田んぼ内の除草作業は、先週から進んでいない。
そうこうしているうちに、だいぶ雑草の背丈が伸びてきた。
仕方ないので、大株になってしまっているものは手で引き抜く。

イネに紛れて生えているオモダカは、実家にあった小さな池に生えていたので
割と好きな部類。 (好きな雑草というのも妙な感じだが)
でも、多すぎるのでやっぱり抜く。
一方、嫌な雑草はというと・・・。

キシュウスズメノヒエ。
こいつは手強い。なにしろ、アゼのキワから田んぼに侵入するし、田んぼの中からも生えてくる。
放置すれば、マット状にびっしりと広がって除草やイネ刈り作業の妨げとなる。
再生能力も高く、むしっても切片の節から根を出して増える。刈払機で、アゼを刈る時は
よく切片が田んぼに入って流れていってしまう。
冬も枯死せず、根っこで越冬する。春、トラクターのロータリーなどに、この切片がくっついて
広がることが多いので厄介だ。
とにかく、これが田んぼに侵入してこないように、いつもヘリを見回っている。
【紀州スズメの稗】 という和名なので、在来の雑草のように思えるが、実は北米からの
外来植物。日本では飼料作物として九州で研究・利用されていた。
1924年に、和歌山で見つかったのでこの名前がついたとか。
ちなみにこれの4倍体は【チクゴスズメノヒエ】と呼ばれている。
さて、自分もよく考えると雑草みたいなものかもしれない。
違う土地からここへやってきて、根っこを張ろうとしている。
特にはまだ何も実らせていない。
ただ、みなさんに疎まれぬよう、おくゆかしく過ごしたいと常に思っている。
帰化植物は、北米原産のものが多い。しかも強力なものばかり。
アイツらみたいに厚かましく生きれたら、もっと出世もできようか。


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