、定期的に底ざらいを
しておく必要があるのだ。

谷津田クリーク.JPG
 
 
これを開通させれば、田んぼ外周の水位は田面より低くなる。
これだけでも、乾き具合はかなり改善される。

しかし、昨年は排水溝が掘ってあるだけで、田んぼの水を湛えるためのアゼ作りが
不完全だったため、田んぼに水を張った瞬間に全て排水溝へと落ちてしまった。
仕方なく、排水溝の出口を塞いだが、それでは深く水を張ることが出来ず雑草を
激しく出してしまう。その上、水も切れないままなのだから、まともな管理が出来る
はずも無い。己の愚かさを嫌というほど思い知らされた訳だ。今年はそのリベンジなるか。
 

#214 てっぺんの接点

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ここの田んぼは、奥まった場所にあるので誰にも会わないことが多い。
基本的に静寂の中で作業するのだが、この時期はちょっと違う。
 
 
カエルさん。


ジャマしないでケロ.JPG

 
当然、話しかけるとしたらコイツらしかいない。
 
 
『早く逃げないと機械に巻き込まれるぞー。』
 
 

どいてくれない場合は手を止めて、安全そうな所へ放り投げてやる。
それでも、いくらかは殺めてしまっているかもしれない・・・合唱。
 
 
そして、無事に代かきも済んだ週末はいつになく賑やかになる。

#213 ペースを掴む

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朝、棚田の上から2枚をトラクタで耕起する。
同時に、先週教わったアゼ潰しも試るが、まだ上手に出来ない。
もう少し精進が必要なようだ。
 
 
トラクタは、作業は早いが、通した後はやはり深くなる部分が出てくる。
年中泥濘になっている深い部分の除草作業と合わせて、田面の修正を行うことにした。
 
 
この田んぼの土質は重粘土。
昨日までの雨もあり土は激しくぬかるんでいるため、、FF500ではなく
こまめの出番となる。

ちっちゃいけど~♪.JPG

代かきだけでなく、ちゃんと荒起こしも出来る。
流石に、畑で使うようにサクサクと操作することは出来ないが、そこまで力が
必要という訳でもない。

 
 
参考までに、水の切れない部分の写真を付けておく。

ん~泥炭地.JPG

機械など通さなくてもこの有様。トラクタを突っ込めば即死。
けれども、こまめなら大丈夫。ここに生えていた草を、くまなく埋め込んだ。

今日も雨が降る。
お陰で田植えが済んだ田んぼは丁度良い水位になったが、まだ耕していない田んぼの
土は水を含んでいよいよ耕しにくくなっていく。
 
 
田んぼを耕す前に、一面に広がっている雑草(スズメノテッポウが多い)を細かく粉砕
しておく。伸びたまま耕すと、どうしてもロータリーへの残渣が絡み付いてしまい、
キレイに耕せない上に機械への負荷が高くなる。

稲刈り後?.JPG

なにしろ管理機は小型なので、余計な負荷が入っては作業効率が極端に下がる。トラクタは
正常に作動するとは言え16年以上経過し、総運転時間は2200時間を越える代物。
これは、食品で例えるなら賞味期限切れ。食べられそうでも、いちいち臭いを嗅いだり
毒見をしないといけないのと同じである。
 
 

田んぼはただでさえ負荷が高い。常に機械は温存する作戦だ。
最悪、田んぼの1~2枚くらいイネが植えられなかったとしても、無理して高価な機械を
潰すよりはマシである。

#211 折り返し地点

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前回の土日は、向風学校メンバー初の田植え。

初日の午前中は、アゼの修正と畦畔板(けいはんばん : 漏水を止めるため、田んぼに
挿しておく波板)入れ、簡単な代かきを行い、午後からメイン作業となる。
 
 
今回も、安西くんの撮った写真を混ぜながら追っていこう。

なんか真剣.jpg
 
なかなか真剣なまなざし。 


作業前、田んぼの持ち主が通りがかったので、皆で初のご挨拶。

じさまにも挨拶.JPG

思うようによってみて良いとのお言葉を頂いた。
 

さてと、作業作業。
 
やりましょかね~.JPG

素足で入る参加者も多い。
実際、機械を使わないのなら素足で充分。土の感触もなかなか良いものだ。

#210 試行錯誤の成果

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今日は久々の雨。滞り勝ちだった記録を、ここぞとばかりに再開。
 
