千葉県で田舎暮らし・新規就農者のブログ-田舎日記の新規就農

千葉県で新規就農を果たした若者の新規就農の軌跡を、BLOGでお伝えしています。千葉県での新規就農を目指している若者の参考になれば幸いです。

新規就農者ブログ

2010年4月

#205 苦渋の判断

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いよいよ田植えの日も近い。
これからが正念場。使い込む機械はここで一旦チェックをしておく。
今回は、田植え機の作動確認と注油、トラクタの清掃、管理機のオイル交換・・・

と思いきや、管理機のロータリーのオイルシールからオイル漏れを発見。
購入してから1年と4ヶ月。相当に過酷な使い方をしてきた上、田んぼ作業で
リップにとどめを刺してしまったようだ。
しかし、田んぼに持っていく前に気がついて助かった。

抜き取ったオイルは、水が混じって若干白濁していたものの、砂粒の混入は
ほとんど見受けられない。しかし、もしもこのまま使い続ければ、トランス
ミッション内部のベアリングやチェーン・ギアに至るまでダメージが及んで
しまうところだった。

やっぱね~.JPG

さて困った。これは明日にでも使いたいのだ。

交換用のオイルシールは、一応合うものを持っているものの、同機種の初期型用。
これはツバの無い通常リップ仕様で耐久性が低い。また、一度叩き込むと、なかなか
外しにくそうだ。現行の純正品を調達しようにも、こういう時に限って大型連休の
ためパーツセンターは連休明けまでずっとお休み。

こうなれば、新品が手に入るまでは、だまくらかして使う他はない。ダメな部品に
ついては、知人に電話で相談に乗ってもらった上で、以下の小細工を加えて再度組み
込んでおいた。


① オイルシールを、シリコンスプレーの液にドブ漬けする

  これは、ゴム部品を膨潤(ふくらませる)させる事により、一時的にリップの
  圧力が回復することを狙ったもの。
 
 
  
② オイルシールに死ぬほどグリスを塗りつける

  リップ部はおろか、隙間という隙間全てにグリスをぎっちりと詰め込み、オイル
  漏れと砂の侵入に対して時間稼ぎを行う。
  
  リップ部は、固体潤滑剤を使用していない低抵抗特殊タイプ(粘度は高め)、
  隙間を埋めるのには、モリブデン系の極圧タイプを併用。
 
 
 
③ オイルシール外側と、軸に液体ガスケットを塗りつける。
  
  シール部の外側に、ラバーの土手を築くことで、見かけ上のシール箇所を増やし、
  砂の侵入を防ぐ。若干ながら、水圧による内側えの倒れこみによるシール確保も
  期待できる。
  
  オイルシール組み付け後、軸とシール部を脱脂し、強力な液体ガスケットを
  満遍なく塗りつけ、軸を回さずに硬化するまで放置する。(それまでは、ギア
  オイルも注入しない)その後、軸を回すと、接着の弱かった側の面が剥離するが、
  軸とシールの隙間は小さくなる。
   
 
 
これで、しばらく運転して様子を見てみよう。
本当はあるまじき修理の仕方なのだが、背に腹は変えられない。
とにかく、今は使えなければ苗をダメにするばかりなのだ。
機械なんて、多少ダメでも致命な損傷を与えなければ、後からどうにでもなる。
但し、それはまだ故障に至っていないから出来る選択なのだが。

#204 今回こそ農作業 

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土日向風学校の田んぼ作業は先週末。時間は開いたが、ようやくアップ出来た。


今回は趣を変え、安西くんが撮影した写真を使おう。
参加者の表情を集めてみるのも良い。

 
 
朝、田んぼを見つめる参加者。

みなさんの田んぼです.JPG

学生・社会人・外国人・・・相変わらず幅広い顔ぶれ。
作業はアゼび補修・荒代かき・周囲の草刈り・元肥入れ。
やっぱり、みんな初めての作業ばかり。

 
 
嬉しそうに泥をすくう二人。

仲いいね.JPG

砂場で水を張って泥遊びをするような感覚なのだろうか。

#203 気疲れ

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雨が降っていても、トラクタ作業は出来る。
実は、これのみに関しては、降っていたほうが助かっていたりする。
何故なら、苗に水をかけに行く回数が、晴れている日の半分になるからだ。
 
一人だと、田んぼにトラクタを入れてしまうと、なかなか持ち場を離れられない。
ハウスは街中にあり、そこまでトラクタで通うのは非効率なのだ。
田んぼから家までの距離も1Km強。田んぼにトラクタを毎日置きっぱなしにして、
軽トラで往復すれば良いのかも知れないが、盗難やトラブルの心配もあり、
なかなかそんな事をする気にもなれない。
 

とにかく、出来る部分は、今のうちに片付けてしまおう。今日は扇型の田んぼ。


出来るだけやっとこ.JPG

ここの田んぼは1/3が深い部分なので、そこ以外を起こしておく。残りは管理機で
仕上げる。もともとの田んぼの面はガタガタなので、トラクタと言えども作業速度を
遅くせざるを得ない(オート水平/耕深制御の追従性の関係もあり)。更に、深い
所を避けるとなると、作業手順を真剣に考えてかからないと、いつまで経っても終わり
が無くなる。

そして、この上の田んぼに昇り降りするのに、落差のあるところを通過しなくては
いけない。そしてアプローチ(導線)のそばは、いきなり深くなっているため、
タイヤ一本分でも踏み外して進入しようものなら、トラクタが豪快に傾いてしまい、
横転しないかとヒヤヒヤする。この恐ろしさは、乗っている者にしか判らないが、横転
事故によって、年間何人もお亡くなりになっているのも頷ける話だ。


横転注意ゾーン.JPG

微速前進、左足は常時ペダルの上、そして、サイドクラッチはしっかりと左右連結
させ、いつでもブレーキが掛けられる状態にしておく。
場合によってはバックで超えることも念頭に入れておくこと。
少しでも、危険だと思ったら、とにかく無理せずに戻る。

上の田んぼへの昇りは一発だったが、下りは見極めが甘く、3回目でやっと降りる
ことが出来た。色々と心臓に悪い作業だ。

土日は、向風学校の田んぼ作業もあり、てんやわんや。その様子は後日アップする
として、先に通常作業から。
 
 
この3日間は、天気が良いので、とにかく作業を急ぐ。
本日のメインは、元肥の撒布。有機肥料を田んぼに撒いてから、耕して土と混ぜる。


ひっくり返して少し待つ.JPG

まだ、耕していない田んぼが目立つ。しかし、湿田対応の耕うん機とトラクタが
あればもう大丈夫。どんどん進めよう。
 
 

肥料はペレット状。これを撒くいてしばらくすると、水の中で粉状に崩れる。
そこを土と一緒に、満遍なくかき混ぜる。

手は、ここのところの泥作業でガサガサ。もはや、どんなに上等の生地に触れた
ところで、ゴワゴワの感触しか得られない。

ペレット肥料.JPG

混ぜた直後に代かきをして、田植えをすると、肥料が分解される斎に発生するガスに
イネの根が負けやすくなるので、数日間は我慢が必要。それと、有機物の分解には
温度が上がっていることも大切。しばらく天気が続けば良いが、また雨の予報。

自然相手なので、こればっかりは仕方ないが、この一ヶ月全く気を許せない。
そして、それでも失敗している。

既に田植えを行っている苗周囲の田んぼでも、

『今年は根が良くない苗が多くて早稲を植えても活着せずに流れる。』
『もう少し遅く植えた方が良いかもしれない。』
『誰それさんが、苗を100枚位失敗した。』

などという声がチラホラ聞こえる
これから先も、まだ何が起こるかわからない。慌てずに、しっかり田んぼを
作りこんでいこう。
 

#201 仕上げ 

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田んぼの準備は忙しいが、これまで同様、コンスタントにメガネ米も発送している。
おかげさまで、道の駅出荷用の分を除くと、ほぼ打ち止め状態。(5Kg程度なら
まだ対応可能)


精米機を扱うコツも、だいぶ判ってきた。
しかし、搗くものが無くなってしまうのも少し淋しい

売り切り御免.JPG

今年は、もっと沢山出荷ができるように励む所存。
個人向け発送が多い場合、次の収穫前に在庫を切らせてしまうと、どうしても固定の
お客さんが離れていきやすくなる。この辺りの調整にも、本当は気を配る必要があっ
たのだが、一年目でなかなかそうはいかない。

【ふさこがね】収穫量が極端に悪かったことも、その要員のひとつ。
しかし、皮肉なことに、この米が一番反応が良かったのも事実。

収量と食味は正比例しない。そのバランスの見極めも大切だ。

メガネ米の【ふさこがね】を食べられた方は、貴重な経験をされたのかもしれない。
こちらとしては、そんなにたいそうなものとは意識していないが、まあ結果として。

コツわかってきた.JPG

また、この精米作業ひとつを取ってみても、作業次第で米の味が変化してしまう。
20Kg以下の精米の場合、米の循環が早くなり、熱が入り易くなる。更に、搗きムラ
も生じやすいので気が抜けない。少量の注文に対応する場合、熱を散らし、米が滞る
部分が生じないようにと、常に手でか掻き混ぜている。
白米の仕上がりを良くするため、緊迫圧力を少しずつ変化させ、仕上げ運転も長めに
行うようになった。