 

週末までに田植えが済んだ田んぼは6反部強。しかし、まだまだ田植えの準備が
出来ていない田んぼは沢山ある。昨日は、ようやく4枚の棚田に手を付け始めた。
 
 
農道と田んぼ周囲の草刈りが済んだら、毎度のアゼ切り作業。
しばらく晴天だったので、だいぶ調子が良い。

だんだんと、この作業を行うコツも分かってきた。

左右非対称.JPG

よく見てみると、今回の仕様はいつもと少し異なる。普段は、ぬかるみがあった場合、
機械を通せずにいたが、牽引力を確保しつつ、元のアゼに対してギリギリまで作業部を
接近させて、土を効率よく積み上げれるように工夫している。
  
  
後方から見た車体。

デフロックで前進.JPG
 

右側の車輪は湿田仕様のままにしておき、左側は標準に戻す。
左前の外側ロータリーは、アゼ切り用に換装。
左右非対称で、かなりチグハグな印象になるが、デフをロックさせればちゃんと前進する。
明らかにこ、れまでよりも安定してアゼに土を盛る事が出来た。

左車輪は、丁度土を盛った部分スレスレを通るので、幾度か通すうちに、土が崩れてくる
事も防げる。更ににロウト状に搾った円盤を車輪外側に取り付ければ、アゼの成型も出来
そうだ。


前のロータリーは大袈裟なカバーが無く着脱が容易。
中間の車輪も最初から補助輪用の穴が開いているために、本数の増減も自在。
後方にヒッチを装着しておけば、畑でも多用途に対応可能。
 
 
使い込んでみて思うのだが、コンパクトでやけに発展性のある機械である。
好きなように組み替えられるというのが、トラクタっぽくて面白くなってきた。

#209 大技披露

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昨日も、除草機による代かきの続きをしていた。
水を深めにしておくと、土が攪拌された際、土中にある雑草の種も沢山浮いてくる。
これを使っていると、その除去もやりやすくい。

種がたくさん.JPG

黒っぽいのがその種。浮いている草の破片も、ものによってはは節から根を出し、
また復活するのでよく取り除いておくこと。
 
 
それにしても、作業中にどんどんと田んぼの水かさが増えていくのが気になる。
あまり水が深くなると、機械の負荷が増えるだけで作業がはかどらないし、草も
残してしまう。何よりも田植えが出来ない。これ以上作業しても無駄なので、
仕方なく機械を止めた。

ざばざばです.JPG

これは、隣の田んぼから、水が落ちてこちらの田んぼに入り込んでくるのが原因。
この間の、向風学校の作業の際、アゼはとにかく高く、幅を広く取って作るようにと
指示を出していたのだが、あろうことかアゼを削り込んで高く盛ってしまった。
いくら高くしても、アゼが薄くなっては、水が抑えられるはずも無い。
もう少し丁寧に教えればよかったと思っても、後の祭。みんなが来たらまた修正して
もらう他はない。

#208 まだまだ序盤

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予定よりも一週間遅れて、ようやく田植えに漕ぎ着けた。
例の、田面が陥没して代かきをやり直した所から植え始める。

田植え機登場.JPG

田植え機もなかなか調子が良い。
株間は大きめの30cm強。昨年と同じ尺角植えである。
風通しが良いため生育も良く、苗の量も少なくて済む。
歩行田植え機の場合、変速を移動用の2速に、株間を【中もしくは大】と設定
すればたいがい尺角植えが可能になる。粗植植えをするために機械を新調する
必要は特にない。

慣行栽培の場合、一反部あたりに使用する苗箱の数は16~20枚。
ところが、この植え方だと10~13枚程度にまで減る。
 
 
 
そして、植えつけた品種は【ふさこがね】。
今年は種モミが品薄で、作付けをあきらめていたのだが、苗を余らせていた農家さん
から昨日16枚いただくことが出来た。播種した日が3月の25日だったことから
急遽これを植えることにしたのだ。

あったんだよ~.JPG
 
 
なにかと要望の多い品種だったので、悔しがっていたのだが、これで今年もなんとか
声に応えることが出来そうだ。

これは、肥料食いの早稲品種なので、本来は植え付けの株数を多く取るのだが、植え
付け規模が一反分だけでは心もとない。多少反収が下がっても良いから絶対量を確保
すべく、植え込みの苗数を3~4株までに減らして、2反分に植えた。
(コシヒカリなどは、1~3本程度で良い)
株数を少なくしても、植え付け時の欠株は皆無。中古とは言え、よく吟味して
選んだ田植え機だけのことはある。
 

そして、苗箱の使用量は15.3枚。補植ぶんを考えれば、一反分あたり、8枚
まで減らせたことになる。なんとかギリギリの見極めが上手くいった。
これで、何が判るかというと、余分な苗を作ることに予算と労力を使うくらいなら
そのぶんは肥料や機械メンテ、田んぼの補修等に予算を回したほうが良いのでは
ないかということ。
 
 

コシヒカリの苗は、だいぶ多く作ってしまったかもしれない。しかも播種してから、
既に30日以上が経過している。一般的には、田植えの好適時期が30日前後。
植え付けの限界は45日と言われている。調子の良い苗でも、今月中旬より先までは
やはり持たないだろう。そうなると、捨てるか、ダメになる前に誰かに使ってもらう
ことになる。毎日丁寧にカバーをかけたり、水遣りをしたのに潰すのは忍びない。
だから、この時期になると農家さんは苗のやりとりを頻繁に行う。
自分の苗も、欲しい人がいれば渡そうかと思う。
 
 

まだまだ手をつけていない田んぼは沢山ある。少しでも作業
ペースを上げるのは勿論だが、今年も6月の頭まで田植えが続きそうだ。

陥没の修復が済んだ田んぼを、もう一度代かきする。

しかし、既に全体が深くなっているため、作業は慎重を要す。
ここで、トラクタや管理機を無理矢理通すことは簡単だが、田んぼをこれ以上
ガタガタにしてしまうのは、田植えにも影響があり非常にまずい。

田んぼを深くする心配が無くて、土の表層を引っかくことに特化した道具は・・・。

今日も実験?.JPG

考えた末、管理機の他に中耕除草機も軽トラに積んできた。
これは、爪のついたドラムが回転して、イネの株間に生えた雑草を土の中に
埋め込むための機械。重量も20Kg程度と非常に軽いので、深い所でも潜る
心配がほとんど無い。

作業部.JPG

爪の長さも50~60mm。
代かきは、耕すと言うよりも土から20~30mm程度の深さで混ぜるという作業。
この中耕除草機の作業部は、それに適しているように見える。

土曜日の朝、田んぼの見回りに行くと、昨日まではなみなみと水を張ってあった
田んぼの水が、ほとんど干上がった状態になっている。この漏水の激しさは、
モグラのレベルではない。直ぐに、暗渠が老朽化して表土の陥没が起こったの
だろうと察する。全く、いつでも田植えが出来る状態になっていたのに、
これは、即刻修正しておかなければ、被害が拡大する一方だ。


勘弁してください.JPG

田んぼ奥の方を見に行っててみると、やはり大穴が開いていた。
物凄い勢いで、ここへ水が吸い込まれている。

 
 
これでは、かなりの規模で、田面下が空洞になっていることだろう。
確認すべく、暗渠の栓の周囲も掘ってみると、案の定である。

えぇ~ モグラじゃない.JPG


とにかく、出来る限りの範囲をすべてほじくり返し、修正しなければ耕作は
不可能だ。考える間もなく、ここ一番の重作業が始まった。

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