この機種は、こういった微調整も行えるので、小型ながら重宝する。
IC制御とは言え、圧迫ダイヤルを回して伝わってくる感触はダイレクトで、アナログ
そのもの。コイン精米所では味わえない面白さがあるので、つい時間をかけてしまう。
 
 

一連のことは全て意味がある。それをこの一年間で嫌と言うほど理解出来た。
だから、それを記録することは、メガネ米を仕上げるのに等しいのかもしれない。

#200 家庭科の時間

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また寒くなって、雨が降っている。
お陰で、苗に水やる手間は少なくて済む。こんな時は、屋内でも出来る作業を
進めておく。 

前回のブログで書いた通り、苗はまだ準備する必要がある。今回は、【自分で出来る
イネ苗づくり】を紹介していこう。
 
 
 
最初に、次のものを用意する。、

苗づくりセット.JPG

・苗箱 (今回は10枚用意)
・種モミ (発芽寸前まで吸水しているか、芽が出始めているもの) 
・土 (床土と種に被せる覆土は、それぞれ専用のものを用意しても良い)
・30cm以上の直線定規
・計量カップ
・計り(計量レンジ2Kg程度のもの)
・土をすくう器
 
 
なんだか調理実習のようだが、気にせず始めよう。
 

#199 適時適作

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機械ネタと、育苗管理を分けた方が良いと考え、珍しく連投となった。
 
 
今日は暑い位の陽気。苗は水切れになりやすく、日中は、2~3時間おきに
ハウスに水やりに行かないといけない。
これが、非常に面倒。田植えの準備も併行して進めているために、作業の中断を
余儀なくされるのはやりきれない。こちらは一人しかいない。少しでも育苗に
かかる時間を節約せねばなるまい。

手間が追いつかん・・・.JPG

やはり、ハウス育苗というのは季節が深まり、苗が生長するに従って無理が生じて
くる。水やりは、手を抜けば直ぐに結果が現れるので、それなりに時間はかかる。
だからと言って、田んぼを後回しにすれば、植える時期を逃してしまう。
成長し過ぎた苗は、田植え機にかかりにくくなる上、その先の生育にも遅れが
生じてしまう。よって、来年は全て自前で苗を用意する必要がありそうだ。
 
 
そんな訳で、生育の良いものと、水切れにあたった苗を田んぼに投げ込んで
おくことにした。

君たちは、もう一人前だ.JPG

これまでに、運んだ苗は50枚。
これで、だいぶ水やりの時間を短縮する事が出来る。まだ田んぼの植え付け準備が
整っていなくとも、苗を置いておく部分だけを先に均しておけば大丈夫。
また、外気での管理では、気温が低いぶん、ハウスに並べておくより生育を遅らせる
ことが出来る。自分の場合、田植えの準備にはどうしても時間がかかるので、この方
が好都合なのである。

一気に苗を育て、一気に植えるという前提ありきで、ハウス育苗は行われている。
こちらは、それには合わせたくとも無理だ。しかし、季節に合わせれば、ハウスを
用意する必要が無いことも、判ってきた。ある程度、遅植えになる田んぼがある
事を見越して、引き続き独力で新しい苗を用意していこう。まだ、種も苗箱にも
余裕がある事だし。

#198 飛び道具

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相変わらずの機械ネタ。湿田用途に対応可能な機械について、もうい一機種
使用報告をしておこう。

これは、何処にでもある小型の耕うん機。前回紹介した機種よりは、随分とポピュラー
な存在である。これに、【スターローター】という軸の太い仕様のロータリーを組み
合わせれば、田んぼでも使えると言う。しかし、実際に使用している者から話を聞いた
事がが無い。やっぱり、自分で試してみなければ、何も判らない。
 
 

これは、移動用の動輪が無いので、田んぼに入るといきなり潜ってしまったように
見えるが、逆に言えばそれ以上潜らないということでもあるだけに、期待も
高まる。

超ダークホース.JPG

抵抗棒を一番浅くセットした上で、軽量なのを良いことに、【タ・ニ・シ】を以って
しても入れなかった深い部分へいきなり突っ込んでみる。すると、全く潜る気配も
なく、雑草と泥をほじくっていく。しかも、田んぼの中も素早く動き回れる。
これは、大したものだ。【アメンボ】か【ゲンゴロウ】とでも呼びたくなる仕様である。
 
 

#197 知られざる脅威

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引き続き、新型の湿田管理機(異常なポテンシャルを感じたので、勝手にそう
呼ぶことにした)の使用報告になる。

誰もやったことの無い試みは、とにかく作業のノウハウを短時間で蓄積しておく
必要がある。従って、改修の済んだトラクタはまだ出動させずに、とにかく使い
込んでみることにた。

まず、手で稲刈りを行って以来何の手も加えていない部分に突っ込んでみる。
全般的に深いため、おいそれとは手が出せずにいた箇所だ。

雑草あれば大丈夫♪.JPG

ここは、しっかりと雑草の根が広がっており、軽く表層を引っかくだけならば、何の
問題も起きない。しかし、いきなり深く起こそうとすると簡単にスタックしそうに
なる。アプローチには、それなりに手順がありそうだ。
 
 
そこで、同じ方向に何本か軽く通した後、今度は直角方向から進入させる。
一気に土を混ぜようとすると、泥詰まりが発生しやすくなるので、土と水の部分を
交互にしておく事で、作業している機体の周囲から速やかに水が流れ込んでくる
ようにと考えてみた。


やっぱ縦横かけ.JPG

この目論見は成功。多少深くても、潜らずに耕深も安定する。
水を張った田んぼで管理機を使用する場合は、やはりこれが鉄則。
仕上がりも良い。 

#196 手応えあり

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今日も晴れ。
これは絶好の田んぼ日和。この間、湿田に対応出来るよう組み替えた管理機を、
試してみることに。
 
 
 
まずは、水をよく含んで重たくなった土の耕起を試みる。
補助輪だけでは、すぐに沈んでしまい、まともに作業出来なかった条件だ。

荒起こししてます.JPG

お、沈まない。土も重たく、ダマでしかひっくり返せないが、とりあえず作業を
する事は出来る。しかし、負荷も高いようで、思ったほどははかどらない。
と言うか、こんな劣悪な条件で、小型の機械を使う方が無謀なので、作業可能な
だけでもまともと言えるだろう。
 
  
 
そうこうするうちに、外側の車輪と補助輪の間に土が詰まり始める。

ここら一帯の土は粘土質なので、水を含んでいると塊が出来やすい上、やたらと重い。
放っておけば、ひっついた土で、車輪の重量は数倍になる。すると、機械の重量が
増えて機体は地面に潜りやすくなっていき、機械への負荷も上がって作業に影響が
出てくる。その様子を確認するため、暫く土を取り除かずに作業を続行した。結果、
機械の取り回し、耕うん作業は徐々に困難になるものの、土が完全に詰まってしまっ
ても、スタックする事は無く走行可能だった。想像以上に、走破性が高く、これには
驚いた。

そればらばと、調子に乗って、清水の涌く深いところに突っ込んで完全にスタック
させてみたが、バックさせながら、強く引っ張れば、人力で脱出可能。
ディーゼルの管理器のがスタックした場合、なかなかこうは行かない。 
 
重たいよ~.JPG

しかし、過信は禁物。土が詰まった状態での作業は、駆動系全てに必要以上の
負担がかかる。今回は、飽くまでも検証のために行った作業であり、普段からこの
ような使い方ばかりしていれば、そのうちに駆動軸が折れるなり、チェーンが切れる
なりの故障が起こると思われる。その前に、ホイールのピンが切れて他を保護する
構造にはなっているものの、イレギュラーな作業には、常にメーカーが想定する以上の
負荷をかけていると思っておいて間違いは無い。

#195 今度は水切れ

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朝7時に、苗に水をかける。

そして、正午過ぎまで親分の田植え作業を手伝った後、また水をやりにハウスへ戻る。


すると、葉の一部が、針金のように細くなっている。これは完全に水切れ。
昨日までの天気とうって変わり、今日は快晴。油断もスキも無い。

こtrは痛い.JPG

慌てて水をかける。水切れの時間が短時間ならば、しばらくしてから回復する
事もあるが、被害範囲の広い部分は、完全に回復することは無いだろう。

#194 意識の指標

寒い上に、まだ雨が降っている。
こんな日は、早めに記録をしておくのも良い。

それで、またしてもこんな写真。ゴミの整理に追われている。
 

燃えるゴミのみ.JPG

投棄した者への憤りは、既に出したので、もう書く必要は無い。今は、ただ黙々と、
ゴミの仕分けと、集積場への運搬をこなすのみ。もう慣れたもので、非常に落ち着いた
気持ちで作業が出来ている。

雨で田んぼに出れないので、仕方なくゴミをいじっていた訳だが、冷静にゴミを眺めて
いると、気付くことがやたらと多い。それらを忘れないうちに書いておこう。

#193 衣重ね

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4月になってから、右手の小指と耳たぶにしもやけが出来た。しかも、まだ
治らない。毎日冷たい水を触っているとは言え、どうも寒すぎる。

 

今日の夜は更に冷え込むという予報。
苗が、寒さに当たらないか心配だ。

夕方を待たずに、シートを被せに行く。

2重シート.JPG

ふさおとめの苗は、だいぶ緑色になってきたものの、まだ小さい。
シルバーのフィルムの上に、更にもう一枚透明のものを掛けてておいた。
 
 
コシヒカリは、月初にも寒さに当たっているので、ある程度耐性が出来ている
かもしれないが、こちらにも一枚被せておいた。

耐えてくれ.JPG


葉が、ここでダメージを受けると、再生に時間をとられてしまう為、植え付け
以降の生育に影響が出てくる。前回の失敗もあって、植えられる苗はもうこれだけ。
完全に枯れたり、病気に冒されない限り、この苗を使うしかない。植えてからの
管理も大変だが、こんな状況だと、育苗の方が神経を使う。
 
 

そして、寒さにも負けない丈夫な苗の育て方を学びたい。この間、向風学校のみんな
で作った箱は、生コン事務所の中管理しているが、順調に芽が出揃ってきた。
これらは強いイネになるよう、ハウスよりも厳しい環境で育ててみよう。
 
 

ニュースでは、この寒さによる野菜の高騰が取り沙汰されている。また、ウガンダに
いる友人から今日かかってきた電話によると、アフリカでも旱魃が続き、ほとんど
雨季が無いという。ヨーロッパの火山灰も、作物に何らかの影響がありそうだ。
 
 

自給用の野菜を、もっと畑に植えておいても良いだろう。
 
 

作物の価格安定を訴える事も大切だが、こういった時、消費者が少しでも自ら野菜を
育てようとする動きも必ず活発になる。それが、稲作にまで波及してくれれば良いの
だが、まだそれも難しいようだ。

田んぼ一反分程度なら、苗作りも、田植えも稲刈りも、特に機械が必要という事は
ない。耕うん機が1台だけあれば、一家族の人数で充分に管理が出来る。
食料不足になってから騒ぐのでは不安を煽るだけ。そんな事実も少しは報道すれば、
積極的に安心を求めようとする人も増えるのではなかろうか?

#192 一筆入魂

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道の駅が開店してから3週間弱。
メガネ米の売り上げは、ぽつぽつ。週末になると2~3袋売れ、平日はほとんど
動きが無いが、それでも予想通り。初回に出荷した2Kg15袋のうち、9袋が
売れたので、夕方に補充に行く。

あまり動きが良くないのは、白米。
白米は、ライバルも多く、20日経過したら引き揚げないといけない決まりなので
残った2袋を持って帰ってくる。その直前にもう一つ売れたので、まだいけそうな
気もしたが、決まりなので仕方が無い。
 

俺色をもっと出す.JPG

今、力を入れるなら、陳列期間が60日と長い玄米の方。今回の出荷は玄米のみ。
商品の動きを良くするには、やはり、パッケージやポップなどを充実させる他は
手が無い。それが整ったら白米の出品を再開することにしよう。
 
 
初回出荷の袋は、手間はかかっているものの、単色且つシンプルなデザインなので
他の出品者が使っている既成の袋の方が目立つ。これはかなり悔しい。

対策として、今回の袋は、ステンシルの図案の線を太くし、更に、様々な図案を
描き加えた。写真の絵は、千葉の民芸品であるぼっち笠。
これで、ドジョウ・イネ2案・山と月・ぼっち笠と、バリエーションが拡がった。

しかしこの袋、もはや量産仕様でも何でもない。普段送っている5Kgや10Kgの
袋と手間が全く変わらない。このままだと分が悪い。早くステンシル図案を充実させ
なければ。そうだ、ゴム判も掘ろうと思っていたが忘れていた。
 
 

コシヒカリの苗が、だいぶ生長してきた。
これ位伸びれば、寒さや熱さにはやられにくくなるが、 吸い上げる水の量も
多くなり、毎日の水管理もシビアになっていく。
苗の生長がマチマチだと、どれも同じようにという訳にもいかない。
 
 
そう、コシヒカリの苗に使用した培土は3種類。それぞれの育ち方に変化が出て
きたので、見比べていくことにしよう。
 
 
 
まずは、生えている様子から。

軽量ゾーン.JPG
 
ここは、軽量培土の区画。
苗の丈も、土の湿り気も適度。軽いから水もちが良くないということは無さそうだ。
割とサラサラの土だったので、最初は周囲のみなさんもそれを心配していたのだが、
これには驚いていた。 
 
 
 
次。手前がモニター2品目、奥が量販店で買ってきた普通の培土。


手前パール 奥普通.JPG
 
良く見ると、手前と奥で、苗の丈と葉の色が異なるのが分かるだろうか?
 
モニター2号は葉に勢いがあり、色も濃い。
量販ものは、それと較べると幾分か成長が緩慢のようだ。
 

#190 自発の居残り勉強

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ふさおとめの芽出しが無事に済み、またハウスに並べる。

昨日はとても寒かったのに、今日の昼は汗ばむ位の天気。
気を抜くことはできない。

ふさおとめさん.JPG


一方、発芽のそろいが悪く、芽出し機に戻しておいたあきたこまちを見てみると。


向風学校スタッフによる、4月度の作業。
 
 
まずは、先日の第二田んぼ(長期の未耕作地)を確認。

不耕起でいくか?.JPG

前回、徹底的なヤブ刈りと清掃を行ったので、新たなゴミの投棄は無い。
引き続き雑草の処理・アゼの修正・栽培する品種の選定・肥料の用意等、やる
ことは沢山あるが、飽くまでも、彼らが主体的に管理を覚えていかなければ
耕作する意味が薄れてしまう。

と言うわけで、第二田んぼの管理については、スタッフの吉富くんにリーダーを
してもらう事に決定。不耕起・直播や混植・遅植えなど、興味のあることがあれば
試して見ると良いだろう。勿論、作業面では全力でバックアップします。
 
 
第一田んぼは基本的な栽培。第二たんぼは実験。
田んぼが二枚あると、楽しみ方は数倍になる。あとはとっ散らからずに、どこまで
面倒を見れるか、今後とも気合を見せて欲しい。

#188 牛馬の代わり 

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アゼの修正作業が続く。

ここは、比較的乾きやすい田んぼなのだが、ここのところ続いた雨のせいで
ぬかるんでいる箇所が多い。


ここはきつい.JPG

作業途中で、やはり潜って動かなくなる。
仕方ないので、田んぼの中で補助輪を装着。
 
 
しかし補助輪が付いていても、無理なところも多い。
泥は、車輪とタイヤの間にびっちりと挟まり、なかなか外れてくれない。
補助輪のヒレも、タイヤの溝も泥が詰まってしまえば、牽引力が無くなる。

標準よりも、タイヤと補助輪の感覚を開いて使用する方が良いかもしれない。

#187 草刈りマニア講座

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昨日から晴れ。友人が手伝いに来てくれたので、ここぞとばかりに作業を進める。
 
 

今日の午前中は草刈り。
修正する前のアゼに雑草が残っていると、いくら土を被せても滑って崩れ落ちて
しまうので、事前には入念なトリミングが必要だ。
また、土手にもだいぶ草が生え始めている。放置すると、田植えの頃には相当に
生い茂り、刈るのが大変になってくるので、早いうちに叩く。
今のうちから処理しておけば、成長を遅らすだけでなく、刈った草の残渣が
地面を覆うので、若干ながら後から生えてくる草を抑える事が出来る。
 

草刈日和.jpg

人が来た時に、機械が複数台あると、作業の割り振りがとても楽になり、効率も
良くなる。気持ち的には、刈払機がもう2本位あっても良いかなと思う位だ。
尤も、もう新しく購入する余力は無いのだが。この手のものは再生も容易だ。
放置不動になったものを探してきて修理して使うのも良いだろう。
 
 

まだ寒い日が続く。
芽もなかなか出揃わない。それでも、コシヒカリの大半は二葉まで出たきた。
これで日中はシートを外せる。それでも夜は寒さにやられないように、夕方
前には水をやってからシートを掛け直さないといけない。

伸びてはきたけど.JPG

本当に、こんなに雨と寒さが続くは思わなかった。無事に育ってくれるだろうか。

 
やはり、揃わない苗箱もチラホラ。

ところどこが・・・.JPG


芽出しが甘かったのか、並べてからの温度分布にムラがあるのか、種が偏ったか。
なんとか他に追いついてくれれば良いのだけれど。

トラクタは、まだ加工から戻ってこないが、いつもの農機屋に頼んでおいた
別の機械が午前中に届く。到着までの間、土間の機械を追い出して掃除。


機械がやたら増えた.JPG

外に並べるたびに、物が増えたことを実感する。そして出費も嵩む一方。
いよいよ置き場所が無い。早く作業小屋を建てなければ。

#184 まさかの同志

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竹NPOのスタッフと、先日電話で話をした。
 
 

スタッフ 『そういえば、人を探しているお米農家さんがいるんです。』

太郎   「え、どんな農家さんなの?」

『まだ僕も会ったことは無いんですけど、兼業の方です。栽培規模が五町分で、
 現在は無農薬栽培が一町分。残りが減農薬栽培。ゆくゆくは全て農薬を使わず
 に栽培したいって。』

「兼業で無農薬の五町分は相当大変でしょう。どんな田んぼかにもよるだろうけど。
 場所はどこ?」

『うち(竹林整備現場)から近いです。車で10分くらい。』
 
 
「!!」 

 あの地域なら、多分谷津田だ。俄然興味が湧いてくる。


「それ、すごいな。」

『それで、現代の稲作状況にも不服があるようで、良いお米を栽培して、自分達で
 売っていきたいって話です。そのために、一緒に栽培や販売をやる人がいないかと
 探しているんです。』
 
  
なんだか、どこかで聞いたような話。そして恐ろしく気合の入った方のようだ。
これは確かめるしかない。
 
 
「じゃあ一緒に会いに行ってみよう。」


幸にも、翌日OKとの返事が来る。今日訪ねることができなければ、訪問は田植え
後の来月末になってしまう。今日は雨で、まともな作業が出来ないのも助かった。
 
 
朝、苗を確認してそのまま現地へ向かう。


事務所も建造中.JPG

見るからに活発そうな明るい農家さん。早速上がらせていただき、お話を伺う。
そして判ったのは、考えて実行しようとしている計画が、ほとんど自分と同じで
あったという事。更に、その規模も壮大なものだった。

物凄く手短に説明するならば

【意欲のある若者を募り、稲作を中心とした栽培技術・機械・資材・居住面でも
 強力なバックアップ体制を敷いた上で農地を任せる。そして、お米を適正な
 価格で協力して販売し、利益を上げることで新たな就農者を定着させて、その
 土地の農業を存続させる】

というもの。飽くまでも、人を育てて先へ繋げていくという考え方である。
また、ご本人は近い将来に現在の仕事を終え、これに専心する構えだ。
 

そう。この一年間で、自分は新規で稲作を始めることの困難さを身を以って知った。
こんな仕組みがあれば良いのにと、常々思っていたのだ。なにしろ新規就農に関する
制度は、こう言っては申し訳ないのだが、【新規の稲作自体を想定していない】のだ。
コメが余っていて農家も儲からないのは判るが、主食にそんな扱いをされてはあまり
納得出来るものでは無い。
 
 

『新規じゃ出来ないから止めな。』 この一言を何度言われたか。
 
 

みなさん、余りにもさらりとこれを言い放つのだから、こちらの悔しさも尋常でない。
どうしても、こんな機会があるとその鬱積がつい一気に噴き出てきてしまう。
 

うかうかしていると、全国の中山間地にある圃場の放棄は更に進み、栽培技術の
伝承も出来なくなる。そうなったら、ある時にコメの需要が伸びたとしても、
いきなり対応は出来ないのだ。ならば、例え就農しないまでも、ヤブを田んぼに
戻したり、小規模でも良いから栽培するといったスキルを持つ者が増えたって良い
のではないだろうか?
 

【中山間地意外の農地で、集約管理を徹底すれば自給率が上がる】という考えは、
エネルギを他方に依存している実態や、資本投入と回収といった観点から見てみると、
農業で最も大切な【持続性】という面だけでも、まだいくつかの疑問が生じてくる。
そして、その事について声を大にして指摘する人はまだ少ない。
全体的に食料需要への危機感が希薄な状態が続いたまま、安全性への不安だけが
先行している。
 
 
エネルギを大量に投入して栽培した作物は、石油が化けたようなもの。それを以て全てが
自前のものだとは言い難い。
そして、低コストで大量に育てられたものは、例え害が無くとも、その栽培過程や、
育てた者の意思が消費者に伝わりにくくなる事も事実。栽培方法や加工方法によっては
下手をすれば、工業製品と同じように見られかねない。しかし、どんなに有難みや興味が
湧かないものであっても、農産物は、人間と同じ生物である。人間の都合に挟まれた挙げ
句、ただの【物】として見られてしまう生き物とは、何とも不憫である。

だから、資本を大量に投入しても、【売り物】にならなければ簡単に見切りをつけられて
しまう事も起こりかねない。もしも資本が撤収してしまったら、残された広大な農地は誰が
管理するのか。
 

また、商品のラベルに栽培履歴のURLやバーコードを表示するという義務があるのは、
法に準拠した作業を栽培から流通に至るまで遵守している事を消費者に示す必要がある
からだが、それは安全を確認する方法の一つに過ぎない。しかし、店頭販売では、あた
かもそれが安全を証明する唯一の手がかりとして受け止められる事になる。もしも、
それに対して疑問を抱かれるような事態が訪れれば、法はたちまち単なる事務的な処理
へと変化してしまう。それでは、いつまで経っても誰も安心などしてはくれまい。
無論、安心できないものを高く買う者がいるはずもない。そうして悪循環に陥ってゆく。

だから、作物に対する生産者と消費者の意識を、出来るだけ近いところまで持って
いかなければいけない。そのために出来る事は何だろうかと、しきりに考えていた。


  
その回答として、自分は【栽培することに興味がある】という人を受け入れる事に
したのだ。その考えの、更に上を行くものを目の当たりにして、感動せずにはいら
れない。そんな準備をこの農家さんが一人で開始しているのには、ただ驚嘆する
ばかり。しかも、その方は同じ県内にいたのだから、やっぱり世の中捨てたものでは
ない。
 
 

それで、現在は新たな集落営農の形態を構築するために、まず設備を整えている所
だとおっしゃる。そして、その目的は、後継者の育成のみではない。高齢化と後継者
不足から田畑を管理しきれなくなり、管理をライスセンターに依頼する農家が増え
続けているという地域の事情も鑑みてのこと。この地のライスセンターは、もはや
パンク寸前の状態だとか。


ライスセンター計画中.JPG

それで、まず用意したのは乾燥機が3機。
将来、張り込み石高が増加することも予想して、いずれは別に天井の高い作業場を
設けるつもりとの事。

また雨が降りそうなので、急いでアゼを修正する。
今日出来たのは、田んぼ3箇所。

今日も地味だぜ.JPG

他所の田んぼは、たいがいトラクターのあぜ塗り機を使っているが、こちらは管理機と
手作業。ただ、今くらいの規模ならこれで充分。アゼ塗り機はまだ必要ない。
操作にもだいぶ慣れてきて、機械にかける負荷も少なくなったようだ。

#182 綿毛の気持ち

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静岡のミカン農家の山梨さん(随分とややこしい)が、タイで撮影した写真に手紙を
つけて送ってきてくれた。

これは本当に嬉しい。作業にかまけて、なかなか返事も出来ずにいる自分は情けない。
このような心配りの出来る人間になりたいものだ。

けむりなかま.JPG

手紙には、山梨さんたちが毎月発行している機関紙載せるので、旅行記を何回かに
分けて送って欲しいという依頼もあった。本当は、先月末に送りたかったのだが、
それも出来ずに、昨晩は夜遅くまで頭をひねる。
 

書きながら、遠くにも仲間が増えてきたのだなと感じる。
 
 
旅に出るというのは、仲間を増やすこと。
仲間というのは、協力しあうもの。
協力しあうと、何かが育つ。
育つから、種が出来る。
種が出来るから続く。
 

種は旅をする。綿毛になって空を飛んだり、鳥や獣ににくっついて運ばれたり。
旅先の空気や水、砂粒、他の生き物、森羅万象がおともだち。
だから、自分も空気や土を作って他を育てる。
枯れたっていいや。種が残るのならば。
 
 
不意に、そんなことを思う。
 
 

【育てる】と【育つ】
【教える】と【教わる】
 
 
これは、協力関係にあるもの同士から見れば、まったく同じ意味なのだろう。
素直な気持ちとして、みなさんのお陰で、いつまでも経っても育ちっ放しである。
 
 
 

時に、このブログにはRPGでパーティを組まず、単独で魔王に挑むような悲壮さと
いうか修行感があったような気がする。どだい、それではラスボスは倒せない。

こうやって考えれば、今後は別段それを強調する必要も無くなるだろう。
仲間はちゃんといるのである。

#181 頭のネジ巻き

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昨日、芽出し機から苗箱を取り出し、ビニールハウスに並べた。
まだ生え方がマチマチだが、今年も栽培が始まったという実感が湧いてくる。


芽がチラホラ.JPG

軽トラにそっと積む。衝撃を加えたり、重ねた状態でこじったりすると、土や
モミがずれてしまう。そうなれば、田植え機にかけた際に欠株が生じ、作業効率が
落ちる。とにかく気が抜けないので、箱の重さも忘れる。ただ、どちらかと言えば
苗箱の淵が指に食い込んで痛いことのほうが気になる。

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